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 本物のデザインが生み出す心地よさ–––。新型アウトランダーPHEVと建築家の対話_site_large

本物のデザインが生み出す心地よさ–––。新型アウトランダーPHEVと建築家の対話

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2024年秋、さらなる進化を遂げた三菱自動車の新型アウトランダーPHEV。中でも室内環境のグレードアップは、シートに座った瞬間に重厚感や安心感を感じられ、極上のドライビング体験をもたらす。インテリアの素材には、セミアニリンレザーやアルミパネルといった本物の素材を使うことで、クルマ全体の信頼感が生まれ、さらにそれらの素材を統合し調和するデザインが施されている。音響環境としては、ヤマハと三菱自動車が共同開発したオーディオシステムを採用。そんな新型アウトランダーPHEVを建築家・原田真宏氏が設計した小高い丘の上の邸宅前に停めて、三菱自動車カーデザイナー・秋田直輝氏とともに対談。それぞれの経験から、空間をデザインする楽しさ、難しさについて語り合った。

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▼原田真宏

マウントフジアーキテクツスタジオ主宰建築家。芝浦工業大学でも建築学部教授を務める。住宅から公共建築まで幅広く建物を設計。2017年にJIA日本建築大賞を受賞した「道の駅ましこ」をはじめとして、ほぼすべての作品が国内外で賞を受賞するなど世界的に高い評価を受けている。代表作にホテル「Entô」、集合住宅「seto」、教育施設「知立の寺子屋」などがある。


▼秋田直輝

三菱自動車工業 プログラムデザインダイレクター。グローバル展開車をはじめとして複数のデザインプロジェクトを統括する。新型アウトランダーPHEVでは、プロダクトとしてのコンセプト「威風堂堂」を掲げて、三菱自動車のSUVの力強さ、精悍さなどをデザイン。


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1個1個の物が大切にされている感じが伝わってくる



原田:いいね、シートに身体がはまる。しっかりとホールドしてくれる感じ。固くもなく、柔らか過ぎもせず信頼感がある。


秋田:シートの腰部などのサポート形状はタイトになりすぎず、かつ上質なホールド性をエルゴノミクスのチームも含めて作り上げてきたので、座り心地には非常に自信があります。


原田:リビングの家具のような、どこに座ってもいいような楽な感じもありますね。


秋田:運転しやすく、ハンドルを切ったときにもしっかりとサポートするということも重要なのですが、やはりシートに座ったときに、上質だな、落ち着けるなという印象を持っていただくために、形状や、身体のどの部分を一番サポートすればいいかなどを非常に研究し、検証しながら作ってきたシートです。


原田:インテリアにはレザーを多用していますよね。ひし形のステッチも多くて、肌触りがいい。


秋田:セミアニリンレザーという上質な革を使っています。ステッチの入れ方にもこだわりをもっていて、どれだけ膨らみ感を出せるかや、細部の物と物の合わせ方にも工夫をしています。



原田:使い込んでいくと味が出てきてよくなりそう。SUVだからタフに使うこともあるでしょう。


秋田:そうですね、時間の経過とともに味になっていければ良いと思いますね。


原田:車内に入ってすぐに、1個1個の物が大切にされている感じが伝わってきました。ないがしろにされている部分がほとんど感じられない。


秋田:信頼感を感じてもらえるように検証を重ねて、たとえば、ダイヤルひとつ取っても、モックアップをいっぱい作ってですね、机の上にバーっと並べて、目隠しして、デザイナーが手探りで掴んでいくんですね。握った時に最適な形というのを実際に触って、クルマとしての安心感、安全感、そして落ち着きを感じてもらえるように検証してきました。


原田:面白い話ですね。だから新しい価値観のパッケージができるんですね。そういうことに注力するのは、長い時間をかけていくブランディングですよね。


秋田:まさしくその通りです。我々は「三菱タッチ」と呼んでいるんですが、そういうお客様が車内で感じることも三菱自動車のひとつのブランディングの指標に落としていきたいと考えています。



本当の意味でのデザイン


原田:車内を見せてもらいましたが、音響環境にはヤマハと共同開発したオーディオシステムが搭載されていて、音をよくするためにドアの構造から変えているという話を聞きました。カタログに記載の情報だけではあらわれない話ですよね、ドアの内部構造のことだから。そのへんにこだわりを持った人が集まって作った空間、マエストロ的というか、職人の思いと技術がたくさん入ったクルマなんだなと思いました。


秋田:ヤマハさんには音に対して真摯に向き合って音作りをしている職人みたいな方たちがいて、あらためてすごい世界だなと感動しました。一切妥協せず、こだわりと熱意をもって取り組んでいただいたおかげで、ヤマハさんからの細かなアドバイスも活かしながら、ドアの構造をはじめとする多岐にわたる部分を最適化することができました。たしかに音の良さはカタログでは伝えづらい部分ではありますが、最終的には出てくる音でその良さを感じ取ってもらえると思います。


原田:スピーカー前面のグリルのところが樹脂だと厚みが出てしまって音が鈍くなる。だから薄くできるスチールにしているというのもこだわりですね。



秋田:そうなんです。性能を引き出すために、金属グリルの薄さが必要でした。デザイン的にもパンチングメタルが、特別な音質を期待させるひとつのアイコンになっているかと思います。


原田:表層的な見た目重視で車内インテリアを作って、スピーカーを入れて、それで終わってしまうと、こうはならないですよね。いい音にこだわるから、パンチングメタルになるし、それに合ったドアの構造になっていくしと、様々な論理が連携し合って、ある形になっているというのもすごい良いことだと思いました。それは本当の意味でのデザインだと思った。ただの組み上げられたパーツではなく、総合的に調和された車内。調和って、古くさい言葉ではあるけどデザインの本質だと思います。パッと見たときはよく分からないかもしれないけど、使っていくうちに徐々にその良さが分かってくる。



あまり形を遊ぶよりも、まずは力強く作りたい


原田:この建物のご家族は世界各国に離れて暮らしているような方々で、みんながいつか集まって、一緒になれるような場所が欲しいということで設計の依頼がありました。建物の作り方は、例えば隣の木の位置や地形などの影響を受けて、それらとの関係が良くなるように、この建築自体も置かれています。言ってみれば、本当に自然な状態を作りたいと思ったんですよ。自然っていう言葉もいいなと思ってて。読み方を変えると自然(じねん)ですよね。自然って仏教用語で「自ずからしかあるべし」って意味なんだそうです。それぞれがそれらしくその場所にありなさいっていうような言葉で、それはみんなが肯定されているような、みんなに居場所があるような状態だから、そんな環境を作れたら幸せだろうなと。



秋田:私もこの建物を拝見して、木なら木、壁なら壁って、ある意味アイソレートされているように、はっきりと分けて作っているなって思いました。あえてマージさせずに、分けてますよって。むき出しに見えるようにしてるんですけど、それが優しく一体感があるように感じるのは、正方形や長方形の規格で作るのとは違う、この地形や自然との関わりを生かして作られているからなのだと感じました。


原田:全体のための個ではなく、個の集まりで全体ができている感じです。そんな空間なら多分、すごくリラックスした自分でいられると思う。社会の中での自分のありようとしても、その方が気持ちいいじゃないですか。押し込められたような感じではなくて、自分も自ずからしかあるべしという感じで、いい姿勢でストンと世界に立っているというような感覚を大切にできるような、哲学というか。クルマも建築も、人生の中での時間をかなり長く過ごす場所だから、何か世界を捉えるモデルになっているような気もするんですよね。



秋田:私も新型アウトランダーPHEVをデザインするにあたって、形状にあまり無理をさせたくないなっていうところもあって、あるようにあってほしい。その先には、まずは思想として堂々といたい。運転している時も気持ちを落ち着かせて出かけ、豪雨の時でも安心して堂々と帰ってこられる。非常にオネストな形状でデザインしたほうが、嘘偽りない空気感がでるのかなと思いました。あまり形を遊ぶよりも、まずは力強く作りたい。「威風堂堂」というコンセプトに合わせてそのように進めてきました。


 長い間価値を保つようなそんな存在



原田:今日の話のなかで、ダイヤルの話がとくに気に入りました。デザイナーが目隠しをして選ぶという(笑)、様式にしたがうのではなく、目的に従うというか、起きている現象や経験を大切にしたときにでてきてしまう形が本来の様式です。だから様式は追うのではなくて作る方がいいなって思う。


秋田:デザイナーが目で見ずに何をしているの? という雰囲気がありましたが、徐々にわかってくるんですよね。だから見た目だけじゃないってところをクルマにせよ、何にせよ、表現していくことができれば、より深く乗っていただく方との関わりは作れるのではないかと思っています。



原田:そうですね、そこはデザインの哲学というのかな、空間に現れるでしょうね。例えば建築で、ひとつの意図に基づいてすべてをパッケージにした感じだと、各部にいろんな軋みが起こるから、それぞれの要素が「なりたいようになっている」ようにデザインするのがいいんだと思う。隙なく決めきっちゃうことの息苦しさがあるでしょう。だから抜けの感じは大事だなっていつも思いながら設計していますね。


秋田:建築でも車でもテイストを含めていろいろなデザインのやり方があるとは思いますが、ひとつひとつの形状やディティールなどはあるべき形に収めていくということが大事だと思っています。やはり本質の部分っていうのは、価値観を押しつけなくても感じてもらえるんじゃないかなと。そういうところにしっかりと訴えかけて、乗っていただく方との関係性を築けるようにしていきたいと考えています。



原田:あらためて新型アウトランダーPHEVを見ると、「自然」が思い浮かびますね。自ずから然(しか)あるべし。必然的にそこにあって、音と革とドライビングと、さまざまな要素を調和して総合的な回答に至っている。正しいデザインのあり方だと思うし、長い間価値を保つような、そんな存在として期待させてくれているなと思いましたね。


▼アウトランダーPHEV


2024年秋に大幅改良。EV航続距離と加速性能を大幅に向上させ、世界的に評価の高いエクステリアの精悍さや風格は継承しながら、細部まで磨き上げられた精妙巧緻なインテリアへのこだわりが結集した。ダイヤル式のドライブモードセレクターで、さまざまな運転スタイルや走行シーンに最適化した7つのドライブモードを選択可能。三菱自動車の“最高傑作”の呼び声も高い。メーカー希望小売価格は5,263,500円~6,685,800円(消費税10%込)。


PHOTO:P Executive Package ボディカラー:ムーンストーングレーメタリック/ブラックマイカ(有料色)


新型アウトランダー スペシャルサイト | 三菱自動車


※このコンテンツは企業等から依頼を受けて制作しています。

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