お笑い芸人の“BKB”ことバイク川崎バイクが今年8月に出版した著書「BKBショートショート小説集 電話をしてるふり」の重版が決定。それを記念したオンライントークイベントが、11月16日(月)に開催された。
イベントには、MCとしてニューヨークの屋敷裕政が、そしてゲストとして、BKBとプライベートでも親交のある尾崎世界観(クリープハイプ)が登場。
ここでは、イベント後にマスコミ向けに行われた取材会の模様を、ほぼ全文にて紹介する。
<取材会コメントほぼ全文>「喜びをBKBで表すと…」
──トークイベントを終えた感想は?
尾崎:トークイベントは久々だったんですが、目の前にお客さんがいない、オンラインの形というのが新鮮でしたね。
屋敷:こうやって、バイクさんとも尾崎さんとも、カメラの回っているところでがっつり喋ることってあまりなかったですし、司会という立場で、おふたりのお話を聞けて楽しかったですね。(バイクの走行音が聞こえて)バイク通りましたね。
BKB:ちょうどバイク通ったな。“持って”ますわ。俺が喋る時に通ってほしかったけど。
(一同笑い)
BKB:僕は今回、オンラインだからこそ、お客さんの反応を気にせずにできた会話もあったと思いますし、やっぱり、尾崎世界観さんという人と並べているこの環境に酔っています、今。これを実現できた尾崎さんの器の大きさに感謝しています。
──(イベント中に屋敷から金額を暴露された)印税の350万円の使い道は?
BKB:いやいや(笑)あまり印税の額、ちゃんと言わない方がいいですよ。そんなこと言われている方、いるんですか?又吉さんに言えます?それ(笑)。まぁ、そうですね…。50万は屋敷とかに奢りたいですね。(さらば青春の光の)森田とか、屋敷とか…今日の打ち上げとか、50万はそういう使い方を。
屋敷:普段は割り勘なんでね。
BKB:普段も俺が出しているんですけど。(屋敷に向かって)そのノリ、やめとこ。「普段割り勘」ってウソつくノリを毎回しているんですけど。残り300万は、まだ独身なので、いつか出会う人に使いたいですね。そういう意味では貯金ですかね。
──屋敷さんと尾崎さんから見て、普段のBKBさんはどういう人ですか?
屋敷:接しやすいですね。ピン芸人でこんなに社交的な人なかなかいないってくらい、先輩後輩問わず愛されている人。威圧感とかも、いい意味でないので、後輩もみんなバイクさんのこと好きですし。
尾崎:最初からいきなりフレンドリーで。初めてご飯を一緒に食べた時、お店に先にバイクさんがいて、その時の振る舞いで「あ、いい人だな」って思いましたね。「あ、これは僕が好きなタイプの人だな」って。
BKB:えーっ!無意識なので…よかった。
尾崎:うまく言葉にできないですけど、そういうのって大体わかるんですよね。
BKB:じゃあもしその時、ご飯食べて「なんか違うな」って思ってたら、今日のイベントは…。
尾崎:なかったかもしれないですね!
BKB:あー!よかった!
──ふたりの意見を受けて、どう思いましたか?
BKB:「バリ、感激、ベストフレンドたち。“BKB”」っていう思いがまずありまして。
(一同爆笑)
BKB:そうやって意識している部分はあるんですよ。僕が、“陽キャ”みたいな芸風なので、そんな奴が楽屋とかでムスッとしているのは違うと思っているんですね。誰がどうとかじゃないですけど、「BKBブンブン!」とか言ってるのに、楽屋で気を遣わす奴には絶対なりたくないっていうのは、この芸人生活でずっと思っていることで。それが普段の感覚にも無意識に落とし込まれているのかもしれないです。「できるだけみんなと楽しく過ごしたい」という思いが。
──重版が決まった感想を“BKB”で表現してください。
BKB:2回重版しまして、3万部発行になりまして…本当にうれしかったんですが、それくらいのものを書けたという自負は、正直あります。なので、「僕が思っていたよりも、こんなに、ボロ儲けできるとは。“BKB”!ヒィーア!」
(一度爆笑)
屋敷:最低でした(笑)!
BKB:だって“重版”って考えると、どうしてもお金の話になるから。…ちょっと待ってください、もう1パターン…。
3万という数字って、小説の中では大きいと言ってもらえるんですが、音楽の再生回数や映画の動員数と比べたら、まだまだ微々たる数字で。皆さんに広まっていないのは自覚していますので、「膨大な、数の人に広まってほしい、ボロ儲けしたい!“BKB”!ヒィーア!」