6月26日(土)15時30分~フジテレビで特別番組『東京五輪 ライバル物語~勝者の敗者も思い詰まった夢舞台へ~』が放送される。コロナ禍での代表争いの末、勝者と敗者の明暗を分けたものとは。大舞台を目指したライバルたちの知られざる物語を描いていく。

この度、取材VTRのナレーションを担当した前田敦子がコメントを寄せ「ナレーションの仕事は毎回マラソンをしている気分で読ませていただいている」と振り返った。

前田が担当したVTRは3本。柔道の丸山城志郎選手と阿部一二三選手の24分間に及んだ“史上初ワンマッチ”五輪代表決定戦から半年、敗者の丸山から勝者の阿部へ初のエール。ソフトボールのレジェンド・上野由岐子の“2世”とまで呼ばれた勝俣美咲投手の代表落選、涙で語った仲間への思い。そして、体操の谷川航選手と谷川翔選手兄弟が夢見た五輪の舞台も、切符を手にしたのは兄だけという結果に…最も身近なライバルがお互いへ送った言葉。

どれも見ごたえあるVTRと語った前田だが、特に印象に残っているものとして「柔道はやはり、日本の選手は強い方がたくさんいらっしゃる中での戦いは本当にすごかったですね。体操の谷川航選手、翔選手の兄弟で明暗が分かれた物語もぐっときました」とコメント。

また、ライバルがいること、誰かが成功し誰かが失敗する現実について「悔しいからこそ、がんばり続ける、挑み続ける、といのはすごくわかるし共感できます。すべてが当たり前にできてしまって叶ってしまったら、人って努力をしない方にいきがちになると思うのです。人生において、大きな挫折をしないまでも、自分よりも“上”の人を見つけて、どこかで意識して高みを目指していくというのは、どの仕事をしていても必要なことなのではないかと思います」と語った。

また、同じくナレーションを担当したティモンディの高岸宏行の収録の様子はこちら。

番組は、横浜スタジアムから2時間の生放送。村上信五・野村忠宏・宮里藍・宮司愛海のフジテレビ五輪キャスター陣が侍ジャパン稲葉監督をゲストに迎え開幕1ヵ月前の今を聞いていく。また五輪各競技会場からはフジテレビ新人アナウンサーの4名が初の中継リポートに挑む。