10月11日(月)フジテレビ系新月10ドラマ『アバランチ』の取材会が行われ、綾野剛、福士蒼汰、千葉雄大、高橋メアリージュン、田中要次、木村佳乃が登壇した。

本作は、主人公・羽生誠一(綾野)が所属する謎に包まれたアウトロー集団・アバランチの活躍を描き、人々の正義感に訴えかける劇場型ピカレスク・エンターテインメント。

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ポスタービジュアルをはじめ、ヴェールに包まれている部分が多い本作。「脚本を読んだ印象」を聞かれた綾野は、「謎だらけにしなければいけない理由がちゃんと台本にあって、特に山場の部分からの撮影が多かったので、どうしても(それを話すと)ネタバレになってしまうということで、提供できる映像がなかったんです」と説明。

また、「連続ドラマですので、脚本に1本縦軸がしっかりとあるのは感じましたし、『作品の中で生きている共演者や、ゲストのみなさんがきちんと描かれている台本だな』と。言葉ばかりが先行しているのではなく、しっかりと感情で紡いでいる台本だと思いました。なので、役者は言葉を生業にしている職業だと思われがちなんですけど、『感情を生業にしている職業なんだな』と、あらためてこの台本を読んで思いました」と語った。

千葉は「(綾野の方を差しながら)左に同じなんですけど(笑)。登場人物たちは、組織の人間ではあるんですけど、しっかりと血の通った人間像が描かれていると思いました。すごくやりがいがあると感じています」と続けた。

木村は、「綾野さんのおっしゃる通り、物語に1本の筋が通っています。そして、毎回ゲストの方が来てくださって、いろいろなことが起こるのですが、勧善懲悪の『誰か悪い人が捕まった。めでたし、めでたし』というのではないんです。それぞれに理由があって、『なぜ、このようなことに手を染めてしまったのか』というのが、深く描かれています」と解説。

重ねて、「すごく繊細な内容もありますので、『これをネットドラマではなく、民放で流せるのかな?』と最初台本を読んで思ったんです。『これって、ピー音(自主規制音)が入るんじゃ…』と思うくらい、攻めた内容になっております。非常にスリリングな脚本です」と自信をみなぎらせた。

福士は、「登場人物が魅力的だなと思いました。登場人物がみんな自分の道を歩いていて、その中でドラマや事件が起こるつくりになっているので、登場人物一人ひとりに見ていて感情移入をするなと。あとは、客観的に見ても綾野さんの演じる羽生がかっこいいなと思いながら、横で見ています」と笑顔で明かすと、隣で聞いていた綾野は「うれしい~」と喜んだ。

撮影現場の雰囲気を聞かれると、綾野は「撮影は本当に楽しいです。撮影現場での僕をスタッフとかが『フェニックスモード』って呼んでいて、ずっと撮影していられる状態と言いますか。とにかく楽しいです。最近の撮影はバラバラだったので、(共演者の)みんなに会うと元気がもらえますし、本当に楽しい!毎日、撮影のことを考えていて、その時間も幸せです。この状況下で撮影できているのは奇跡だと思いますし、大切にみんなで繋いでいけたらと思います」と熱弁。

また、今年1月に公開された映画「ヤクザと家族 The Family」の藤井監督と2度目のタッグを組むことについては、「こういった形でまたタッグを組めるとは思っていませんでした。ただ、ドラマや映画とかいろいろありますけど、そういう垣根を僕はあまり特別視していなくて、このチームで最善を藤井監督は考えてくれているので、特に第一話は『藤井道人監督劇場だったな』と思います」と笑顔で明かした。

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