女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『NONSTOP!』の金曜恒例コーナー「NONSTOP!サミット」。
1月15日(金)の放送では、「スレ違う夫婦の本音」「コロナ禍…学校のデジタル進化」というテーマについて、MCの設楽統と三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋、カンニング竹山、大神いずみ、婦人公論前編集長の三木哲男が討論した。
「スレ違う夫婦の本音」では、「共感しかない!」と話題のドラマ『知ってるワイフ』(毎週木曜22時から放送中/フジテレビ)の劇中エピソードが多数登場。まずは、「スーパーのレジに並んでいる時、子供がグズり始めたのに、買い忘れたものを夫・元春(大倉忠義)が取りに行き、妻の澪(広瀬アリス)がキレる」というシーンが紹介された。
視聴者の意見を募る「せきらら投票」では、そんな元春の行動は「イラッとする?」「気にならない?」と問いかけたが、大神は「イラッとしない人なんていない!」と早速、臨戦態勢に。
千秋は「夫を待たずに会計を済ませればいいのでは?」と解決策を提示したが、「せきらら投票」の結果は「イラッとする=81%」「気にならない=19%」となり、澪の態度が圧倒的な支持を受けた。
また、劇中の「一度スイッチが入ると(澪は)モンスターになる」という元春のセリフを受けて、「おおらかだった妻が、子供が生まれてから言葉遣いがどんどんひどくなった」という30代男性のお悩みも紹介された。
大神が「一番イヤなところを夫にぶつけてしまうし、そんな自分に対する自覚はある」と経験を語ると、三木は「日本の母親は睡眠時間が世界一短いという統計もある。出産前と何も変わらない夫にイライラするのは仕方ない」と分析した。
公認心理師の小高千枝氏は、妻が“モンスター化”する理由を解説した上で、妻が「この人、場所なら安心できる」という逃げ場を持つべきだと提言。しかし、千秋と大神は「安心できる人=夫、安心できる場所=家庭であるべきなのに、そうならないからモンスター化するのでは?」と問題の根深さを指摘した。
番組公式SNSにも「人を一人産んだのだから、人格が変わらないわけがない」「人格が変わらないほうがモンスター」「妻が変わった、のではなくて(夫を含む環境が)妻“を”変えた」などの意見が多数届き、「結婚が怖くなってきた…」という不安の声も見られた。
「娘の一人暮らしを機に4月から夫婦2人暮らしに。夫婦の会話を増やしたいが、妻は素っ気ない対応で微妙な空気が…」という50代男性のエピソードでは、そんな状態を「改善したほうが良い?」「そのままでいい?」と「せきらら投票」で問いかけた。
大神は「エレベーターで夫と2人になると、何を話したらいいか戸惑う」と、エピソードに共感。投票の結果は「改善したほうが良い=55%」「そのままでいい=45%」と拮抗したが、千秋は「そもそも改善できるものなのか?」と疑問を。
「夫だって(妻と出会った頃とは)変わっているんだから」という竹山は、「お互いにイライラしてばかりだと生活が成り立たないから、何かあったらきちんと話し合いを」と世の夫たちにアドバイスを送った。
コロナを機にデジタル化を進めたいが…学校現場には問題が山積み!?
「コロナ禍…学校のデジタル進化」では、検温アプリを導入した学校や、連絡帳をデジタル化した学校の事例が紹介された。
スタジオでは「デジタル化によって業務が簡略化できるのは大賛成。ただ、今は過渡期なので、対応できない保護者へのフォローも必要」という議論の流れに。
「ベテラン教師がデジタルは苦手だと丸投げ。若手教師に負担が集中している」(30代男性教師)、「自由研究を保護者限定のウェブサイトで展示しようと思ったが、ハードルが高かった」(30代女性教師)と、デジタル化が進まない現場の声も紹介された。
竹山は「これを機会に親も学校も進化していく気持ちがなければ」と激励を送り、三木も「デジタルが苦手なベテラン教師は経験の面でサポートするなど、協力体制を整えるべき」と訴えた。