2024年7月28日、パリ五輪柔道男子60kg級で銅メダルを獲得した永山竜樹選手(28)。
自身の公式Xにて、試合を終えての今の心境と準々決勝で対戦したフラン・ガリゴス選手(29)との2ショット写真を公開しました。
銅メダル獲得の翌日に今の気持ちを明かす
初戦を突破した永山選手は迎えた準々決勝で2023年の世界王者、スペインのフラン・ガリゴス選手と対戦。
試合が始まり、2分過ぎには寝技に持ち込まれ、絞め技を受けました。
永山選手は30秒ほど粘り、審判が「待て」をかけましたが、ガリゴス選手はその後も数秒間、絞め技を継続したように見え、永山選手が直後に失神。
ガリゴス選手の一本勝ちとなりました。
この“不可解な判定”を受けて、永山選手は握手に応じませんでした。
永山選手は2024年7月29日に自身のXにて、「今の気持ちです。」とつづり、文書を投稿。
「パリオリンピックたくさんの応援ありがとうございました。」と感謝を伝え「準々決勝に関しては、お互い必死に戦った結果なので、ガリゴス選手への誹謗中傷などは控えて頂きたいです。審判の方も判断の難しい状況だったと思います。」と批判をするのは避けるよう呼びかけました。
また、ガリゴス選手からの握手に応じなかったことについて「敗戦後に抗議をして握手に応じれなかったことは申し訳なく思っています。」とつづりました。
最後に「今回のパリオリンピックでの経験を活かして、また4年後に成長した姿を見せられるように日々精進していきますので、応援の程よろしくお願い致します。」と締めくくりました。
「彼から謝罪の言葉」永山選手がガリゴス選手との2ショット写真を公開
さらに、心境を明かした投稿の翌日、永山選手はガリゴス選手が直接会いに来てくれたことを明かし、お互いに拳でポーズを見せた2ショットを公開しました。
永山選手は「彼から謝罪の言葉がありましたが、彼にとっても不本意な結果だったと思います。 オリンピックの舞台で彼と全力で戦えた事を幸せに思います。 誰がなんと言おうと私たちは柔道ファミリーです!」とつづりました。