阿栖暮総合病院・院内刑事の武良井治(桐谷健太)は、室長・横堀仁一(市村正親)とともに、警視庁捜査一課の城川尚(テット・ワダ)と居酒屋に来ていた。
恋人だった夏目美咲(入山法子)の死に関して、ある疑惑をずっと探っていた武良井。ステージIVの胃がんだった美咲は、抗がん剤の新薬の治験に参加した2ヵ月後、突如原因不明の間質性肺炎を発症し亡くなったのだ。
その新薬の治験責任医師は榊原俊介(瀬戸康史)だった。
城川によれば、製薬会社側も治験患者が間質性肺炎で相次いで亡くなっていることを把握しており、内部調査を始めたらしい。武良井は、美咲が残した日記を読み直していて気づいたことがある、と切り出し、亡くなった患者たちは、肺炎の症状が出たことを黙っていたのかもしれない、と城川に告げ…。
病院内で倒れた14歳の少女・今井結依(梨里花)は、入院することになった。結依は、HLHS(左心低形成症候群)という先天的な疾患があった。武良井は、結依に頼まれて彼女を病院の屋上に連れて行く。阿栖暮総合病院に来たのも、結依の母親が榊原を頼ってのことだという。
2人の会話を偶然聞いてしまった榊原は、妹・希(共田すず)のことを思い出す。
そんな折、入院患者の清宮松雄(でんでん)が退院することになった。清宮から退院報告を受け喜ぶ院内交番の事務員・川本響子(長濱ねる)たち。すると清宮は、頼み事がある、と言って、武良井に人探しを頼むが…。
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