10月16日(金)にいよいよ公開となる「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」。多くのファンがその日を待ち焦がれる中、公開に先駆けて、11日、東京ソラマチ内ドームガーデンで「東京スカイツリー点灯式イベント」が開催。

主人公・竈門炭治郎役の花江夏樹、竈門禰豆子役の鬼頭明里、我妻善逸役の下野紘、嘴平伊之助役の松岡禎丞、さらにテレビアニメシリーズに続き本作の主題歌を担当したLiSAが登壇した。

後方にスカイツリーがそびえるステージに、5人が登場。まず、MCから演じたキャラクターの魅力やどのような思いで演じたか、という質問が投げかけられ、花江は「炭治郎はとにかく優しい心を持っていて、心がきれい。真面目で真っ直ぐな折れないハートを持っているのがすごく尊敬できるところだと思ってますし、禰豆子を人間に戻したい、家族のために鬼を討つというところは曲げないように、意識して演じるようにしています」とコメント。

禰豆子を演じる鬼頭は、「兄弟が本当にお互いのことを大事に思っていて、炭治郎も禰豆子がいるから頑張れるし、禰豆子も炭治郎が優しいお兄ちゃんだからなお一緒に戦い続けることができている。その炭治郎への“お兄ちゃんが大好き”っていう思いはずっとあると思うので、そこは忘れずに演じるようにしています」と答えた。

話はアフレコにも展開し、花江からは、「僕はすごくいいアフレコだったと思っていて、本当に役者同士の化学反応というか、ひとりが本気を出したらそれを上回るような勢いで演技してやろう、叫んでやろうという気合いがぶつかり合ってできたのがこの映画だと思っています」と自信に満ちた言葉が飛び出した。

それに呼応して、松岡は「これで声優人生終わってもいい、と思って、もう明日のことを考えられなかったんですよね」と現場での熱い思いを回顧。下野も「テレビシリーズから演じている我々としても(テレビアニメでも)魂込めて、命を削ってやってたんですけど、劇場版ではさらにだったよね」と熱の高さを伝えてくれた。

さらに、主題歌を担当したLiSAは、「『無限列車編』は原作でも好きなお話だったので、気合いが入りました。『鬼滅の刃』の劇場デビュー作を楽しみにしてくださってる皆さんが、作品を堪能したあと、そこに浸ったまま家に帰っていただけるような、言葉遣いも含めてそんなことを意識しつつ、作品に寄り添いながら作りました」と制作に込めた思いをコメント。

イベント終盤には、お待ちかねの東京スカイツリーの点灯式へ。花江の「全集中で行きます!」という掛け声とともにカウントダウンされ、点灯ボタンが押されると、後方に炎色(ほむらいろ)にそまったスカイツリーが!

LiSAからも「人生で初めてです。こんなことまでさせていただいて、『鬼滅の刃』すごい!」と思わず声があがるほど。それぞれがしばらくスカイツリーに見とれるひとときとなった。

最後には花江から、「僕自身も原作の中でも、とくに好きなエピソードでもある『無限列車』をまさか映画館で観られることになるとは思っていなかったので、本当に今からワクワクしていますし、人の思いの強さ、一丸となって鬼を倒すという思い、力を劇場でぜひ皆さん感じていただきたいですし、そのときに、大切な人を思っていただいたり、みんなで楽しんだり、盛り上がっていただければと思います。ぜひ公開を楽しみにしていてください。期待は裏切らないと思います。今日はありがとうございました!」とメッセージが送られ、会場全体から大きな拍手がわき起こり、イベントは終了となった。

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