柔道家 小川直也氏(56):
挫折ってあんまり味わうことが少なかったんですけど、気持ち的にはやられましたね。
50代にして大きな挫折を味わった…。
そう語るのは、“暴走王”こと、柔道家の小川直也さん56歳。
小川さんといえば、1992年のバルセロナオリンピックで銀メダルを獲得。
その後、転身した格闘技の世界でも活躍し、「天才」の名をほしいままにしてきました。
そんな小川さんが、大きな苦労の末、手に入れたのが・・・、
国家資格「宅地建物取引士」です。
合格率、15%ほどという難関の国家資格の「宅建」。
そもそも、取得しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
「宅建」取得のきっかけは「家業」
柔道家 小川直也氏(56):
うちの親父がそういう宅建士の資格が必要な仕事をやってまして、ちょっと継いでほしいなって感覚で…。
家業を継ぐため、取得を決めたものの、合格率15%ほどの狭き門…。
柔道家 小川直也氏(56):
実は、4回やって4回目で受かったんですけど、挫折ってあんまり味わうことが少なかったんで…。
挫折を味わいながら2023年10月、4度目の挑戦で見事合格を果たしました。
柔道家 小川直也氏(56):
僕のね、プロレスの師匠の猪木さんがね、引退の時に残した言葉なんだけど、「挑戦をやめた時に人間ただ老いていくだけだって、常に挑戦はしろ」と…。
アントニオ猪木さんの言葉を胸に50代での初挑戦。4回目の受験に臨む際には勉強のやり方を大きく見直したといいます。
そういって見せてくれたのは、基礎を重視した参考書。小川さんが気付いたのは、自分が取り組んできた柔道の体験でした。
柔道家 小川直也氏(56):
過去問に逃げようとする自分がいたんですよ、で逃げてたんですね。すぐ問題集やりたくなっちゃって…、柔道やってるとまず基本教えるじゃないですか、いきなり試合なんかやらないでしょう。
柔道の指導の傍らで続けた資格への挑戦。
合格を誰よりも喜んでくれたのは、取得を勧めた父親でした。
柔道家 小川直也氏(56):
普段、柔道の時とかそんなに手放しで喜ばなかったのに、この時はやけに喜びましたね。
最後に、今週末行われる「宅建」の受験者にエールを送ってくれました。
柔道家 小川直也氏(56):
宅建受験に合格して、宅建士になるぞ!!
3、2、1、ハッスルハッスル ハッスルしろよ!!
(『めざまし8』 2024年10月17日放送より)
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