8月23日(月)、映画「マイ・ダディ」のジャパンプレミアイベントが行われ、ムロツヨシ、奈緒、毎熊克哉、中田乃愛、永野宗典、寺岡呼人、金井純一監督が登壇した。

今年45歳を迎えたムロにとって、映画初主演となる本作。お人好しで誠実な主人公・御堂一男役をムロ、娘のひかり役を中田、一男の妻でありひかりの母・江津子役を奈緒がそれぞれ演じる。

イベントでは、登壇者が映画のタイトル「マイ・ダディ」にかけて「マイ・○○」と悩みごとを発表。劇中で牧師役に挑戦したムロが、それぞれの悩み相談を受けることに。

「マイ・おつまみぃ」と書いた金井監督は、「外に飲みにいけないので、家飲みでのおつまみのローテーションがなくなってきて。今は大根おろしになってます」と打ち明けた。ムロは、「“はんごろし”という辛い野沢菜があるんですよ。お酒が進むので、今度送ります」とすぐに解決させた。

「マイ・ポテンシャル」と書いた永野は、「金井監督から『永野さん、本番に弱いんですよ』と言われて。本番になると演技が小さくなるんですが、本番で思い描いている演技ができるようになるにはどうしたらいいですか?」と悩みを明かすと、ムロは「永野さんのポテンシャルは、段取り、リハーサル、テストと全力でやってしまうんですよ。ですから本番前に全部出し切ってしまう」と分析。

「だからテストで出し切らない、一回手を抜くか、全力の幅を広げるか…」とアドバイス。続けて「毎熊くんも似てるんですよ、全部全力で」とムロから振られた毎熊は、「テストって難しいですよね…」と永野の悩みに同意した。

「マイ・飲酒」と書いた寺岡は「家飲みが増えて太っちゃうんですよね」と体型の悩み。ムロは「飲むのは我慢できないですよね、僕もお酒飲まないと寝れないんですよ」と遠い目に…。続けて、「ビールから始まり、麦焼酎の2杯目で、ちょうど24時を過ぎたころ、泣けてくるんですよね。なんて寂しいんだろ、この日々…」とムロの晩酌の話に。

寺岡の悩みについては「運動するしかないんですよね。ちょっと人混み避けて走るとか」とアドバイス。「僕はソファの下に、すぐストレッチできるようにヨガマットを敷いています、でも使ったのは最初の2日くらいで今はその上に座って飲んでます。ヨガやってる皆さんに失礼だよ」と、自らの話に自分でツッコんだ。

「マイ・スキン」と書いた毎熊は、「子どものころから色黒で、よく『また焼けたね』と怒られるんですよ。でも日焼け止めも効かないんで、良いスキンセットないかなって」と明かすも、ムロは「良いスキンセット聞く相手を間違えている」と指摘。

改めてムロは「僕は肌が少し黒い毎熊くんが好きですよ。俺も日焼け止め塗らないのよ。そのマイ・スキンの方がいいけどな。奈緒ちゃんに聞いた方が良いんじゃないかな?」と奈緒に振った。すると奈緒も「そのままで良いと思います。マスクしていても毎熊さんだって分かるし…色で(笑)」と笑わせた。

「マイ・トーク」と書いた娘役の中田は、「私、お話しするのが苦手で、ムロさんみたいに思ったことをすぐ話せるようになりたい」と相談。ムロは「絶対ならなくていい。トークなんてできなくていい、口下手なままで、君はそのままでいい」と断言。

続けて、「こんなにこなれて、嘘ばかり言う人間になっちゃいけないよ。この映画も嘘かもしれないよ、僕出てないのに(舞台挨拶で)真ん中立ってるだけかもしれないよ」と暴走。「まっすぐ生きよう、トークなんていらない」とエールを送ると、中田は「ありがとうございます」と頭を下げた。

ラストの奈緒は「マイ・アンブレラ」と書き、「私、傘をだいたい100%で忘れるんですよ。どうやったら忘れないですか?」と相談。ムロは「すごく高い傘を買うのはどう?」とアドバイスするも、「高い傘も買ったんですけど、それも忘れちゃうんですよ」と奈緒。すると、ムロは「一旦傘から離れようか、カッパだよ。“マイ・カッパ”人生にしよう」と提案し「あなたのカッパを買います」と奈緒に伝えた。奈緒は「ありがとうございます、“マイ・カッパ”人生にします」と笑顔を見せた。

映画「マイ・ダディ」は、9月23日(木・祝)全国ロードショー。
配給:イオンエンターテイメント ©️2021「マイ・ダディ」製作委員会

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