東京都文京区にある地下鉄・湯島駅の建設当初と現在を比べた写真が話題になっています。
どこが変わった?55年前との比較画像に「エモい」の声
こちらは、1969年の建設当初に撮影されたという湯島駅の写真。
そして、現在の湯島駅!
建設当時の写真には、東京メトロの前身「営団地下鉄」のSマークがありますが、現在はMのマークに変わっています。
しかし、それ以外の駅のつくりはほとんど変わっていません。
これらの画像を投稿したのは、東京メトロの公式X。
「昔の駅今の駅」というハッシュタグとともに、地下鉄駅の過去と現在を比較した写真をシリーズ投稿しているんです。
同じく湯島駅の比較写真。
天井に注目すると、開業当時には1本も無かった設備配管が、現在は20本ほど設置されていることが分かります。
明治神宮前〈原宿〉駅A1出口の昔と今。
スタイリッシュで透明な出口に様変わりしています!背景の建物を比較してみるのも面白いですね。
足立区にある綾瀬駅。
駅名の看板のデザイン、手すりや点字ブロックの設置など、建設当初から細かく変わっていることがよく分かります。
「丸ノ内線 西銀座駅」ですが、現在はどうなっているか分かりますか?
実は、現在の東京メトロに「西銀座」という駅はありません。
1964年の日比谷線全線開業時に、銀座線・丸ノ内線・日比谷線の3線を統合する現在の「銀座駅」が誕生したんだそう!
これらの、つい「へぇ~!」と言いたくなってしまうようなツイートはX上でも多く拡散され、見た人からは「勉強になる」「写真がめちゃくちゃエモい!」「変わってても驚くし、あんまり変わってないのにも驚く」と称賛のコメントが寄せられています。
始めたきっかけは「せっかく貴重な写真なので…」
これらのシリーズ投稿を始めたきっかけについて、東京メトロの担当者に聞いてみると…
東京メトロ 担当者
昔と今の駅の写真を比較し、駅の歴史や変化をお伝えすることで、駅の魅力を知ってもらいたいという思いからスタートしました。
建設当時の写真は、会社の倉庫に人目に触れず長い間眠っていた貴重な写真です。せっかく貴重なものなので、多くの人に見てもらいたいという思いでデータ化しました。
また、現在の写真を撮影する際には なるべく建設当時の写真と同じ場所・同じ画角にすることにこだわっているそう!
当初と変わっていないものを目印に、ネット上である程度 場所のあたりをつけてから撮影に向かうそうですが、中にはこの半世紀で施設や設備が増えているため、思うように撮れないこともあるんだとか。
それでも、担当者たちは楽しく撮影に臨んでいるとのこと。
東京メトロ 担当者
シリーズ全体を通じていいねやリプライ等の反響が大きく、鉄道ファンのお客様に限らず、幅広い層に関心を持っていただきました。
「このシリーズ好き」「懐かしい」「おしゃれ」「かっこいい」といったコメントを数多くいただき、東京メトロの駅の歴史や変化、デザイン等に関心を持っていただけたこと、また魅力に感じてもらえたことを嬉しく思っています。
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