かねてより、日本は安全で犯罪の少ない国と言われております。
ところがどっこい最近は…というのが、この手の日本の斜陽を描く文章の常套手段となっておりますが、こと犯罪率においては、我が国は先進国の中でも他の追随を許さない圧倒的な低さを維持しております。
法務省が公表している「犯罪白書」では日本の治安の良さを数値的に裏付ける統計が掲載されており、近年、GDPや平均所得、出生率などで他国に水を開けられまくっている我が国では考えられないほどの隔絶した数値を見ることができます。
さて、そんな世界に冠たる安全国家を影で支えているのが、民間自警団と言われています。
コロナ禍でも「マスク警察」「自粛警察」といった自警団が生まれました。
相互監視社会の息苦しさという負の側面ばかりが注目される彼らですが、「おい!マスクしろ!」という怒号は、コロナウイルスとともに、潜在的犯行をも一刀両断しているのです。
兄はこの春、自宅警備員から自粛警察に転職しました。
これを英語で言うと…
This spring, my brother changed jobs from a security guard for his own house to the self-restraint police.
Point: 自粛警察 = Self-restraint police
他の言い方として、自粛 = voluntary restraintでも表現もできます。
Voluntaryが自主的、restraintが制限 を意味します。
自粛ムードを表現したいときは、moodをつけて self-/voluntary restraint moodで表現します。
自粛ムードという文化があまり無い海外では、新型コロナにおける自粛はsocial distancing =「ソーシャルディスタンスをとる」 と表現されているので使い方には注意しましょう。
「self-restraint police」、ぜひ使ってみましょう。それではまた次回!
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