視聴者が“今最も見たい女性”に密着し、自身が課す“7つのルール=こだわり”を手がかりに、その女性の強さ、弱さ、美しさ、人生観を映し出すドキュメントバラエティ『7RULES(セブンルール)』。

9月28日(火)の放送では、ベーグルショップ「vivant(ヴィヴァン)」店主、伊藤万美子(姉)と市川寿美子(妹)に密着した。

埼玉・武蔵浦和駅から徒歩10分、住宅街の一角にあるお店では60種類もの味が楽しめる。「vivant」とは、フランス語で「生き生きと活発に」を意味し、店名のとおり店はいつも活気に溢れている。

愛嬌たっぷりの接客をおこなう2人は、双子の姉妹。オープンから17年、ずっと二人三脚で続けてきた。心も満たされる絶品ベーグルを作りだす「vivant(ヴィヴァン)」店主、伊藤万美子と市川寿美子の7つのルールとは?

ルール①:オープン時に全種類揃える

午前4時、4時間後のオープンに向け400個のベーグルづくりが始まる。惣菜系のベーグルを作るのは妹、甘いスイーツ系は姉と、役割が決まっている。

息の合った動きでテキパキと作業し、オープン15分前には、店頭にすべてのベーグルが並んだ。姉の万美子は「朝早起きしてきてくれた人を『まだ焼けてないんだ』とがっかりさせないために、オープン時に全部焼き上げるようにしている」と、お店のルールを語った。

ルール②:ベーグルを焼くのは1日1回

笑顔と愛嬌のある接客で地元から愛されるベーグルショップ「vivant」。しかし、2人は過去に1度だけ、店をやめようと考えたことがあったという。

当時は今より2時間早い、朝6時のオープンにしており、商品が売り切れると追加で焼くようにしていた。仕事だけの忙しすぎる毎日の中、ついには「もうやらない」とギブアップし、インスタグラムに「閉店します」と投稿した。すると、お店を愛してくれるお客さんたちから心配の声が…。

それからというもの、ベーグルを焼くのは1日1回と決めることで、気持ちに余裕が持てるようになり、今もお店を続けられているいう。

スタジオには、プレーン(税込200円)とチーズいっぱい(税込300円)が登場し、試食タイムに。YOUは「うまっ、これはダメだ」、青木崇高は「美味しい」、本谷有希子も「いいバランス」と、その味を絶賛した。

ルール③:週に5日パン教室を開く

4人姉妹の長女・次女として生まれた2人がパンの魅力にハマったのは、母が作ってくれたバターロール。それがきっかけとなり、27歳のとき、2人一緒にパン教室に通い始めた。パン作りに魅了されると、2人は35歳で、自分たちもパン教室をスタート。そこでのベーグルの評判が特に良かったことから、2004年に、ベーグルショップ「vivant」をオープンした。

現在も、店が落ち着く12時から週に5日は、パン教室を開き、パン作りの楽しさを生徒たちに教えている。

スタジオでは、長濱ねるが「結構ハードですよね」とつぶやくと、本谷は「パンを焼くのを1回だけにしても、そこにパン教室を入れてくるからね」と感想を。

とここで、「もし教室を開くなら?」というお題が出され、YOUから「何を教えられるんですか?」と聞かれた青木は、小さな声で「関西弁ぐらいですかね」とぽつり。YOUから「お金払うの、それ?」、本谷から「東京(在住)の人が関西弁になって出てくる教室なの?」とツッコミが飛んだ。

ルール④:夕飯の買い出しは一緒に行く

閉店後に、チューブを使って一緒に筋トレを始めた2人。「ベーグル作りは体力勝負」ということで、1年前から続けているという。また別の日の閉店後には、2人揃って夕飯の買い出しへ。

スーパーの店内では、別行動になるも外で待ち合わせをし、必ず一緒に帰っているという。妹の寿美子は毎日買い物に行くが、姉の万美子は買う物がなくても喋りながら歩くだけでも気分転換になるため、いつも妹に同行しているという。

ルール⑤:1日3回以上 入り口の窓を磨く

日々忙しく働く2人が、空いた時間を見つけてやっているのが、入り口の窓磨き。朝と昼前、閉店前に3回磨く理由として、「昔から母が玄関はいつもキレイにしておきなさい」と小さいころからの教えがあったことを明かした。

ルール⑥:美容院だけは別の店に行く

一卵性の双子として生まれた2人は、見た目だけでなく、お店でも同じものを選んでしまうなど、食の好みも似ている。しかし、美容室は別々の店で切ってもらっている。

半年前までは同じ美容師にお願いしていたが、「違う感じにしていくのもいいかな」と思い立ち、54歳の春に“美容院の独り立ち”。しかし、美容院終わりに2人が合流すると、事前に話し合っていたわけでもないのに、似た髪型になっていた。

2人のシンクロ具合に、スタジオでは「嘘みたいだった」(本谷)、「双子らしい双子だった」(尾崎世界観)と声があがった。続けて、尾崎が「母が双子なんですよ。それ、言えば良かったですね」と明かすと、YOUは「(番組終盤の)今!?」と目を見開いた。

尾崎は「ちょっと懐かしさを感じた」「ずっと似てるし、同じような動きしてるから、見ていて楽しいし癒される」と語ったものの、YOUから「まぁね、最初にお聞きしたかったですけど」と冷静に指摘され、笑いが起こった。

ルール⑦:1人になっても店を続ける

双子であるからこそ「対等で、変な気を遣わない」と、ここまでお店やパン教室を続けてこられた2人。「2人揃って一人前と思ってる。足りないところがあるから、お互いフォローし合ってる。双子で良かった」と赤裸々に本音を明かした。

さらに「1人だと結構おとなしかったりするし、2人でいる方が自分らしくいられるし、のびのび表現できる」とお互いに敬意も。

また将来について、姉の万美子は「2人で築いてきたから、もしすみちゃんがいなくなっちゃったとか、例えば死んじゃったとか、そのときは『ちゃんと続けていくのが責任』だと思うので。すみちゃんのためにも、ちゃんとやらなくちゃって。自分の体が動くところまでは、もし、すみちゃんがいなくなちゃったとしても、やる」と告白。

妹の寿美子も「私も多分まみちゃんがいなくなったら、それでも続けると思う。2人で築いてきたものだから、できるときには続けてたい」と誓っていた。

※記事内、敬称略。

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10月5日(火)放送の『セブンルール』では、福岡県北九州市で、女性ばかりの“女性建築チーム”を率いる異色の建設会社「ゼムケンサービス」代表 籠田淳子に密着。視覚・聴覚・嗅覚など“五感を活かす独自の設計手法”と“女性ならではの視点や観点”を武器に、建設業界に新たな風を吹き込む彼女の7つのルールとは。