毎回さまざまなジャンルで活躍するゲストが集い、多彩な話題や事象を取り上げていくフジテレビのトーク番組『ボクらの時代』。
6月20日(日)は、「相思相愛のボクら 豪華未公開スペシャル」と題し、本編に入りきらなかったトークを放送する前編。
佐藤健×Taka(ONE OK ROCK)×大友啓史監督(2021年5月30日放送)
公開中の映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」で主演、主題歌、監督を務める3人。高校生のころに出会い、今では大親友だという佐藤とTakaがお互いを語る。
世界進出を目指したのは「6~7年前」と語るTakaに、大友監督は「早い」と感心。佐藤も「感覚が違う」と同感のようだが…。
大友:健くんも、早いと思うけどね。俺らの世代から見ると。
Taka:早いですよ。あと、やっぱ、吸収がエグい。
大友:吸収!めちゃめちゃ早いからね。「これ…どこに行く?」みたいな。
佐藤:成長が早いんじゃなくて、「どこを頑張ればいいのか」のチョイスが、たぶん、人よりズバッとやってるだけなんですよ。
佐藤は、「ここを頑張るんだというところをクリアに見つけて、見つけてからはそこにストイックに打ち込む」と自己分析。そこから、役者として「スイッチ」が入ったのはいつだったのかなど、デビュー当時からの思いを語る。
そのほか、佐藤が影響を受けた人物、Takaが「とにかくインプットしたかった」という海外での楽曲作り、年齢を経て変化するスピード感などについて語る。
鈴木敏夫×あいみょん×吉岡秀隆(2021年4月25日放送)
鈴木のラジオ番組へのゲスト出演をきっかけに実現した鼎談。共に「ジブリが好き」というあいみょんと吉岡はこの収録が初対面だが、鈴木も吉岡もあいみょんの楽曲をよく聞いているそうで…。
鈴木:すごい詞だもんね。
吉岡:うん、すごい。
あいみょん:自分でもよく書いたなって思う詞、たまにありますね。
鈴木:ああ(笑)。
あいみょん:「どうしたんやろう?」とか、思うときあります(笑)。日常生活で曲を書いているので。恋愛もその一部なので、「あのとき、どうこうされたな」とか、全部思い出します。
あいみょんは、「現在進行形の恋愛よりも、過去のことの方が“良い出汁”になる」と楽曲作りについて語る。すると、鈴木も「宮崎駿なんかもね、作ってきた映画は、ほとんど実話だよね」と明かす。
あいみょん:私がすごい好きやったお話は、「耳をすませば」のあのおじいさん。あれは、自分(宮崎氏)じゃないかっていう。
鈴木:そうそう!だって本当だもん。
あいみょん:どこか自分を投影してしまう部分みたいなところがあるから、実体験とか、もしかしたら作品に…。
鈴木:やっぱり、それがないと作れないよね、あの人は。実を言うとね、絵の方も自分が見たものを元にして描いてるんです。
吉岡:ふーん(と、感心)。
「登場人物にもすべてモデルがいる」(鈴木)そうで、吉岡が「『千と千尋(の神隠し)』の千尋ちゃん、僕、会ったよ」と語り、あいみょんを驚かせる。
菅田将暉×Fukase(SEKAI NO OWARI)×中村獅童(2021年6月6日放送)
映画「キャラクター」に出演している世代の違う3人が集まり、「もともとは医者になりたかった」というFukaseのバンド結成の経緯や今後の展開、また、デジタル社会について語り合う。
獅童:目まぐるしく環境が変わっていったりしていると思うけど「ここだけは忘れちゃいけない」みたいなものは何かある?
菅田:何だろうな。何か琴線に触れる瞬間ってあるじゃないですか、生きてたりお芝居してたり音楽聴いたり。なんか泣きそうになったりとか、痛いなとか、ぐわーって熱くなるとか。結局それが一番たぶん、フェチというか。たぶんその(心が)動くか、動かないか、かな。
獅童:今、家にいる時間も長くて、どんどん世の中がデジタル化していって、いいこともいっぱいあるんだけど、便利な世の中で。でもやっぱり役者って、いくら世の中がデジタル化しても心はアナログでないといけないっていう。
獅童は「古い考えって言われちゃうかもしれないけど…」と持論を明かし、アーティストの楽曲制作についても言及する。
獅童:歌作る人でもそういう「甘酸っぱいラブソング作ってよ」ってなったときに。
菅田:いや、めっちゃ変わりますよね、絶対。
Fukase:それこそ、ラブレターなんてもう書かない。
中村:そうじゃん。だけどそういう歌って、僕ら若いときいっぱいあってさ。
Fukase:ありましたよ。
中村:甘酸っぱいさ。それを聴いて感動したり、自分もちょっとキュンとしたり、甘酸っぱい気持ちになったりするけど、そういうのがね、もうすごい古典になるんだろうね。
一同はそれぞれのラブレターの思い出を明かし合い、時代が変わっても大切にしたいことを熱く語る。