6月18日(金)、フジテレビでは『人志松本の酒のツマミになる話』が放送された。
“お酒の席が盛り上がれば、何をしゃべってもOK”というルールの下、普段言えないような悩みや失敗談、心に秘めた本音を語り合った。
今回のMCを務めたのは、松本人志と千鳥(大悟、ノブ)。ゲストには、風間俊介、高岡早紀、DJ松永(Creepy Nuts)、藤田ニコルが集結した。
風間俊介、センスが問われる質問に“こねくり回して”答えていたが…
風間は「好きな映画を聞かれたとき、センス気にしますか?」と問いかけた。
俳優仲間から「『どんな映画見るの?』と聞かれたとき、心拍数の上がり方がすごいんです」と語ると、一同は「あぁー!」と激しく同意。
さらに風間は、ミュージシャンから「普段どんな曲を聴いてる?」、お笑い芸人から「どんなお笑いが好きなの?」と聞かれることを例にあげて…。
風間:その道の人たちが聞くその分野の質問って、ワンパンチで俺のセンス問われてるっていう…。
松本:(激しくうなずく)
風間:僕は、そういうときには「バック・トゥ・ザ・フューチャー」って答えるって決めてるんです。
松本:逆にね!
風間:こねくり回しても、ちょっと違うじゃないですか。
ノブ:こねくり回した時期もあったの?
風間:ありましたよ。フランス映画とか答えちゃって、すごい変な空気になるとか。
一同:(笑)
“こねくり回す”ことに共感した大悟は「『時計じかけのオレンジ』ね。誰も好きじゃないのに、『好き』って言うてるころあったもん」と乗っかり、松本も「『2001年宇宙の旅』もね。あれ言うときゃ、“深い”みたいな」と理解を示した。
また、大悟は『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ)に出演した際の失敗談を明かした。収録中にテンポよくトークが展開していたときのこと。
大悟:(明石家さんまから)「大悟、どんな映画好きやねん?」って聞かれて(瞬時に)「スタンド・バイ・ミー」って言うてもうて、さんまさんが「ほう…」って言うた瞬間に(やってしまったと)…。
一同:(爆笑)
松本:一番よくない答えやな。
ノブ:正解は、なんなの?
大悟:お笑いやったら「どんなもん観とんねん」とか、「お前がそんな難しいもん観るんか」とか、どっちかに振りきらんとあかんのに…。みんな大好き「スタンド・バイ・ミー」!!
松本:正解は、「おっぱいバレー」やからな。
一同:(笑)
松本:ノブは?
ノブ:僕は、学生時代は「トレインスポッティング」とか。
松本:言っといたら、かっこいいよな。
ノブ:はい。…って、言っとったんですけど、ほんまは「アルマゲドン」です。
一同:(笑)
スタイリッシュな映画とSF超大作の落差に、みなウケながらも「ああ、泣く!」(高岡)「めっちゃ泣けるし!」(風間)と王道映画を口々に肯定。
ノブは「ハタチくらいで気づきましたね。自分の首を締めることになるって」と、背伸びしていた若いころを振り返り、松本も「いやぁ、難しい、難しい」とうなっていた。
一周回って王道!松本「やっぱりナポリタンが一番うまい」
好きな映画については、ほかの面々もそれぞれ告白。
高岡:私は、逆の防御策で「私、あんま映画観ないんですよね」って言っちゃう。
松本:かっこいい!
高岡:「とくに好きなものはないなぁ」って。
松本:本当は、何が好きなんですか?
高岡:私も普通に「ウエスト・サイド・ストーリー」とか。
一同:(笑)
ノブ:(藤田に向かって)にこるんは、その感覚ある?
藤田:ないです。それでウケようとか、どう思われようとか、そういう感覚がないです。シンプルに言います。
ノブ:今の若い子って、そうなん…。
藤田:人に嫌われるとか、何も気にしてないです。
風間:ちょっとよく思われたいとかは?
藤田:ないです。ないです。
松本:「好きな小説は?」とか聞かれても、何言ったっていいもんね。
藤田:小説、読まない。
一同:(笑)
それぞれ映画にまつわるエピソードを語る中、松本がDJ松永に向かって「映画は?」と話を振る。それまで黙っていた松永は、口を開いたが…。
松永:映画っすか、いや、おぅ、あ、おぇ、ふっ…。俺、映画普段あんま観ないんで…。
静かに耳を傾けていた一同は、松永の噛みっぷりに意表を突かれ、手を叩いて大笑い。大悟は「そんな噛み方ある!?」とツッコみ、松本は立ち上がり呆れ顔で天を仰いだ。
風間:最終的に、一周回って王道を言えるやつがかっこいいという結論には達するんです。
松本:俺もそうしようかなぁ。やっぱり、ナポリタンが一番うまいもんね。
ノブ:はい!ほんとそうです!!
松本が続けて「春キャベツとしらすの…」と言いかけると、大悟は「いらない!味がない!」と斬り捨てて笑いを誘った。
藤田ニコル ネットニュースに思わず「ムカつく…」
芸能人ならではの悩みに関する話題では、ノブは「みなさん、ネットニュース、書かれ放題じゃないですか?」と声を上げた。みな同意しようとした瞬間、藤田が身を乗り出した。
藤田:乗り込みに行きません?
いきなりの尖った発言。藤田は、24時間以内に消えるインスタグラムのストーリー機能を使って、消えるからこその本音を書いていたが、それさえも記事にされてしまうと不満げ。
藤田:プロフィールにも、「ストーリーのことは記事にしないでください」って書いてるのに…。(怒りをにじませた声で)記事にするんですよ!
ノブ:そう!すんねん!
藤田:(聞こえるか聞こえないかほどの声で)ムカつく…。
一同:(笑)
思わず心の声が漏れてしまった藤田に対し、大悟は「乗り込もうとしてんの?」と言って苦笑い。
そして、ここからノブが自身が書かれて不快に思った記事について語り始める。
ノブ:「千鳥ノブは、下の歯が汚い」って書いてあって。おい、悪口じゃん!ちょっと待ってくれぇ。
一同:(笑)
ノブ:(記事を読み上げる口調で)「千鳥ノブは、下の歯が汚い!数年前から上の歯は治してるそうだが、下の歯は笑うと茶色ばってるときがある」
一同に笑いが広がる中、大悟は「茶色ばってるって、なんや(笑)」とツッコんだ。
また、(ネットの)コメント欄に話が及ぶと、大悟があることを提案。
大悟:書き込むとき、携帯の画面を鏡にしたほうがいいと思うねん。
ノブ:なるほど!
大悟:絶対、「自分、こんな顔して言うてる?」って思うもん。
松本:そう、そう、そう!
ノブ:いいねぇ。
松本:顔、見てみろと。絶対、下の歯汚いから!
急にぶちこまれた松本のボケに、ノブは「俺ですやん!」と反応。大悟も「茶ばんでるから。下の歯が」とかぶせ、みな大笑いとなった。