女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『NONSTOP!』の金曜恒例コーナー「NONSTOP!サミット」。

12月11日(金)の放送では、「夫婦の不機嫌問題、どう解消する?」「AI時代…今、必要な能力とは?」というテーマについて、MCの設楽統と三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋、ハイヒールのリンゴ、庄司智春、婦人公論前編集長の三木哲男が議論した。

「夫婦の不機嫌問題」についてのテーマでは、まず視聴者に意見を募る「せきらら投票」で、「あなたの家庭では夫と妻、どちらが不機嫌になりやすい?」と問いかけた。

「自分のほうが不機嫌になりやすい」と千秋とリンゴが言う通り、投票は「夫=40%」「妻=60%」という結果に。庄司は「妻のミキティ(藤本美貴)は不機嫌になる時間が決まっていて、忙しい夕方に電話をすると不機嫌な対応をされる」と告白し、女性陣から「だったらなぜその時間に電話をするのか?」と猛ツッコミを受けた。

「家族で動物園に出かけたら、コロナで事前予約制だったため入場できず、夫が不機嫌に。計画を立てたのは夫だが、切り替えてほしい」という30代女性のエピソードでは、千秋が「計画を立てた人が調べておくのが当然だから、夫が不機嫌になっても仕方ない」とピシャリ。

一方、「前日まで機嫌が良かった夫が、翌朝不機嫌に。自分は徹底的に無視するので、1週間くらいケンカのような状態が続く」という30代女性に対しては、千秋も「“かまってちゃん”の夫をかまう必要はない」と同調。

しかし庄司は、「無視はきつい。不機嫌であることを指摘するだけで、お互いに歩み寄れるのでは?」とアドバイスを送った。

心理カウンセラーの五百田達成(いおた・たつなり)氏によると、そういう時は「相手を他人だと思うのが和解への近道」なのだそうだ。三木も「ホームステイに来ている留学生だと思えばいいのでは?」と提案したが、リンゴは「そんな人のパンツは洗えない!」と混ぜっ返しながら、家族だからこその距離感の難しさを指摘した。

また、「せっかく皿洗いをしたのに、水しぶきを拭いていないからと妻が不機嫌になる」という30代男性のエピソードでは、「そんなことを言われるなら、皿も洗いたくない!」という庄司と、「放っておいた水しぶきを毎日拭いているのは妻。そもそも“やってやった”という態度が腹が立つ」という千秋が口論に!

「夫婦だからこそ細かいところまで話し合うことが大切」という五百田氏による具体的な話し合いのポイントも紹介されたが、三木は「話し合って妥協点を見つけよう、というのはわかるが、夫婦には甘えがあるから妥協もできない」と苦笑した。

番組公式SNSには「夫に当てはまりすぎ!」という声が続々到着。「不機嫌になるのは仕方ないけれど、引きずられるのがイヤ」という意見や、「もめたくないから、とにかく謝る」という本音も見られた。

AI時代に必要とされる能力は、読解力!

「AI時代…今、必要な能力とは?」というテーマでは、今後、AIに置き換えられる可能性が高い職種や、AI時代に人間に必要とされる能力について議論した。

現在、金融業界などでは、人間とAIの分業が進み、今後、他業種でも一般事務職などの役割でAIへの置き換えが進むと考えられている。三木によると「AIが小説を書いたりする例もある」そうで、リンゴは「中国では、アナウンサーもAI化している」と説明。

一方で、人間には、コミュニケーション能力や人の意図を汲み取る能力が必要になると言われている。そうした能力を高めるためには「読解力」が欠かせないのだが、庄司の子どもをはじめ「計算問題は得意なのに、文章問題には拒絶反応を示す」という子どもが多いという。

そこで、国立情報学研究所の新井紀子教授が実践している、「読解力」を高めるための練習方法を紹介。

家庭でも、「会話を単語で済ませない」「(現代とは違う言葉や設定が使われる)時代設定の違うドラマを見て感想を言い合う」などの方法で、読解力を伸ばすことができるのだそうだ。