男子体操2大会ぶりの“金” 主将・萱和磨選手が妻と交わした約束…演技後エース・橋本選手のとった行動に“感動の声”

体操男子日本代表が、ライバル中国との激闘を制し2大会ぶりとなる悲願の「金メダル」に輝きました。

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3年前の東京オリンピック、わずか0.103点差で逃した金メダル。

主将の萱和磨選手は、当時交際中だった妻・星良さんに、こんなメールを送っていたといいます。

萱選手「パリは連れて行きます（金メダルの絵文字）」
星良さん「ありがとう！楽しみにしてます」

萱選手の妻・星良さん：
（パリで金）そこのステップはしっかりと乗り越えてくれるんだろうなって信じているので、見守っていつも通り応援したいなって思います。

金メダルへの願掛けに、髪を“金髪”に染めて応援に臨んだ星良さん。

そんな妻の応援が届いたのか、5種目目の平行棒のトップバッターを務めた萱選手は、「美しく失敗しない」安定感抜群の演技で、中国の独走に待ったをかけました。

自らが先陣を切って、チームを鼓舞し続けた萱選手。
そんな“あきらめない心”に呼応するかのように、鉄棒のスペシャリスト・エース橋本大輝選手が、最終種目で会心の演技を見せつけました。

実況「苦しみました、しかしつなぎました、ニッポンの橋本―！！最後の最後に、橋本大輝、やりました！」

日本は6種目の合計、259.594。2位中国との差は、0.532。
最終種目での大逆転で、2大会ぶりの金メダルを手にしました。

萱和磨選手：
夢なのかっていうふうに本当に思うくらいで、何度も確認して、ほっぺたをつねってベタな確認をして。いやでも夢じゃないとちゃんと日本が一番になったところを見て…本当に夢がかなったなっていうところが、かなえることはできるんだなっていうのが、すごく思いました。

星良さんの手料理が好物だという萱選手。試合後、めざまし8が星良さんに、日本に戻った後どんな手料理を作ってあげたいですか？と聞いたところ、「大好物のハンバーグ」と話していました。

世界中の人々を魅了した演技の他にも、めざまし８コメンテーターの立岩陽一郎氏は、橋本選手のこんな行動に感動を覚えたといいます。

立岩陽一郎氏：
僕が一番感動したのは、橋本選手が（演技が）終わってから、中国の選手の演技の前に、観衆に声援を止めるように言ったじゃないですか。
すごいですよね、トップアスリートの見識。感動しました。

アテネ五輪金メダリスト　塚原直也さん：
（演技後は）相当興奮しているので、そこまでは大体頭が回らないんですけども、(橋本選手は)そこもしっかり、ちゃんと自分をコントロールしているんですね。

MC谷原章介：
体操も美しかったですけども、立ち振る舞いが本当に美しかったですね。

(『めざまし8』　2024年7月30日放送より)