この度、国立科学博物館(科博)[東京・上野公園]で開催中の特別展「昆虫 MANIAC」の来場者が20万人を突破し、記念のセレモニーが2024年10月1日(火)に行われました。

20万人達成を記念するお客様は東京都からお越しの及川智美さん、隼太郎さん親子。本展総合監修を務める井手竜也研究主幹からタマバチやクワガタムシのイラストとサインを入れた本展図録ほか「オオセンチコガネぬいぐるみ」などのオリジナルグッズが贈呈されました。

(左からセレモニーに参加した及川智美さん・隼太郎さん、総合監修・井手竜也研究主幹)

本日10月1日(火)は「都民の日」ということで、本展を観に来たという及川さん親子。隼太郎くん(小2)は、恐竜が大好きで科博には親子でよく来るそう。今回の特別展「昆虫 MANIAC」で楽しみなのは「クワガタムシ」。井手研究主幹からは「大変珍しい“マルガタクワガタ”の標本は是非探してみてください!」と見どころを教えてもらっていました。

本展は10月14日(月・祝)までの開催。会期中は休館日なく開館しています。
10月5日(土)、12日(土)は夜7時まで開館時間を延長(入館は午後6時30分まで)。
会期残りわずかとなっております。是非、お見逃しなく!詳しくは公式サイトをご確認ください。

昆虫は、地球上で報告されている生物種の半数以上となる約100万種を占める最大の生物群です。
ほとんどは体長1cmにも満たない小さな生物ですが、体のつくりから行動、能力にいたるまで、その多様性は驚くほど高く、変化に富んでいます。世界にはまだ見ぬ昆虫が無数に存在しており、身近な環境にすら将来の新種や新発見が眠っています。

本展では、国立科学博物館の研究者による、マニアックな視点と研究者セレクトのマニアックな昆虫標本、最新の昆虫研究を織り交ぜ、カブトムシやクワガタムシといったおなじみの昆虫はもちろん、クモやムカデなどを含む「ムシ」たちのまだ見ぬ驚きの多様性の世界に迫ります。

これは貴重!貴重昆虫に注目!

牙をもったマニアックで希少な甲虫たち!
「マルガタクワガタ」「クワガタコガネ」「オオキバセンチコガネ」「オオキバウスバカミキリ」

マルガタクワガタ

クワガタコガネ

オオキバセンチコガネ

オオキバウスバカミキリ

まるで●●!カワイイ&キラキラ昆虫たちに注目!

まるで宝石!!「プラチナコガネ」「レテノールモルフォ」「セイボウ」

プラチナコガネ(丸山宗利氏蔵)

レテノールモルフォ

オオセイボウ

まるでパンダ?!「パンダアリ」

パンダアリ

超絶技巧絵師?!「ホウセキゾウムシ」「カミキリ」

ホウセキゾウムシ(九州大学総合研究博物館蔵)

カミキリ(丸山宗利氏蔵)

生きたムシにも会えちゃう!マニアックな“生体展示”に注目

①色とりどり!「オオセンチコガネ」

オオセンチコガネ

オオセンチコガネ

オオセンチコガネは動物の糞を食べる「糞虫」と呼ばれる昆虫です。
生息地域によって体色が異なっており、本展では多くの地域で見られる金赤色の個体と、奈良県に生息するルリ色の個体を生体展示しています。宝石のように美しいオオセンチコガネの生体をご覧いただけます。充実した「オオセンチコガネ」グッズも一緒にお楽しみください。

②冬にみられる不思議な蛾「フユシャクガ」のメス

フユシャクガ

フユシャクガのメスは、羽がない不思議な見た目をしています。飛べない代わりに、尾部よりフェロモンを出してオスを呼びよせて交尾をするんだとか。普段は落ち葉の下などに上手く隠れています。今回、季節を変えて羽化させる超絶技巧の飼育テクニックで、季節外れの生体展示を実現。残暑が続く中、「フユシャクガ」で一足早く冬を感じてみませんか?

③ツルツルもなんのその!「クロカタゾウムシ」

クロカタゾウムシ

クロカタゾウムシは足の裏に細かい毛が生えていることによって、つるつるしたガラスにもくっつくことができます。そのたくましい姿を会場では生体展示しています。その様子を是非ご覧ください。
甲虫の一種である「クロカタゾウムシ」は“大変固いムシ”です。その固さは規格外で、なんと、車にひかれても死なないんだとか!

イモムシ・ケムシの標本 どうやってできてる?!

イモムシ・ケムシの標本(ぐんま昆虫の森所蔵)

昆虫マニアックでは、少し珍しいイモムシ・ケムシの標本も見ることが出来ます。
標本というと乾燥しているイメージですが、こちらの標本は「凍結乾燥」という手法で作られ、まるで行進しているかのような生き生きとしたイモムシ・ケムシの姿を見ることができます!
まさに、マニアックな標本の極み!

あの映画にも登場!知る人ぞ知る昆虫標本を探せ! 

「エメラルドゴキブリバチ」「サバクトビバッタ」/漫画『テラフォーマーズ』
「サシハリアリ(パラポネラ)」「ヒアリ」/映画『アントマン』
「クロメンガタスズメ」/映画『羊たちの沈黙』(よく似たヨーロッパメンガタスズメが登場)
映画などでも「あ、これ見た事ある!」という知る人ぞ知るマニアックな昆虫標本も多数展示しています。さあ、探してみよう!!

特別展「昆虫 MANIAC」グッズ注目ランキング

この昆虫展、何かおかしい?!マニアックなグッズがゾクゾク!

1.カプセルトイ ピンバッジ(全9種ランダム) 各 ¥500(税込)

カプセルトイ ピンバッジ(全 9 種ランダム) 各 ¥500(税込)

小さいながらに昆虫の特徴をしっかり詰め込んだピンバッジ。
身に着けると、誰かに「虫ついてるよ!」と言われそうなリアルさです。何が出るかはお楽しみ♪

2.青虫グミ ¥700(税込)

青虫グミ ¥700(税込)

かわいい青虫の形をした青りんご味のグミキャンディー。

3.蚕蛾(ぬいぐるみ) \2,200(税込)

特徴を捉え、細部まで再現!蚕蛾のぬいぐるみ。

4.ロージーメープルモス(ぬいぐるみ) \2,200(税込)

特徴を捉え、細部まで再現!ロージーメープルモスのぬいぐるみ。

5.ブドウ虫スナック \500(税込)

ブドウ虫そっくりな形のパスタスナック。みんな大好きカルボナーラ味!

★大注目!ついに再入荷!

セミの抜け殻からセミ \3,520(税込)

セミの羽化をリアルに再現!!
セミの抜け殻のファスナーを開けると羽化したてのセミが出てくるリバーシブルなぬいぐるみです。

【開催概要】
◇展覧会名:特別展「昆虫 MANIAC」
◇会  場:国立科学博物館[東京・上野公園]
      (〒110-8718 東京都台東区上野公園7-20)
◇会  期:2024年7月13日(土)~10月14日(月・祝) ※会期中は休館日なし
◇開館時間:9時~17時 (入場は16時30分まで)
      ※ただし毎週土曜日は19時まで開館延長(入場は18時30分まで)
      ※常設展は17時まで(入場は各閉館時間の30分前まで)
◇休 館 日:会期中は休館日なし
◇入場料(税込):一般・大学生 2,100円、小・中・高校生 600円
※未就学児は無料。
※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料。
※学生証、各種証明書をお持ちの方は、ご入場の際にご提示ください。
◇お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)、03-5814-9898(FAX)
◇公式サイト:https://www.konchuten.jp 
◇公式X(旧Twitter):@Konchu_MANIAC
◇公式サポーター:アンガールズ
◇音声ガイドナビゲーター:江口拓也(声優)
◇キャラクターコラボ:ど根性ガエルやねん 
◇SNS応援隊長:逃げ水あむ(きゅるりんってしてみて)

◇監   修:
井手竜也[総合監修、ハチ類]/国立科学博物館 動物研究部 陸生無脊椎動物研究グループ 研究主幹
野村周平[コウチュウ類]/国立科学博物館 動物研究部 陸生無脊椎動物研究グループ長
神保宇嗣[チョウ・ガ類]/国立科学博物館 動物研究部 陸生無脊椎動物研究グループ 研究主幹
清 拓哉[トンボ類]/国立科学博物館 動物研究部 陸生無脊椎動物研究グループ 研究主幹
奥村賢一[クモ類]/国立科学博物館 動物研究部 陸生無脊椎動物研究グループ 研究主幹

◇主  催:国立科学博物館、読売新聞社、フジテレビジョン  
◇協  賛:DNP大日本印刷

※会期等は変更になる場合がございます。
※本展は昆虫標本を中心とした展覧会です。「昆虫」以外の「節足動物」の展示も含みます。