12月21日(月)、映画「おとなの事情 スマホをのぞいたら」の完成披露試写会が都内で開催され、東山紀之、鈴木保奈美、常盤貴子ら豪華出演者が登壇した。

同作は、イタリアアカデミー受賞作の日本版。スマホに届くメールと電話の内容を、パートナーや友人たちとさらし合うゲームを始めてしまった3組の夫婦とモテない独身男が必死で嘘をつき、言い訳を繰り返すコミカルな様子を描いている。

東山との共演に、保奈美は「少年隊がいる!」、常盤は「いつでもヒガシ」

モテない独身男・小山三平役の東山は「フジテレビのリハーサル室で皆さんと初めてお会いしたんですけど、鈴木保奈美さんと常盤さんが同じ空間にいることが感動的で、リハーサルを含めて有意義な時間を過ごせたと思います」と、90年代の大ヒットドラマを牽引した女優陣との共演に感慨深げな様子。

続けて、「ワンシチュエーションのストーリーだったので、芝居のようでもあり、プライベートのようでもあり。自然体で撮影できました」と振り返った。

50代のセレブ夫婦に扮(ふん)したのは、益岡徹と鈴木。鈴木は東山の発言を受けて、「今のようなことをリハーサル室で東山さんが『あぁ~、すごいな~。鈴木保奈美と常盤貴子が並んでる』としみじみ仰っていて、私たちも『少年隊がいる、テレビで見ていた人だ、すごい』って(笑)」とアイドル・東山との共演に感激したことを報告。

田口浩正と常盤は、40代の倦怠期夫婦役で出演しており、常盤は「リハーサルを重ねることを最初の段階でうかがっていたので、これは大変な戦いになるだろうなとわかっていたんですが、その時間を皆さんと共有できることがとっても幸せでした」と回顧。

現場で対面した東山については、「ただただカッコいいですよ。いつでも“ヒガシ”みたいな」と、鈴木同様に東山との共演を喜んだ。

そして、30代の新婚夫婦役で淵上泰史と木南晴夏が出演。錚々たるキャストとの共演に、ともに感激したことを明かした。

スマホデビューした東山「字が小さくて意外と大変」と苦笑い

本作を客観的に見た感想を問われた東山は、「スマホの中身を見るということは、人によってはスリラーだと思う。見る方の生活環境や携わってる人などによって、見え方が違うんだろうな」とコメント。

また、「僕はずっとガラケーだったんですけど、この作品に出演することになってスマホにしなきゃいけないと思い、スマホにしました」と告白し、司会者から使用感を聞かれると、「字が小さい。意外と大変」と苦笑いを浮かべた。

続いて、感想を求められた鈴木は「字、大きく設定できますよ」と、同世代の東山へアドバイスを。そして、「試写を観てくださった方からは、『プッ』とか『クスッ』とか『ニヤリ』っていういろんなタイプの笑い方ができると言われました。結構ブラックなんですが、全部ひっくるめて洒落たおとなたちのお話になっている」とアピール。

常盤は「世界18ヵ国でリメイクされている作品なんですけど、日本バージョンは元のイタリアバージョンをご覧になった方でも楽しめる内容になっているので、見比べる面白さもあるのかな」とコメントした。

最後に東山は、「撮影をしている時にちょうどコロナウイルスというものが出てきたんですけど、そこから数ヵ月で世界が変わってしまいました」と回顧。

そして、「ただ、エンタテインメントの光は変わりませんので、こういう時だからこそ、皆さんに楽しんでいただく。感染対策を十分にしていただいて、ゆっくり観ていただくことが大事なのかなと。皆さんの心にちょっとでも沁みてくれたら、やった甲斐があると僕らは感じますので、ぜひ楽しんでいただきたい」と呼びかけていた。

映画「大人の事情 スマホをのどいたら」は、2021年1月8日(金)全国公開。

最新情報は、映画「おとなの事情 スマホをのぞいたら」公式サイトまで。

配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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