9月22日(火)21時よりスタートする、福士蒼汰主演、フジテレビ系5週連続特別ドラマ『DIVER-特殊潜入班-』 に、片瀬那奈、浜野謙太、正名僕蔵、中山義紘の出演が決まった。

この作品は、「グランドジャンプ」(集英社)で連載されていた人気漫画「DIVER-組対潜入班-」(大沢俊太郎)が原作。福士が演じる主人公の黒沢兵悟(くろさわ・ひょうご)は、かつては警察も手を焼くほど巧妙な手口を考え出す犯罪者だったが、その異常なIQ・判断力・身体能力が認められ、極秘で結成された「潜入捜査チーム(通称D班)」の一員となる。その仕事は、悪の組織に潜入して情報や証拠をつかみとる、ともすれば命を落としかねない特殊捜査だ。

ついにD班フルメンバーが明らかに!片瀬那奈が闇医者、浜野謙太はホワイトハッカー

片瀬那奈が演じる皆本麗子(みなもと・れいこ) は、神戸・元町の開業医。しかし診療所には看板もなく、診察を行うのも深夜。その患者のほとんどが裏社会の人間という、いわゆる闇医者だ。

片瀬は「D班は、命の危険と隣り合わせの捜査ばかりなので、D班の医者としての役割として、負傷したときの治療はもちろん、心のケアもするようなチームのお母さんでいようと心がけています」とコメント。

傷を縫うシーンなど、医療器具の使い方や縫合術の医療監修指導を受け、役作りに挑む。「縫合の所作が難しくて何度も練習しました。先生にもとても熱心に教えていただいて、本番もしっかりできましたし、今では手が覚えています」と明かす。

主演の福士とは初共演。「イメージどおり、とっても笑顔の素敵な方ですが、芝居になると、兵悟の役柄もあってガラっと変わってダークな男に。そのギャップが素晴らしいです」と、印象を語った。

浜野謙太が演じるのは、同じくD班のメンバーで、ITや機械に強く、ハッキングを得意とする超理系男子・宮永壮一(みやなが・そういち)。

ホワイトハッカーである宮永は、その機密情報を得る能力を買われ、D班の一員に。高度なサイバーテクニックを駆使して、数々の事件の糸口をつかんでいく。

役どころについて浜野は、「兵悟とはノリも育ちも性格も違いますが、ポリシーや自負を超えた、ただただ集中した地点=“ゾーン”で一緒になれる仲間だと思います。一部、D班のメンバーと結託するところはあったとしても、それ以外のノリが合わない、どこかウザい感じが出たらなと思っています」とコメント。

D班メンバーや撮影の雰囲気について「関西のリアルに忠実になりつつ、クオリティの高いものを作ろうとしている現場スタッフの、焼けるような熱意を感じています。おかげでキャストたちも充実感の中で大いに楽しんでやっていると思います」と語った。

兵庫県警組織犯罪対策課 課長役に正名僕蔵、その部下に中山義紘

正名僕蔵が演じるのは、安藤政信演じる伊達直哉の上司で、兵庫県警組織対策課の課長・鏡光一(かがみ・こういち)。県警本部長である阿久津洋子(りょう)にゴマをすり、組織犯罪対策課の部下である伊達には、強気に陣頭指揮を執ろうとするも、どこか空回りしている役どころだ。

正名は「今回のドラマでは、私が一番ガチャガチャした役かもしれないですね。手のひら返しをする中間管理職のズルさ、そうせざるを得ない悲哀みたいなものを面白がっていただければと思います」と話す。

そんな正名が演じる課長・鏡の下で犯人逮捕のため現場を走り回る若手刑事・大山崇を、関西を拠点に活動する劇団Patchに所属する中山義紘が演じる。

劇団Patchは12人の俳優たちが所属し、ドラマや、いわゆる2.5次元系の舞台などで活躍の場を広げており、中山も「スカーレット」「べっぴんさん」「あさが来た」など、NHK連続テレビ小説に多数出演。民放連盟賞を受賞したカンテレ制作の関西ローカルドラマ『大阪環状線 ひと駅ごとの愛物語 第3話 大正駅「新しい海の出現」』 にも出演していた。

今回、初の民放全国ネット連ドラでレギュラー出演することについて「火9ドラマに出演できることが本当にうれしいです!安藤さんも正名さんも、すごく熱のある方々ばかりで、刺激を受けています」とコメント。

共演シーンが多い正名について「僕は(正名が所属する)大人計画の大ファンで、役者になりたいと思うようになったきっかけでもあるので、正名さんとご一緒できるということがとてもありがたいです。休憩時間にも、『あの舞台の時、どうだったんですか?』と、舞台の裏側を教えてもらったりしています」と話す。さらに、正名に関西弁を教えているといい、「鏡のセリフは強めの関西弁なので、『なんでやねん』のイントネーションなどアドバイスをさせていただたいています」と明かし、正名も「中山くんが大人計画を見てこの道に、というのは本当にうれしい話ですね。一緒に芝居をしながら、相手の方言をチェックするというのは、相当面倒なことだと思いますが、それを引き受けてくれてとても感謝しています。お互いにとってお互いが先生のような関係です」と話した。

<片瀬那奈 コメント>

全5話すべてが見どころです。アクション、だまし合い、仲間、正義か悪か…1話ずつにドキドキハラハラが濃厚につまった『DIVER』にご期待ください!

<浜野謙太 コメント>

ヒーローがもはや歯の浮くような正義感でしか成立しなくなっている昨今、一見すると闇に落ちているような主人公・兵悟が見ているものは何なのか、宮永も気になるし、感情移入したり、突き放されたりするみなさんは、きっとズブズブ引き込まれるはずです!

<正名僕蔵 コメント>

私たち組織犯罪対策課は、D班のことを全く知らずに動いているんですが、ドラマとしては裏の筋を担っているかなと思うので、その部分も見ていただけると幸いでございます。

<中山義紘 コメント>

緊迫感のあるシーンが多いドラマですが、そんな中でも個性の強い鏡課長と、それをちょっと小馬鹿にする部下とのやりとりで、ちょっとした息抜きになれたらいいなと思います。

<ストーリー>

兵庫県神戸市――。急増する犯罪組織に対抗するため兵庫県警に秘密裏に設けられた「潜入捜査」チームがあった。通称「D班」と呼ばれ、悪の組織に潜入する“DIVER(ダイバー)”たち。命を落とす危険と隣り合わせの仕事だ。

「最強の潜入官」と呼ばれる捜査官・黒沢兵悟(福士蒼汰)は、犯罪者逮捕のためには仲間をもだまし、多少の犠牲もいとわない冷酷非道な「最凶の男」。七変化しながら悪に近づき、悪に手を染めながらも、自身の正義で悪を駆逐する。

D班の一員として潜入捜査に挑みながら、父の死の真相を追う佐根村将(野村周平)。潜入捜査の指揮をとる伊達直哉(安藤政信)。そしてその特殊潜入捜査チーム「D班」を招集した県警本部長・阿久津洋子(りょう)の真意とは…。