「プロレスラーなので、目標はでっかく紅白がいい」(レイ)

背中の星は、レイさんが大好きな「サッポロビール」からインスパイア

――リリースイベントや番組出演など、歌手活動も盛んで、ファンの方からは「紅白(歌合戦)に出てほしい」など要望も多いですね。おふたりには、どんな目標や希望がありますか?

レイ:目標は大きいほうがいいので、紅白ですね。ちょっと売れればいい、なんて小さなことは言わずに、やっぱりプロレスラーなので目標はでっかく紅白がいい。毎年、年末には試合をやっていて今年もそうなるので、試合のあとにそのままリングから(紅白の)中継をやる、みたいなのがいいな。

ジュン:おお!それは忙しくなるな。

レイ:ふふふふ。ただ、試合をすると声を張ってノドがガラガラになるから、どうなるかなっていうのはあるな(笑)。

ジュン:俺は、音楽番組で言ったら、子どものころからMステ(『ミュージックステーション』)を見ていたので、出させていただけるなら、出てみたいですね。

決めゼリフは「DOOM(ドゥーム)」

――ちなみに、お互いに対して「どっちなんだよ?」ってことはありますか?

レイ:たくさんあるんじゃないですかね。例えば…(と考えて)いや、それはないか。

ジュン:ん!?気になるな。

レイ:ふふふ!自分らはよく声が似てるって言われるんですけど、母親や家族でさえ電話で話しているとわからないみたいで「あれ?今しゃべってるの、ジュン、レイどっち?」と言われます。

ジュン:確かにそれはあるな。

レイ:だから、自分からどっちがしゃべってるかを言わないと。双子あるあるかもしれないですね。

――レイさん、まだありそうですね。

レイ:はい…いや。

ジュン:ん?とびっきりのをくれ。

レイ:たぶん、ケンカの火種になるようなものなので遠慮しておきます(笑)。

ジュン:え~!

――普段、ケンカはしますか?

レイ:さすがに、昔ほどはしないです。

ジュン:まあ口ゲンカはあるとは思うんですけど、さすがにお互いいい年ですしケンカは疲れちゃうんで、今はだいぶ減りました。

レイ:仕事のパートナーでもあるので。それぞれに違う意見もあって、それでぶつかるじゃないけど、それこそ「どっちなんだよ?」っていうことは結構あります。

そういうとき、自分は話し合おうとするタイプですけど、兄はあんまり…(苦笑)。

ジュン:いや、そんなことはないだろう。

レイ:そう?あんまり話してこない気がするけど。

ジュン:う~ん。…そうか。

――では、気を取り直して、『どっち?』のカップリング曲『アラスカの空』についてどんな曲なのか、教えてください。

レイ:『どっち?』とは全然違うタイプの曲で、一言で言うなら応援ソングみたいな感じですね。

ジュン:『どっち?』はアップテンポで聴いていて楽しくなるような曲ですけど、『アラスカの空』は元気が出てくるような曲です。自分らはアメリカ生活も長かったんですけど、そこを含めて、これまで生きてきたさまざまなことが詰まっているというか。こちらも魂込めて歌っていますので、ぜひ聴いてほしいです。

レイ:よろしくお願いします。

撮影:河井彩美 協力:全日本プロレス

斉藤ブラザーズが「答えを合わせましょう」をやってみた!

【斉藤ブラザーズ プロフィル】

兄・ジュン、弟・レイともに、1986年12月19日生まれ。宮城県・角田市出身。「全日本プロレス」所属。小学校・中学校を宮城県で、高校・大学をアメリカで過ごし帰国。その後、ともに大相撲・出羽海部屋に入門。2009年に初土俵、2017年まで所属。力士を引退後は、ともにプロレスを志し、全日本プロレスのテストに合格し2021年にデビュー。2023年に「プロレス大賞」新人賞を獲得し、2024年3月には第99代世界タッグ王者に。さらに12月には「プロレス大賞」最優秀タッグ賞を受賞するなど、人気実力ともにトップに君臨する。決めゼリフは「DOOM(ドゥーム)」。

一方、2023年9月には、角田市のPR大使に就任。また同年7月には、ミヤギテレビ『OH!バンデス』内コーナー「TAXIめし リターンズ」の水曜日レギュラー担当となるなど、リング外でも広く人気を博している。