12月12日(土)23時40分より、真矢ミキ主演、フジテレビ系オトナの土ドラ『さくらの親子丼』第9話が放送される。
残すところあと2回。民間子どもシェルター「ハチドリの家」で働く、九十九さくら(真矢ミキ)の奮闘ぶりと、回を重ねるごとにさくらたちに見守られながら一致団結して強く生きようとする子どもたちの成長に、SNSでは感動の声と数多くのエールが送られている。
本作のクランクアップは、11月下旬。真矢のラストシーンには、別日にすでに撮影を終えていた子どもたちが駆けつけるなど、ドラマ同様キャストたちの絆も深まっている様子だった。
新米弁護士・宮部雪乃を演じた新川優愛、ホーム長・高瀬川多喜を演じた山崎静代に、本作の撮影を振り返ってもらった。
<新川優愛 コメント>
――クランクアップを迎えた今のお気持ちは?
どの作品もですが、やっぱり終わる時は寂しいですね。クランクインしたのが暑い季節で、その時期に「どれだけ走るんだ」と思いながら走ったシーンが思い出されます(笑)。
後半になればなるほど、先輩方や子どもたちとグッと距離が縮まって仲良くなっていき、最後の2週間ぐらいは特に寂しさが募りました。
――印象に残ったシーンは?
深く関わった梨花(永瀬莉子)と朝子(倉島颯良)とのシーンです。
どちらの家にも雪乃は乗り込んでしまい、弁護士としてのルールを破ってしまったかもしれませんが、雪乃の真っすぐさを描いたシーンでしたので、印象に残っています。
――もし、パート4があるとしたら、どのような雪乃さんでいたいと思いますか?
日が経って大人になった部分もあるとは思いますが、私は雪乃の真っすぐさがとても好きなので、怒られながらも変わらない部分も持っていて欲しいなと思います。
<山崎静代 コメント>
――クランクアップを迎えた今のお気持ちは?
あっという間に終わってしまったという感じで寂しいです。
シリアスな内容が多かったですが、現場はとても楽しくて、真剣に子どもたちと向き合ってこちらも学ばせてもらいました。
――山崎さんにとってどんなドラマでしたか?
私の役がシェルターのホーム長で、子どもたちを指導する立場でした。
人に何かを教えるような役は初めてで、役としても、現場の先輩の山崎静代としても、何か聞かれたら少しでもアドバイスができるような立場でいたいと思っていました。
ですが、ハチドリの家の子たちは、みんな若いのに本当にしっかりしていて、演技もできる子ばかりですごかったんです。精神年齢は、私よりあの子たちのほうが上なんじゃないかな(笑)。私ももっと頑張らなくては、と思いましたね。
――もし、パート4があれば、どんな展開を望みますか?
ハチドリの家に残っている子たちの続きを見届けたいです。
あと、なぜかこのドラマは、アクションやケンカに力を入れていたようで(笑)。アクションシーンは決して得意ではないですが、ボクシングの動きで悪い人たちを懲らしめるとか、多喜の強さを証明できるようなシーンがあったら面白いなと思います。
<第9話あらすじ>
さくら(真矢ミキ)たちは、希望(清水香帆)の裁判を機に人を思いやる気持ちが生まれた子ども達の成長に驚く。
そんな折、庭作業の最中に真由子(井本彩花)が皆の前で倒れてしまう。心配する子どもたちに対し、桃子(名取裕子)は、真由子が実は病気であると説明する。
大樹(細田佳央太)らは、真由子のために「自分の骨髄を移植して」と次々に訴え出るが…。意識が戻った真由子は、医師から骨髄移植の準備を勧められるも、その適合者が実の兄の祐二(金井浩人)と察し、承諾しない。
それでもさくらは、真由子を救うために、雪乃(新川優愛)とともに再び拘置所を訪れ、祐二を説得しようと…。