森川智之×有野晋哉が語るショートアニメ『さとりいぬ』の魅力！想像以上のカオスな世界に癒される！？

ショートアニメ『さとりいぬ』は、2023年12月から毎週水曜日にFODにて無料配信されているFODオリジナル四コマ漫画『さとりいぬ』を原作とした作品です。

四コマ漫画には、ザビエル山田さんらしいブラックユーモアとシニカルなギャグが盛り込まれ、主人公のイヌは、どこか冷ややかな印象を与えるツッコミ役、ネコは可愛らしい見た目とはかけ離れた、シュールなボケ役として登場。

ツッコミとボケが入れ替わったり、ほかにもかわいい動物が多数登場したりと、ザビエル山田さんの世界観が満載で人気を博しています。このたび、この四コマ漫画のアニメ化が決定！

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11月11日より、めざましmediaの公式YouTubeで配信中です。

声の出演は、主人公のさとりいぬ役を森川智之さん、こぱんだ役を有野晋哉（よゐこ）さん、たぬきだ役をヤシバトシヒロさん、みけやま役を葉山翔太さん、さとりいぬの息子役を坂東明香里という豪華なメンバーが務めます。

めざましmediaでは、森川さん、有野さんに取材。作品やキャラクターの魅力や独特の世界観について思うことを聞きました。

――今回、『さとりいぬ』で、主人公・さとりいぬの声を担当するとともに、キャスティング、音響監督も務めているそうですね。どういう経緯で決まったのですか？

仲がいいFODのスタッフから「やってくれますか？」と頼まれたので、「いいっすよ！」と二つ返事でやることになりました（笑）。今までも音響監督をやったことはあるんですけど、四コマ漫画のアニメーションは初めてでした。

――四コマ漫画からアニメとなった『さとりいぬ』の印象は？

オリジナルの漫画は、すごくかわいい動物のキャラクターがたくさん出てくるので、アニメもわかりやすい内容なのかと思ってお受けしたら…知れば知るほどわからないといいますか…。

本来は、1本通った世界観があって、そこをもとに、キャラクターや設定を把握しながら演出していくものですが、今回は、想像に反してカオスな世界で。

毎話、毎話ちょっと違うんですよね。さとりいぬも、お医者さんだったり、会社員だったりと、設定が変わるんですけど、それが、逆に面白くて。読者や視聴者がより楽しめるようになっていると感じました。

――キャスティング、音響でこだわったのは、どんなところですか？

自分のなかで、「このキャラクターこの声、この人がいい」というのを、自分のインスピレーションでキャスティングさせてもらいました。

こぱんだのキャラクターを見たときに、「これはもう有野さんしかいない」というのがあったので、最初に決まりました。スタッフの人たちとの打ち合わせでも、「有野さんがいいよね」と盛り上がっていたので、実現できてよかったです。

――森川さんは、変幻自在な声をお持ちですが、さとりいぬは、どんな声を出そうと思いましたか？

（即答で）おじさんですね。40代くらいの既婚者であり、お医者さんであり、会社員であり、という軽い設定があるんですけど、どこにでもいるおじさん。どこから持ってきたの？というような“悟りワード”を言う、おじさんです。

息子も出てくるんですけど、わからないのが、本当の息子なのかどうか…。急に出てきたので、びっくりしました。今後、妻が出てくることがあるのかないのか、ドキドキしています（笑）。

――好きなエピソードはありますか？

「腹痛」ですね。みけやま（CV.葉山翔太）が、お供えもののしめ鯖（さば）を食べてお腹を壊した、といって、医師のさとりいぬのところへやってくる、というエピソードで。

すごく共感するのが、僕もしめ鯖を食べて、アニサキスにやられてすごく苦しい思いをしたことがあるんです。いや、お供えものを食べたわけではなく、おいしいしめ鯖を食べたんですけどね…。

――さとりいぬに共感できる部分はありますか？

えっと…特にないです（笑）。悟りを開いて、アドバイスをしたり、進言したりってことはあまりないので。でも、さとりいぬみたいな人がいたら、いろいろと話を聞いてみたいとは思います。

――この作品は、ブラックユーモアとシニカルなギャグのやりとりに、クスッとできたり、うっぷんを発散させることもできると人気です。アニメはどんな人に見てほしいですか？

日々の仕事で疲れ切っている、世の中の働いているみなさんに、仕事の合間のブレイクなんかに見ていただけたら。

悩みごとがあったり、不条理なことがあったり、いろいろあると思いますが、『さとりいぬ』を見たり、読んだりすることで、日々の活力になるのかな、というふうに思います。

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