女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『NONSTOP!』の金曜恒例コーナー「NONSTOP!サミット」。

10月23日(金)の放送では、「離婚後の子育て、元配偶者とどう関わる?」というテーマについて、MCの設楽統と三上真奈アナ、千秋、カンニング竹山、西山茉希、婦人公論前編集長の三木哲男が話し合った。

離婚後も元配偶者と子どもを定期的に会わせたり、子どもの行事に元配偶者と一緒に参加したりする「共同養育」が注目されている。

千秋が離婚した当時には、日本では珍しかった「共同養育」だが、アメリカで離婚後も一緒に子育てをしている父母の様子を見て、娘のために週に1度夫の家に預けることを決めたという。「この方法があると知らなければ、離婚できなかったかも」と当時を振り返る千秋だが、彼女に影響を受けて、離婚後に同じようなスタイルを取ったママ友もいたという。

番組では「共同養育」を視野に入れている人たちを取材。「ギャンブル癖のある夫。離婚後も子育てに参加したいというが、人間として信頼できない」(30代女性)というお悩みや、「子どもが父親に会いたいというので面会させているが、向こうの親戚とも付き合っていて楽しそう」(38歳女性)などの体験談が紹介された。

千秋と西山は、「離婚後の方が、元夫が子育てにきちんと参加するようになった」「子どもに元夫を好きでいてほしいと思ったら、お互いに対する悪口がなくなった」「元夫との関係がオープンになった」など、「共同養育」の利点を本音でトーク。

一方で西山は、「元夫を心底嫌いになって別れたわけではないからできていること」と、夫婦の関係性によっては「共同養育」が難しいケースもあると指摘し、千秋も「離婚すると決まって、苦肉の策を探す中の選択肢のひとつ」と同意した。

また、視聴者の意見を募る「せきらら投票」で、「ギャンブル癖のある元夫に子どもを会わせたくない?会わせてもいい?」と問いかけると、「会わせたくない=61%」「会わせてもいい=39%」という結果に。

西山は「基本的には子どもの意見を尊重したいが、元配偶者を信頼できないと難しい」と私見を述べたが、竹山からは「子どもの人権に関わる問題。そもそも母親に面会を拒絶する権利があるのか?」という問題提起も。

番組公式SNSには「離婚しても子どもにとっては父と母」「離婚しても親は親」という意見が集まる一方、「DVで離婚した以上、子どもには会わせたくない」などの本音も多数集まった。

元配偶者との間に立って面会をサポートしてくれるサービスも

「浮気で別居中。夫とは連絡を取るのも嫌だけど、子どものためには会わせた方がいいのか?」という30代女性のお悩みでは、元配偶者との間に立って面会をサポートしてくれるサービスも紹介された。

三木によると、「元配偶者と面会させたはいいが、平常心を失い、子どもに当たってしまう親もいる」そうで、SNSには「離婚では子どもが被害者なのだから、子どもの意見を尊重してほしい」「見たくないことをたくさん見てしまったので、本心では親には会いたくなかった」などの意見も届いた。

誕生日には必ず家族で過ごすという西山は、「夫婦ごとに状況は違う。子どもにも親には言えない本心があるだろうし、彼らが大人になるまで何が正解はわからない」と語り、SNSには「現在離婚調停中。(番組を見て)希望を感じ始めている」という声も届いた。