2月5日(金)、舞台「ローズのジレンマ」の公開舞台稽古が行われ、大地真央、神田沙也加、村井良大、別所哲也が登壇した。
公開稽古前にステージへ登壇したキャストは、まず、明日2月6日(土)の初日を控えた心境をコメント。
大地:本日はコロナ禍の中、お集まりいただき本当にありがとうございました。私たちは1月4日からお稽古が始まりまして、いよいよ初日を迎えることになりました。
非常に独特な作品です。皆さまにいろんな意味で楽しんでいただける作品に仕上がっているかなと思います。明日の初日、勇気を持ってこの劇場にお運びいただけたら、きっといいことがあると思っております(笑)。
「こういう時代だからこそ、上演してくれてありがとう」というお言葉もいただきました。自粛期間ということもあり、ご家族が反対したりとか、「なるべく自宅に」と思っていらっしゃると思いますが、ぜひ劇場にお運びいただいて、私たちと時間を共有していただき、明日への活力源になっていただけたら役者冥利に尽きます。お待ちしております。
神田:こうやって劇場に、ステージに立ってみて、今年初の作品ということで感じるところもありますし、いつもとは何か違う感じがしていて。大地さんとは久しぶりに共演させていただくということで、隣にいてとても勉強になることが多かったので、最後まで健康に気を付けて、実りある作品にできたらと思っております。
村井:お正月に稽古が始まりまして、約1ヵ月間。本当にあっという間で、だけど充実した稽古期間を過ごせたと思っています。そして劇場でセットと対面し、役衣装をつけて、さらにこの世界に入り込んで、楽しんで1ヵ月間公演を無事に終えられることを願いながら頑張りたいと思います。
お客様はマスクをしてご観劇されると思いますが、なかなか笑い声が出せないかもしれないのですが、なるだけマスクの下を笑顔にできるように頑張りたいと思います。
別所:世界中の劇場関係者、エンターテインメントの皆さんが試行錯誤している中、ここ日本・東京でも一歩一歩前進できる、作品を上演できることを心からうれしく思っています。皆さんにとって、2021年が演劇と笑いと感動がもう一度蘇る、一歩ずつ前進できる希望の1年になったらいいなと思っています。劇場で、そんな空間を作っていけたらいいなと思っています。
コロナ禍での舞台上演ということもあり、熱い思いを語ったキャスト陣。そのコメントの直後、「皆さん、今日は何の日かご存じですよね?」という別所に、一瞬キョトン顔を見せていた大地は、BGMにハッピーバースデーの曲が流れ始めると一転、目を大きく見開きびっくり。
この日、65歳の誕生日を迎えた大地をサプライズでのお祝いだったのだ。
神田からローズの花束が手渡された大地は、「ありがとうございます!わ~!ローズです!」と大喜び。続けて、「鳥肌!まさかこの場でこんなお祝いをしていただけるなんて。ウルウル来ちゃいました…」とこぼす。
そして、司会から「では、神田さんからひと言」と言われると、大地は「もういい!泣いちゃう!あ~ちょっと待って!」と目を潤ませ、慌てる場面も。
神田ももらい泣きをしながら「本当に生けるオーラみたいな方で。ハッピーオーラ、リーダーシップ、愛があって、女性としても役者としても勉強になることがいっぱいです。これからもずっと追いかけて、学びたいです。本当に本当に大好きです!」とコメント。そんな雰囲気に、村井、別所もウルッと来ている様子だった。
最後に大地は、「まさかこんなサプライズがあるとは。本当にありがとうございました。みんな健康に気を付けて、コロナに負けないように、皆さまに夢と希望をお届けできますように頑張りたいと思っています。お待ち申し上げております」と、笑顔で語った。
最新情報は、舞台「ローズのジレンマ」公式サイトまで。