30代後半に差し掛かった関ジャニ∞が、あらゆるモノやコトを追求し、楽しみ、“イカしたオトナ”を目指す本気バラエティ『関ジャニ∞クロニクルF』。
2月8日(月)は、「日本の国民食、カレーでバラエティする。」後編が放送された。
村上、スパイスカレー先駆者に「かっこいい!」と驚嘆
村上信五が、他業種で活躍する同世代と本音トークを繰り広げる「R40」。今回は、スパイスカレーブームの先駆者で“カレー界の女神”とも称される齋藤絵理さん、38歳。大人気カレー店「SPICY CURRY 魯珈」を1人で切り盛りしている。
腹を割って話すため、アダ名&タメ口がルール。“えりつぃん”こと齋藤さんは、「美人はいかが?」などで知られる漫画家・忠津陽子さんを母に持つ。家族での外食でカレーを食べることが多く、スパイスカレーに目覚めて17歳でカレー屋さんになると決意。しかしその後ダンスに熱中し、大学卒業後はカレーチェーン店「CoCo壱番屋」の内定を蹴ってダンサーになるも挫折。原点に戻って「カレー屋さんになろう」と決心した。
一方、“しんちゃん”こと村上は、「楽して金を稼げる」と芸能界へ入るが、なかなかデビューできず「ジャニーズを辞めるか初めて思った」そう。その後、ようやく関ジャニ∞としてデビューできたものの、関西勢では「KinKi Kidsという圧倒的な先輩がいた」ため、グループの個性を模索したと明かす。
共に、“諦める”ことで違う道が見えてきたという2人。25歳になった齋藤さんは、南インドカレーの名店「エリックサウス」で7年間の修行に励み、33歳で自分の店をオープン。「日本一のカレー屋さんになりたい」と決めた齊藤さんからは、「2番ってことは、現状に満足しちゃってる。1位目指したら、1位獲るまでずっと走れる」とパワフルな言葉が。
そして話は“1番の定義”に。村上は「俺も若かりし頃、1番全部獲りたかった」と振り返るが、その後「何の1番を獲ったらいいか分からんくなった」と吐露。これに、齊藤さんは「ミシュラン」をひとつの指標にしていると答え、「カレー界で初めてミシュランの星を獲れたら、1番になれたって思えるんじゃないか」と力強い声で語った。
邁(まい)進する齋藤さんに、村上は「いいなぁ」と感嘆。そして、「自分しか分からない、ちっちゃい1番をいっぱい持っておきたい。小さい自信を持てる」と応えた。昔は、些細なことで褒めてもらい「自信というパンをちぎって分け与えてもらってた」と言うが、「その自信が大きいパンになったら食べられへんし、プレッシャーという重荷になって消化できへん」と、アツく持論を展開した村上。
さらに、30代後半になった今は「小さいパンは、もう誰も与えてくれない。唯一、お客さんの顔や些細な一言が自信をくれる」と続けると、齋藤さんも「活躍することが皆への恩返し」と共感した。
そんな齋藤さんは、現在従業員を雇わず、全ての仕事を1人でこなしている。「接客とか料理の盛り付けで味が変わる」ので、1番になるためには「自分でやらないとダメ」なのだそう。そのストイックさに「頭が下がるわ」と驚く村上。
こうした努力によってできた逸品「ろかプレート」は、約10種類のスパイスで作ったルーに、台湾の魯肉飯を合わせた斬新なカレー。一口食べた村上から出た言葉は「およよ?」。これには齋藤さんも「初めて言われた」と笑い出す。さらに開店から4年間、毎週試作なしの一発勝負で作ってきた「週替わりカレー」は、200種類以上にも及び、村上は「戦ってるねぇ。かっこいい!」と舌を巻いた。
村上は34歳以降、多ジャンルの仕事が増えて「よく分からなくなってきてた」と振り返る。「初めての時は賛否あってしかりだが、腹積もりをスタッフもしてくれているから、それ以上に俺もしないと」と心意気を見せた。そんな村上を、齋藤さんは「皆を元気にしたり明るくする、日本の大切な宝」と賞賛。極上の褒め言葉に、村上は「せやろ?とんでもないフランスパン出てきた!」としっかりツッコんで笑わせた。
最後は、齋藤さん特製カレー風味納豆を“お供”に同じ窯の飯を食べながら、これからを語る。齋藤さんは「第一線で走らなきゃ」、村上は「この国を明るくする」と、改めて自身の役目を確信した2人。いつかまたインタビューできるよう、お互い頑張りましょうと誓い合った。
「ティラノサウルスみたい」カレーうどんを激しく飛ばすのは誰!?
番組後半は、“飛び跳ね”が付き物のカレーうどんを、汚れを気にせず思いっきり食べるべく、関ジャニ∞メンバーが「カレーうどん豪快に食べる王決定戦」を開催。的が描かれた白Tシャツを着てカレーうどんを食べ、飛び跳ねが的に当たった分だけポイントを獲得できる。
しかし、前回放送でシチュー愛を語った大倉忠義は「黒いTシャツでクリームシチューっていう案はなかったの?」と不満をぶつけ、スタジオは大爆笑。
トップバッターの安田章大は、的を狙って飛ばすのを防ぐための目隠しを着けるタイミングが早すぎてスタッフからツッコまれる場面も。口いっぱいにうどんをすすり、頭を小刻みに振ってみるが意外とカレーは飛ばない。荒々しく食べるも、勢い余ってむせてしまう。
続く横山裕は、なるべく高さをつけてすすり、着実にカレーを飛ばしていく。頭を激しく振る姿は獅子舞のよう。思い切りの良さに、大倉に「ええわ、こんな40歳」と言わしめた。
そんな大倉はうどんをくわえたまま勢いよく上を向き、背中に描かれた1000点の的を狙ってカレーを飛ばす。
村上は、袖に描かれた500点の的をピンポイントで狙う作戦。前屈みの絶妙な姿勢で体をひねる様子に、安田から「ティラノサウルスみたい」とツッコミが。
最後は丸山隆平。行儀よく食べた方が飛ぶということで、立って少しずつうどんをすする。特に面白味のない食べ方に、大倉は「普通に立ち食いうどんやんけ。アホっぽいわ。(駅で)急行待ってるおっさん」と毒舌が止まらない。
結果は、1位 横山2250点、2位 大倉2200点、3位 安田440点、4位 丸山160点、そして5位の村上はマイナス点の的に当たったため-163点。優勝した横山には、白Tシャツ1年分が贈呈された。最後は、丸山が「皆さんの個性も見えて良かったですし、ゲームも楽しかったですし、おすし」と、「カレーをすし締め」でまとめた。
次回、2月15日(月)『関ジャニ∞クロニクルF』は、丸山が再び動画編集に挑戦。超一流の予告編ディレクターに極意を学び、大倉主演ドラマ『知ってるワイフ』の予告を作る。しかもドラマスタッフにガチ売り込み!地上波O.A.なるか!?
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