6月24日(木)、映画「唐人街探偵 東京MISSION」の公開直前イベントが行われ、妻夫木聡、鈴木保奈美、浅野忠信、三浦友和が登壇した。
本作は、中国のスター俳優であるワン・バオチャン、リウ・ハオラン演じる中国の探偵コンビが世界中のチャイナタウンで難事件を解決していく大人気シリーズの続編。第3作目となる本作は、舞台を東京に移して繰り広げられる超絶エンターテインメント作品に仕上がっている。
2021年2月に中国で公開されるやいなや、全世界オープニング週末興行収入No.1の新記録を樹立し、いよいよ満を持しての日本での公開を迎えた。
シリーズ前作「僕はチャイナタウンの名探偵2(邦題)」にも出演し、中国の探偵コンビに難事件解決の協力を依頼する日本の探偵・野田を再び演じる妻夫木は、「前作が終わってからずっと中国語を勉強していたけれど、今回は翻訳機をつけている役だった」と笑顔で挨拶。
検事である双子の妹・川村芳子と裁判官の姉・晴子の2役を演じた鈴木は、「非常にカラフルでスピーディーでハチャメチャで、何も考えずに笑える作品」と目を輝かせ、本日登壇していない長澤まさみ、染谷将太らの共演した俳優陣の演技についても「怪演です」と褒めたたえた。
数々の海外作品にも出演する浅野は、事件解決率100%のエリート警視正を演じる。本作について「何も考えずに笑える、観終わった後に懐かしい感じもある」と評し、かつて憧れたジャッキー・チェンの映画を思い出すと感慨深そうに語った。
ヤクザの組長を演じた三浦は、「日本の大作の10倍のスケール」と撮影の規模に驚いたと語り、「監督のパワーがすごかった」と振り返った。
ロケ地は東京を始め日本各地に及ぶ。妻夫木は、短いシーンのために「渋谷を貸し切りたい」と希望したチェン・スーチェン監督が、渋谷の街をセットとして作成してしまった規模感に驚いたと語り、「見たことのない機材が多かった、プログラミングした通りにカメラが動いて、カメラを人間が動かさないんだと驚いた。レンタルに1日1千万かかるドローンを使ったのに、完成作を観たらあまり使っていなかった」と、日本の作品とのスケール感の違いに終始驚いていたと明かした。
また、印象に残った撮影について聞かれると、「初めて訪れた」という秋葉原で「聖闘士星矢」のコスプレをして撮影をしたシーンを挙げ、「役を通じて秋葉原を楽しませてもらった。あそこまで堂々と完璧なコスプレをして歩けるのはこの映画でしか無理でした」と振り返った。
イベントの最後に妻夫木は、「日本人である自分でさえも日本に対して新たな発見があった。映画館が遊園地になったような感覚にとらわれるような作品です。ぜひ劇場でダイナミックに感じてほしい」と締めくくった。
配給:アスミック・エース
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