12月2日(水)、「日本ネーミング大賞 2020」の授賞式に、爆笑問題の太田光と妻で事務所の社長でもある太田光代が登壇した。

既に商標登録されている、商品名、サービス名、社名の中から優れたネーミングを、様々な部門から選出。記念すべき第一回目となる今回の審査員長を光が、特別顧問を光代が務めた。

登場するやいなや、「アンジャッシュの渡部です、この度は私の謝罪会見に来ていただきありがとうございます。いろいろと多目的にやってしまいまして…」とボケる光だったが、横の光代をチラリと見ると「…まあ、冗談はこれくらいにして」と、ややトーンダウンする姿を見せた。

しかし、各ネーミングの受賞理由を語る場面では、徐々にいつもの“太田節”を取り戻して会場を沸かせていく。

飲料部門の優秀賞に選ばれた「午後の紅茶」の受賞理由を、「間違えて朝に飲んでしまった」とボケる太田光
その他部門の優秀賞「(CIAO)ちゅ~る」の受賞理由を、「うちの猫も“ちゅ~る”というと反応する」と猫にもネーミングが浸透していると語る太田光代

ネーミングについて聞かれると光代は、カップヌードルを例に挙げて「世界中がカップヌードルという名前を知っている」と語り、「私たちは“光”と“光代”、運命的なネーミング」と自分たちを例に挙げながら、ネーミングの重要性と言葉が持つ“強さ”について説いた。

そして2016件の優秀なネーミングの中から選ばれた、記念すべき第一回目の「日本ネーミング大賞 2020」を光が読み上げるシーンでは、「最優秀賞は…『三密』」、受賞者は『女帝』」とボケると、司会から「ノミネートされていません」と即時に返される一面も。

「第1回、最優秀賞は…」時事ネタを盛り込みながらボケまくる太田光

栄えある第1回目の最優秀賞は「鼻セレブ」(王子ネピア株式会社)が受賞。光は受賞理由を「選考段階の最初から『鼻セレブ』は強いだろうなと感じていた」と明かしながら、「今の社長のお話を聞きながら、いろいろな素晴らしい努力があるんだなと思いました。大王製紙の元の社長とは違う」と、別の製紙会社をネタにして褒めちぎった。

さらに、授賞式に参加した王子ネピア株式会社の用明社長を前に、「みなさんも鼻以外に使っている人もいるでしょうし、特に男性はね…」と下ネタに話を持っていこうとしたが、ここで出されたカンペを見て「もっと大きな声で?この下ネタを?その指示する(カンペ)の文字が薄いっていうね。お前が先に濃くしろって感じですけどね」と、カンペをいじって笑いを誘った。

左から)太田光、王子ネピア株式会社・用明社長

最後に総評として光は、「タレントとしてコマーシャルを受ける立場として、落としてた企業に恨まれてしまうとかは考えずに、忖度なしに選びました」と言いつつ、「どこのメーカーさんも、私はいつでもコマーシャルに出る準備はできています」とアピール。

続けて、「私は裏口でも有名な…それはまあ冗談ですけども」と自身の抱えてる裁判について触れてひと笑い挟みつつも、「奇しくも伊勢谷(友介)くんの裁判と同じ日で、不思議な縁を感じますね」と締めくくった。

「日本ネーミング大賞 2020」受賞一覧

【最優秀賞】
「鼻セレブ」
(王子ホールディングス株式会社/王子ネピア株式会社)

【優秀賞(各部門)】
「ガリガリ君」
(赤城乳業株式会社)
「カップヌードル」(日清食品ホールディングス株式会社)
「午後の紅茶」(キリンホールディングス株式会社/キリンビール株式会社)
「一番搾り」(キリンホールディングス株式会社/キリンビール株式会社)
「救心」(救心製薬株式会社)
「NONIO」(ライオン株式会社)
「ウォシュレット」(TOTO株式会社)
「PayPay」(Zホールディングス株式会社)
「宅急便」(ヤマトホールディングス株式会社)
「東京スカイツリー」(東武鉄道株式会社/東部タワースカイツリー株式会社)
「SKYLINE」(日産自動車株式会社)
「AIRism」(株式会社ユニクロ)
「MUJI」(株式会社良品計画)
「(CIAO)ちゅ~る」(いなば食品株式会社)

【審査委員特別賞】
「カップヌードル」(日清食品ホールディングス株式会社)
「AIRism」(株式会社ユニクロ)