音楽を通じて仲を深めた3人――くっきー!(野性爆弾)、斉藤和義、小峠英二(バイきんぐ)が『ボクらの時代』(フジテレビ)に出演。くっきーが小峠の“裏切り”を報告するなど、音楽、お笑い、学生時代の思い出話で盛り上がる。
「ボーカルはできない」と言っていた小峠がテレビで…
くっきー!:これ、何しゃべります?
小峠:そうですよね。
斉藤:何を…。
小峠:でも、音楽ですかね、共通してんのはね。
斉藤:小峠さんは、今もう音楽、バンドはやってない?
小峠:今、バンドやってないですね。
斉藤:でも、ギターはやってる?
小峠:いや、ギターもね、もう手放しちゃいましたね。
くっきー!:だから、なんか寂しくしてるやろ思ってね。それで、ちょうどスピードワゴンの小沢(一敬)さんと名古屋で一緒で。そのときに「なんかバンドでもやりません?」とか言うて盛り上がって。「ボーカルどうしよう?」言うて、「小峠ええな」って連絡したんですよ。「バンドやろうぜ」って。ほんなら、「いいですね、いいですね」言って。ちょっと間を置いて、「ところで僕、パートはなんですか?」って来て、「ボーカルだよ」っつったら、「いや、ちょっとボーカルは恥ずかしいからできないです」みたいな。
ところが、くっきー!は、数日後にテレビで小峠の「裏切り」の姿を見たと報告し、小峠を慌てさせる。
学生時代にはそれぞれバンドを組んでいたというくっきー!と小峠に、斉藤は「2人とも、もともと音楽をやってて、どこでお笑いに行ったの?」と聞いていく。
ネタ作りは「何でもあり。おもろけりゃいい」(くっきー!)
また、コンビではネタ作りを担当しているくっきー!と小峠に、斉藤は「ネタ作るほうが大変そう」と言うが…。
くっきー!:いやいやいやいや。逆に言うたら、何でもありなんで。もう、おもろけりゃええんで(と、ニヤリとしながら謙遜&少し自慢気な表情)。
小峠:(ツッコむように)いやいや。まあまあ、そうですね。
斉藤:そもそも、野性爆弾としてやるときと、くっきー!でソロでやるときと…。
くっきー!:あります。
斉藤:また全然ネタの作り方が違うの?
くっきー!:あ、違いますね。野性爆弾でやるときは、どっちかいうたら、相方っていうツッコミがおるんで。いくらぶっ飛んでもツッコミが修正してくれるんで、自由にやってるし。ピンネタは、やっぱり洗練された計算のもと…(と、またも自慢気な表情)。
小峠から「いや、無茶苦茶ですけどね」というツッコミを受けながら、なおもどこかトボけた持論を展開するくっきー!に、斉藤は「音楽で言うところのフリージャズみたいなものかも」と納得していく。
曲作りは「ウインカーの“カチカチ”みたいなので、よくそれに合わせて…」(斉藤)
一方、斉藤の曲作りに関しても聞いていく。
小峠:斉藤さんは、どう書くんですか。
斉藤:でもやっぱり、結構締め切り前が多いですかね。普段から一応何か思いついたりしたら、最近だとiPhoneみたいなのに鼻歌で、口でバッて入れておいたり。
小峠:ほぉー。
斉藤:意外と車に乗ってるときっていうのが、一番浮かびやすかったりして。自分で運転してると、なんか、ほら、ウインカーの「カチカチ」みたいなので、よくそれに合わせて、ハンドルをドラム代わりにとか、リズム代わりにとかしない?
小峠:はい。
くっきー!:します。
斉藤:とか、ワイパーの「サックサックサックサック…」(と、ドラムをたたく手振り)。
くっきー!:やっちゃう、やっちゃう。
小峠:やってない!やってないでしょう、そんな洒落たこと!
くっきー!:おまえが言うな!わからんやろ?俺は、わかんねん。
タイアップ曲も多く手掛ける斉藤に「ドラマの主題歌やCMは、めちゃめちゃプレッシャーちゃうんですか?」(くっきー!)、「オファーが来てから作るのか、既存の歌を使わせてくださいと言われるのか」(小峠)と気になることを聞いていく。
そのほか、学生時代の部活の思い出や、ネタを作る側の立場から相方に思うこと、コロナ禍での「なかなか声も出せない」ライブや観客なしのテレビの現場の変化などの話題を展開する。
くっきー!(野性爆弾)、斉藤和義、小峠英二(バイきんぐ)が出演する『ボクらの時代』は、10月10日(日)フジテレビにて放送される。