7月12日(月)、ナゾドキシアター「アシタを忘れないで」の取材会が行われ、有岡大貴、脚本を担当した岩崎う大、謎解きクリエーターの松丸亮吾が登壇した。
この作品は、「演劇」を観劇しながら、スマートフォンやタブレットなどのツールを使って、主人公と共に劇中に出てくる「謎解き」にチャレンジする、参加型の「新感覚演劇」だ。
レンタルムービーショップで働く主人公の曇竹アシタ(有岡)。昔から日記をつけてきたアシタは、あるときに2年間日記をつけていなかったことに気づく。
この空白の2年間の意味はなんだったのか。毎日なんとなく心が晴れない日々を送っているアシタは、自分の部屋に謎のメッセージを見つけ、その謎を解こうと試みるが…。
この作品の企画・プロデュースも務めた有岡は「何もない状態から、参加させていただきました。その中で、作品づくりというものを、いろいろと学ばせていただきながら、作品ができていくことを見てきたので、ようやく初日を迎えられるなと、安心した気持ちです」と振り返った。
今回の舞台を作ることになったきっかけを「村上(信五)くんの舞台に参加させていただいていた時に、いろんなスタッフさんとお話をする中で、劇場でスマホを使うことができるということを知って、この構想がスタートしました」とコメント。
松丸は「謎解きと演劇を掛け合わせる中で、有岡くんが理想としていることが、ただ謎解きが入ればいいというわけではなくて、物語とうまく絡んでほしいという…。結構、理想が高いんですよ(笑)」と明かした。
有岡はお願い上手だそうで、松丸が「『ここって、もっとうまくできたりしないかな?』っていう言い方をされると、僕もう大さんも絶対に『NO』と言えない」と言うと、岩崎から「そうですね、上手ですね。ジャニーズってみんな上手なんですか?」と問いかけが。
それに対する、有岡の「そうですね…。高圧的にお願いする人を見て育ってきているので」との返しに、松丸と岩崎は「それ言って大丈夫なの?」と心配してしまう場面も。
脚本を担当した岩崎は「1回、書き終えて僕的には結構満足の出来だったんですが、『ここら辺をもう少し濃くしてもらいたいんですよ』と言われて…。でも、言ってくることがかなり正論だったので、これはちょっと聞かなきゃいけないし…。純粋な目で見てくるし…。やっぱり答えたいなという気持ちになりますね」とコメント。
松丸も「必ず言葉の頭に『もしよかったら…』ってつけるんですね。その時の目が完全に捨て猫の目をしている」と付け加えた。
また、岩崎は稽古初日と完成した舞台しか見ていないようで、「セリフとかを有岡さんのイメージで書いていたんですけど、読み合わせの時に意外と読みづらそうな感じで、正直『おいおい大丈夫か?』みたいな(笑)。でも、今日見たら僕が当初、机で考えた飛び回っているような有岡さんのイメージそのまんまだったので、すごく感激しました」と感想を語った。
松丸も「僕は、脚本完成まで深く関わらせていただいて、お客さんの気持ちになりながら、どう謎を解いてほしいかなど考えていました。かなり難しかったのですが、僕が予想していた以上に膨らませていただいて。(有岡を)本当に尊敬しています。プロデューサーとしても、企画を考える人としても、とんでもない人と仕事をしたなという感じです」と大絶賛。
有岡は「本当に2人には無理難題を丸投げしたところもあったので、実現してもらえたのがうれしいです」と感謝すると、2人は「それは否定しないです」と言い、笑わせた。
「Hey!Say!JUMPのメンバーの誰に見てほしいか」と聞かれると、「今回の舞台をするにあたって、体験型の脱出ゲームとかをやったんです。その時にメンバーが足りなかったので知念(侑李)に協力してもらっていて。なので、知念には見てほしいなと思います」と有岡。
続けて「でも、メンバー全員きっと来てくれると思います。JUMPってメンバーの舞台はちゃんと全員行くっていう流れというか、決まっているわけではないんですけど、全員来てくれると信じています」と笑顔で答えた。
松丸が「メンバーの中で謎解きが得意な人」を質問すると、有岡は「それも知念ですね。脱出ゲームも参加しますし、謎解き自体に興味があると思うので、ぜひ(今回の舞台の謎解きに)挑んでほしい」と希望を明かした。
「逆に、謎解きが苦手なメンバー」を聞かれると、「山田(涼介)ですね。そういうところでは意外と頭が固かったりするので、頭抱えてほしいですね」と話し会場を笑わせた。
また、記者から第2弾を期待されると「そうですね…。村上くんが舞台をされているのは後輩としても羨ましいなと思いますし、尊敬もしていますので、ぜひ自分にもライフワークじゃないですけど、そういったものができたらいいなと思います」としみじみと語った。
最後に「まだまだ大変な状況が続きますけど、ぜひ公演に参加していただける方は、新感覚の没入体験を味わっていただきたいなと思います」と呼びかけた。
最新情報は、ナゾドキシアター「アシタを忘れないで」の公式サイトまで。