航(渡邊圭祐)は、泉美(比嘉愛未)と光井(ディーン・フジオカ)が、自分を一人前の男性に育てられるかどうかで賭けをしていたことを知る。

「どうせあんたの大好きなゲームでもやってるつもりだったんだろ」

泉美に対して失望した航は、彼女に怒りをぶつけて部屋を出て行く。その夜、杏奈(白石聖)と偶然出会った航は、泉美を見返すためにも仕事を頑張るしかないと決意する。

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「ペガサス・インク」では、開発を始めた新作乙女ゲーム「恋する森の中へ」で物語の途中から投入するキャラクターの制作に入ろうとしていた。そのキャラクターは、社内コンペで決定するという。

そこで泉美と光井は、今回はいつものようにキャラクターの設定に合わせてデザインを決めるのではなく、デザイン先行でもいい、自由な発想で考えてほしい、とみんなに告げる。真剣に話を聞いていた航は、そのコンペに挑戦することを決めた。

泉美は、賭けのことを知られ、航を怒らせてしまったと光井に打ち明ける。光井は「きちんと話をするしかない」と泉美にアドバイスするが…。

そんなある夜、仕事を終えて帰路についた有栖川(瀬戸利樹)は、忘れ物をしたことに気づいて会社に戻る。すると、誰もいないはずの会社になぜか寝袋にくるまる航の姿が。今まで住んでいたところに帰れなくなり、会社に泊まるつもりだと聞いた有栖川は、仕方なく航を自宅に連れて帰るが…。