オリンピック陸上女子3000m障害の予選2組に出場していたドイツのオリビア・ギュルト選手(22)が、ゴールの瞬間“ガッツポーズ”!
しかしこの行動が波乱の展開を巻き起こします。
ゴールの瞬間“フライング喜び” しかしその横から…
予選では、組の5着までが通過し決勝に進出することができる3000m障害。
予選2組は、バーレーンのヤビ選手とエチオピアのアルマイェウ選手が1着、2着でフィニッシュし、その後アメリカのコンスティエン選手が3着で予選を通過しました。
熾烈を極めたのは、決勝進出争い。予選を通過できるのは残り2人です。
ドイツのオリビア・ギュルト選手は4着の位置。
しかし、最後のストレートでカザフスタンのジェルト選手、イギリスのバード選手の2人が猛追を見せます。
ところが前を行っていたギュルト選手は勝利を確信したのか、ゴールラインをまたぐかどうか、ギリギリのところで両手を挙げ“ガッツポーズ”をしはじめます。しかし、その横からは2人の選手の影が。
ギュルト選手は笑顔でフィニッシュしましたが、ゴールの瞬間は、まさに3人横並びの状態。
運命の着順は写真判定に委ねられることに。
緊張の一瞬…結果は4着、5着と6着とのタイム差はわずか「0.01秒」。そして6着で予選敗退となったのは、なんと“ガッツポーズ”をしたギュルト選手という結果となったのです。
このシーンに、海外メディアでは、ギュルト選手の“フライング喜び”が予選敗退の原因だとし、「致命的なミスだ!」と指摘。
大激戦の末、ギリギリのところで22歳の決勝進出は叶いませんでした。
しかし、ギュルト選手は予選敗退となったものの、記録は自己ベストという結果に。
まさに決勝進出をかけた、大波乱の予選となりました。
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