8月13日(金)、フジテレビでは『人志松本の酒のツマミになる話』が放送された。
今回のMCを務めたのは、松本人志と千鳥(ノブ、大悟)。ゲストには、片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、菊池桃子、長州力、中岡創一(ロッチ)が登場した。
泥酔!?片寄涼太が、あの名作は「見なくていいです」
二児の母で大学の客員教授、ときにはYouTuberとしても活躍する菊池は「1日が24時間だと足りない」と語り、「みなさんは(1日があと)2時間増えたら何しますか?」と質問。
これに、ノブは「20年くらい、やらなければならないと思いながら、やってないことが2つあって」と切り出し…。
ノブ:「魔女の宅急便」観てないんすよ。
一同:(苦笑)。
松本:いやいやいや。今日これで仕事終わりやろ?家帰ったら観れるやん!
大悟:世の中で、一番見るチャンスあるで、あれ。
ノブ:そう。金曜ロードショー(日本テレビ)でも、何回も放送してるし。
ノブは、周囲の芸人が「魔女の宅急便」ネタでボケるときに、ついていけないのが悩みだという。
松本:それで、あともう1個は?
ノブ:「(となりの)トトロ」も観てないんですよ。
松本:一緒や!
大悟:ジブリにあんま興味がないだけやろ。
ノブ:あんねんで!「ハウル(の動く城)」とか「ゲド戦記」は、観てるんですよ。
すると、ここで突然――。
片寄:でも、まぁ、もういいんじゃないですか?
菊池:え!?
片寄:「魔女の宅急便」は、いいんじゃないですか?別に(観なくても)。
松本:なはははは!
菊池:「トトロ」は?
片寄:「トトロ」は、観たほうがいいと思います。
菊池:私もそう思います!“まっくろくろすけ”知らないってツライですよね。
大悟:いや、「魔女の宅急便」も観たほうがいいよ。
片寄:「魔女の宅急便」観なくていいです!(キッパリ)
大悟:ああ、そう(苦笑い)。
結局、理由は語られなかったのだが、なぜか譲らない片寄に一同は大ウケ。松本は「どうした?どうした?」「(片寄が飲んでいる)ワインってこんな効くんけ!」とツッコんだ。
長州力の「アンドレのすべらない話」が止まらない
そして今回は、長州力が語るプロレスラー時代の話で大盛り上がり。中でも、身長223cm、体重236kg、「人間山脈」と呼ばれたアンドレ・ザ・ジャイアントさんの話が一同のツボに。
まずは、大悟が「こういうのって聞いていいかどうか、わからないんですけど…」と言いながら質問。
大悟:一番痛い技って何ですか?
長州:よく聞かれますね。そりゃあもう、一番は、“間違って”殴られたとき。
一同:ひゃはははは。
大悟:間違って、って言っちゃダメです!
ノブ:よけきれず!よけきれず、ね。
松本:この人の破壊力、やべぇな。
ここから、長州の話は止まらない。
長州:僕は、一度だけ「これはもうダメだ」と思ったときがある。
大悟:教えてください。
長州が語ったのは、アントニオ猪木とタッグを組み、アンドレのタッグチームと対戦したときのこと。
長州:最初に僕が出て行って、ずーっとアンドレにつかまったまんまで。
長州は、長時間アンドレチームのコーナーに追いこまれ、ヘロヘロに。そして「ようやっと猪木さんにタッチ(交替)した」という。
長州:「僕の役目は終わったな」と思って、リングサイドで(体力回復のため)横になってたの。そしたら、猪木さんがトップロープから飛び降りて、なんか(リングで)ちょこちょこってやって…「長州!」って(手を出して)、またすぐ来たの。
一同:(爆笑)。
松本:しんどいっすよね!?
大悟:十分やったのに!?
長州:(猪木が)「トップロープに上がれ」って。(自分は)もうそんな(体力)残ってないんです。でも無理して上がって。
猪木に言われるがままに、トップロープからアンドレめがけて飛んだ長州。だが、不運にも長州の足がアンドレの頭に直撃してしまったという。
長州:そのとき、アンドレが起き上がったときが…もう怖かったですねぇ。
ノブ:ブチ切れたんだ。
長州:(手で首を)ガッてやられて、コーナーに持っていかれて。手がグローブみたい(に大きい)。ここ(顔面)を思いっきりビターッていかれて。もう鼻血ダラダラで…。
一同:えぇー!
長州:怖かったですねぇ。
一同:(笑)。
大悟:「アンドレが怖い」っていう話ですね。
だが、「(アンドレは)お酒好きですからねぇ」と、長州の話は止まらない。
長州:ワインのボトルなんか、こういう具合に(たばこを持つように2本の指で)挟んで、こう(たばこを吸うように)飲む。
一同:あははは。
大悟:たばこのように!
松本:それは嘘でしょ!?
長州:いやいや、本当。
さらに、「アンドレはお寿司が好きで…」と、長州の話は続く。
長州:アンドレは、小っちゃーいお店に行くことがある。
大悟:小っちゃいお店にアンドレが!
菊池:(声を押し殺して笑い出す)
長州:そしたら必ず、今日は閉店にさせて(店を貸し切る)。太巻きが、アンドレ好きで。太巻きを何人で作るか知ってます?
ノブ:ジャンボ太巻きを作るんだ。
長州:太さどのくらいあると思う?
大悟:なんぼあれでも、これくらい(と、両手指で輪っかを作る)じゃないですか?
長州:ああ、違います。消化器くらい太いんですよ。
一同:(大笑い)。
松本:アンドレの太巻き!
大悟:『アンドレのすべらない話』すごいですね。
長州:それを3人で、こうやって…(と、実演)。
アンドレの話が大好きな長州と、アンドレの規格外のエピソードに、みな大ウケ。大悟は「『アンドレのすべらない話』年末やります?」と笑った。
ゲッターズ飯田に課金する菊池桃子「サブスク会員です」
菊池は、占いに関するある体験を打ち明けた。2年前に再婚した菊池は、夫との相性をゲッターズ飯田のサイトで占ってみたことがあるという。
菊池:(占いの結果が)相性がすごくよくて。で、この先有料だけど、「その人の職業が見えます」って書いてあったんです。「えー」って思ったけど、確か400円くらい課金したんです。
一同:(クスクスクス…)。
菊池:で、なんと「その人は国家公務員です」って書いてあったの!まさに、夫の職業が国家公務員だったから。
一同:えー!
松本:すごいな。
菊池:その日から、ゲッターズさんのサブスク会員です!
一同:(大ウケ)
松本:虜(とりこ)じゃない!
そんな中、松本が「長州さんは、全然信じないでしょ?」と話を振ると、長州は「僕、意外と鈍感だから、そういうのあまり信じないですね」とシンプルな回答。
ここで大悟が悪ノリし、「アンドレは、どういう方だったんですか?」と、またもやアンドレの話に誘導してしまう。
長州:(食い気味に)アンドレはもう、そりゃすごい…。
ノブ:もう勘弁してくれ!アンドレの話は!
中岡:絶対、おもろいねんから(笑)!
松本:「アンドレスペシャル」みたいになってるな。
ノブ:『酒のツマミになるアンドレ』なのよ(笑)。
片寄:あはははは。
長州:でも、見たことあります?
ノブ:アンドレですか?
長州:はい。
ノブ:またアンドレの話だ!
止まらない長州は、再びアンドレの話を始める。数日前に、身長の高いバスケット選手に会ったときのこと。
長州:体がバスケットの選手だから細いし。確かに「うわぁ~大きいな」とは思うけど…。
一同:(黙って聞いている)。
長州:……アンドレを目の前にして…。
たっぷりの間をとって飛び出したフレーズが、期待通りの「アンドレ」だったため、たまらず吹き出してしまう一同。
ノブは、机の下に用意されていた(いつも使う機会のない)の鐘を鳴らし、笑い声とともに“カランカラーン“という音が響き渡る。
ノブ:終わり、終わり!
大悟:ようやく(鐘の)使いみちがあったか。
ノブ:アンドレ用やった(笑)。
すっかり「アンドレ」がツボとなり、おかしくてたまらない一同。追い打ちをかけるように、さらに、もう1エピソード!
長州:札幌で興行(があり)、真冬で吹雪いているときに。みんながアンドレを探してたんです。でも、アンドレを探すのは、簡単なんです。
大悟:なぜですか?
長州:人が一列になって歩いているところを見れば…。
一同:(黙って聞いている)
長州:その先頭は…アンドレだ!
その瞬間、手を叩いて笑い転げる一同。もはや、意味がわからなくても、「アンドレ」というワードに反応してしまう。松本と大悟は立ち上がり、菊池は目の涙を拭うほど。再び鐘が“カランカラーン”と鳴り響き、大盛り上がりに。
大悟:映画のタイトルみたいの、なんやねん(笑)。
大きな体躯のアンドレが風よけになるため、吹雪の中、多くの人がアンドレの後ろについていくという話だったのだが、大悟は「アンドレ話には勝てない」と白旗をあげていた。