<くりぃむしちゅー コメント>

左から)上田晋也、有田哲平

――収録はいかがでしたか?

有田:さすがにみなさん、ご自分の長い芸能人生の中から選び抜いた面白映像を出品してくれているので、どれも見応え十分でしたね。しかも、当時ひそかに本人が抱えていた思いだったり、舞台裏での出来事だったり、そういったエピソードを聞きながら見ていると、より面白くなってくるんですよ。

上田:そうそう。「実は、あれが自分の芸風のルーツになっているんです」みたいな裏話を聞くとね、その人の魂というか、ほとばしるような熱いものを感じて、ついつい見入っちゃいますよね。

――今回、上田さんのルーツも明かされましたね(笑)。

有田:はい、やっと見つけました(笑)。

上田:いやいや、あれは違うって!ルーツどころか、そもそも記憶に残ってないから。

有田:(笑)。いずれにしても、“ウケた瞬間”というコンセプトさえ守っていれば何でもありの番組になってきてますよね。その分、僕の夢である“週1のレギュラー化”にどんどん近づいてきていると思います。

上田:ただ気になるのは、第1弾と比べると若干、下ネタが多かったかなっていう…(笑)。

有田:いや、芸人ってね、追い込まれるとどうしても下ネタが出てくるもんなのよ(笑)。それこそ“ウ○コ”とか“チ○チ○”とかって、すべての芸人のルーツだと思うんだよね。子どものころは、みんな、そんな単語を聞いただけで大笑いしてたわけだから。そこはもう、あらがえないでしょ。

上田:そうだね。考えてみたら、俺も自分が小さかったころ、どうやってみんなを笑わせてたかっていったら、お尻を出すか顔芸か、どっちかだったもんな(笑)。

――最後に、『芸能界ウケ宝映像グランプリ』の見どころを教えてください。

有田:“視聴率が高かった瞬間”とか、“視聴者がもう一度見たい瞬間”を紹介する番組は、割とよくあると思うんですけれども、この番組では、芸人自らが選んでいます。世間ではまったく知られてないかもしれないけど、本人の中では、これが一番ウケたんだっていう。ここがミソでございます。プロの芸人が、「このときの自分は面白かった」と恥ずかしげもなくプレゼンしている、臆面もなく自薦している(笑)、そのさまを楽しんでいただければと思います。

上田:テレビをご覧のみなさんも、例えば高校時代の同級生と飲みに行ったりすると、だいたいいつも同じ話になるじゃないですか。「入学式のとき、こうだった」「部活の合宿に行ったとき、こうだった」みたいな。

でも、そういうときって、たいてい「おまえがこんなこと言ってた」とか「あいつがこんなことやってた」っていう話になるでしょ?でも、それをあえて自薦でやってみたら面白いと思うんですよ、「実は俺は、こう思ってたんだ」とかね。そうすると、いつもとちょっと違う角度の話ができたりするんじゃないかなって。そういう意味では、この番組も割と新しい角度のトーク番組になってると思いますね。

有田:確かに。もういっそのこと、“自薦”というものがブームになったらいいのにね。

上田:でもそうなると、俺の映像だけ有田が選んでるの、なんかおかしくない?ほかは、全部自薦なのに、俺だけ他薦っていうのは、ちょっと納得いかないわ(笑)。