芸能界には、会社員のような課長や部長といった役職は存在しませんが、キャリアを積み重ねる中で、新人→若手→中堅→ベテラン→大物(大御所)といったキャリアステップがあります。
これは、出世魚のブリに例えると、モジャコ→ワカナ→ツバス→ハマチ→メジロ→ブリとなるわけですが、メジロ(ベテラン)までは経験を積み重ねることで進むことができますが、ブリ(大物)へのステップアップには見えないハードルが存在します。
単純なキャリアを重ねるだけでなく、芸能界における人望や影響力を併せ持った本当の意味での重鎮にならなければ、ワイドショーや週刊誌は ブリ(大物)の称号を与えてくれません。
時折、なぜこの人がブリ(大物)?という芸能人がいますが、これは、ブリ(大物)政治家などと同様に永田町や芸能界という閉じられた空間の中における力関係が影響するため、我々一般人には見えにくいことが原因となります。
ちなみに、出世魚の方のメジロ(ベテラン)とブリ(大物)の境界線も曖昧なケースが多く、芸能人と出世魚の意外な関係性に生物研究者の熱い視線が注がれているとかいないとか。
その大物芸能人にドッキリを仕掛ける場合は、事前に本人の許可が必要です。
これを英語で言うと…
You need the big-name artist’s permission before pulling a prank on her.
Point: pull a prank on = ドッキリを仕掛ける
「Prank」はドッキリやイタズラという意味があり、似た言葉で「Mischief」という表現もあります。
この2つの表現はどう違うのでしょうか?
「Mischief」は悪気のない、子どものイタズラのような、ちゃめっ気があります。
一方で「Prank」は誰かを驚かせるイタズラというニュアンスがあります。
「Prank」、ぜひ使ってみましょう。
それではまた次回!
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