9月5日(日)放送のフジテレビ『くいしん坊!万才』では、栃木県宇都宮市の「ピペラード」が紹介された。

宇都宮市のバスク料理レストラン「COULIS ROUGE」を訪れた松岡修造は、オーナーシェフの石川資弘さんにバスク地方(フランスとスペインにまたがる地域)の伝統料理「ピペラード」を紹介してもらう。

ピペラードは自家製のハムをソテーし、トマトソースと卵を乗せたバスク地方の家庭料理。卵の黄身をほぐして食べてください」と、石川さんはおいしい食べ方を教えてくれた。

「ぼんやりした味にならないようにトマトソースと卵を別々に調理し、味のメリハリがつくように仕上げている」と石川さんは調理のポイント解説。松岡は早速ほぐした黄身とともにひと口味わい、「弾力すごいですね、このハム」とハムを絶賛。

「豚の脂もそうなんですが、トマトのソースも合うんですね」と味の組み合わせに唸る松岡に、石川さんは「バスク地方では生ハムを削ったあとにその骨で“だし”を取る文化があるんです」と、生ハムのだしをトマトソースに加えることで深いコクを出していると解説する。

素材にこだわる石川さんによる、栃木県の「みずほのポーク」を使用した「自家製生ハムの盛り合わせ」を味わった松岡は、「すっごいなめらかです」とゆっくりとその味を堪能。

温度と湿度の差が激しい盆地である宇都宮での生ハムづくりは「温度との戦い」と、その環境管理の大変さを語る石川さん。松岡は、その渾身の生ハムを目を閉じながらゆっくりと味わい、「甘い感じから…今ちょうど石川さんを感じはじめました…すごい苦労して作っているんだなって」と独特な表現で褒めたたえた。

「日本の人にぴったり合うような気がする」とピペラードを口に運び続ける松岡は、「バスク地方の料理が、石川さんと宇都宮を含めた味になっている」と穏やかに締めくくった。

次回は9月12日(日)に放送予定。

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