現在、 CS放送フジテレビTWO ドラマ・アニメ/フジテレビTWOsmartで放送・配信されているグルメガイド的オリジナルドラマ『純喫茶に恋をして』。

売れない漫画家の烏山純平(戸塚純貴)が自らの才能の枯渇に愕然(がくぜん)とする中、毎度、何かに導かれるように迷い込む純喫茶。本作は、そこで起こる出来事から妄想を膨らませ、やがて創作意欲を取り戻していく純平の姿を描く。

第13話の舞台となったのは、市場移転後も変わらぬ賑わいを見せる街・築地の喫茶店「マコ」。

徹夜明け、眠気覚ましのコーヒーを求めて築地場外をさまよう純平だが、鮮魚店が立ち並ぶ中、喫茶店はなかなか見つからない。「何もかもうまくいかないなぁ」と絶望しかけたところで出会ったのは、赤く光る「マコ」の看板。

「珈琲・お雑煮」の異色の組み合わせに戸惑いを見せつつ、仄暗い雑居ビルに唯一光る看板に導かれるように、歩を進めていく。「なんか…ゾワゾワする」と、恐る恐る階段を上ると、そこには“ディープ感”満載の赤い扉が。

徹夜で漫画執筆に励み、お腹を空かせていた純平は、壁に貼られた「海鮮雑煮セット」の写真につい目を奪われてしまう。しかし1800円という贅沢価格に断念し、(純平にとってはこれも贅沢価格ではあるが)鳥雑煮セット(1100円)を注文した。

餅の焼ける匂いでリラックスモードに突入した純平は、思わずウトウト。運ばれてきたお椀の蓋を開ければ、「これは絶対美味しい!」と確信せざるを得ないビジュアルの鳥雑煮がお目見え。

まずはつゆを一口。「徹夜明けの胃袋に優しい」味が染み渡る。続いて餅にかぶりつき、家庭的な味を堪能。「今年は実家に帰らなかったから、餅を食べるのは2年ぶりかぁ」と、感慨にふける。

ふと漂うドリップコーヒーの香りに、そこが喫茶店であるということを思い出す純平。食後に出されたセットのコーヒーには、サービスでシナモンクッキーとバタークリームがついてくるのがうれしい。

今回のヒロインは、みつ豆(500円)を注文。常連の男性客が注文したお新香盛り合わせ(500円)や、そのほか、たまごサンド(500円)など、幅広いジャンルのメニューを楽しめるのも、この店の魅力の一つだろう。

店舗情報

店名:マコ
住所:東京都中央区築地4-9-7 中富ビル2F
定休日:日・祝日
営業時間:10:00〜15:00
※2020年10月時点の情報です

次回の放送、第1シーズンを含めた再放送の詳細は、『純喫茶に恋をして』公式サイトをチェック。