フジテレビでは、2022年1月クールの月9ドラマとして、菅田将暉主演『ミステリと言う勿(なか)れ』を放送することが決定した。
菅田は、今回がフジテレビの連続ドラマ初主演。菅田の月9出演は『ラヴソング』以来およそ6年ぶり。菅田演じる天然パーマがトレードマークの主人公が、淡々と自身の見解を述べるだけで事件の謎も人の心も解きほぐしていく、令和版・新感覚ミステリーとなる。
原作は、累計発行部数800万部を突破している大人気コミック「ミステリと言う勿れ」。映像化の権利を巡っては、一時出版社に問い合わせが殺到したというが、今回はフジテレビ月9枠でファン待望の映像化が実現することとなった。
菅田将暉が演じるのは、ひたすらしゃべり続ける大学生
菅田将暉が、本作では役作りのために巨大なアフロヘアー(地毛)に変身し、言葉だけでストーリーを展開させていく難役に挑む。
菅田演じる主人公・久能整(くのう・ととのう)は、天然パーマにコンプレックスを持つ、友だちも彼女もひとりもいない、カレーをこよなく愛する大学生。
社会で「当たり前のこと」として流されていることに常に疑問を持ち、とことん考え抜く性格で、膨大な知識と独自の価値観による持論をあざやかに展開する。たとえ周囲で何が起きていようとも喋らずにはいられないため、「うざい、面倒くさい」と言われ続けて生きて来た青年だ。
そんな整がある日、身に覚えのない殺人事件の容疑をかけられることに。
そこで刑事たちから取り調べを受ける中、整は事件の裏に隠されたヒントや、刑事たちが抱えている悩みの存在に気づいていく。
そして、特に「事件を解決したい」という思いはないまま、ただただ思いつくことをマイペースに話すうちに、いつのまにか事件の謎だけでなく、人の心まで解きほぐしてしまうのだった。
本作は、これまでにないミステリーと会話劇を融合させた意欲作。見どころは、「僕は常々思ってるんですけど…」という語り出しで始まる整の言葉の数々。
当人は言いたいことを言っているだけで、それは単なる屁理屈のようにも聞こえるが、既成概念に縛られて苦しんでいる人にとっては勇気を与えてくれる救いの言葉となる。
大人気コミックが待望の映像化
原作の「ミステリと言う勿れ」は、月刊フラワーズ(小学館刊)で2016年に連載をスタートし、これまで8巻を刊行。累計発行部数は、800万部を突破している。著名人にファンも多く、「この原作は絶対にやりたいと思った」と主演の菅田をも虜(とりこ)にした大人気作品だ。
「マンガ大賞2019」で第2位にランクイン、その後も2年連続でトップ10入りとなっているほか、「このマンガがすごい!」など各賞にも続々ランクインしている。
原作者の田村由美は、1983年に漫画家デビュー。「巴がゆく!」、「BASARA」、「7SEEDS」など多数の人気作を生み出し、その多くがアニメ化・舞台化などさまざまな形で展開されているが、著作が実写ドラマ化されるのは今回の作品が初めてとなる。
原作には、魅力的なキャラクターが数多く登場することでも知られており、今後の配役などの情報解禁にも期待がかかる。
今作のチーフ監督をつとめるのは、これまで 『トレース~科捜研の男~』(2019年/フジテレビ)、『信長協奏曲』(2014年/フジテレビ)、『鍵のかかった部屋』(2012年/フジテレビ)、『LIAR GAME(ライアーゲーム)』シリーズなど、その重厚感とスタイリッシュで独創的な作品演出に定評のある松山博昭が担当。
そして、松山とは本作が連続ドラマ5作目のタッグとなる、相沢友子が脚本を担当する。
<第1話あらすじ>
秋も深まるとある日、自宅で大好物のカレー作りをしている大学生・久能整(菅田将暉)の元に刑事がやってきた。近所の公園で殺人事件があり、遺体で発見されたのは、整の大学の同級生だという。
どうやら警察は整に疑いの目を向けているようで、任意同行を求められてしまう。取り調べ室で事情聴取が行われるが、話が脱線しがちな上、警察の矛盾点をズバズバと突いてくる、一筋縄ではいかない整に刑事たちは振り回される。
中には、妻との不仲について悩んでいることを整に言い当てられ、悩み相談をしてしまう者までいる始末。しかし、事件の捜査上でついに、整の指紋がついた凶器が発見されてしまう…。
<菅田将暉 コメント>
ドラマ『ミステリと言う勿れ』久能整役を演じます。原作を読んだとき、衝撃でした。とにかく話が面白い。会話劇。文化、価値観、哲学。人間、人間、人間。
日々見落としがちな寂しさを、やさしくすくい取っていく彼の生き様に、一瞬で魅了されました。同じ魚座のA型、uの音で終わる名前という類似点もあり、勝手ながら運命を感じながら、一つひとつ丁寧に演じさせていただきました。
しかし、難役でした。彼の髪型のように、僕の脳みそが爆発する毎日でした。ですが彼の思考は、きっと今この世界を豊かにしてくれると信じています。どうか、少しでもみなさまの心が温かくなりますように。彼の少し長いおしゃべりに耳を傾けてもらえますように。
<田村由美(原作)コメント>
こんな幸せなことがあっていいんだろうか。自分にとって初めての実写ドラマ化、それがなんとフジテレビさんの月9、そしてその主演がなんと菅田将暉さん!整(ととのう)役が菅田将暉さんです!何度も声を大にして言いたい。感激です。
撮影現場にもお邪魔したのですが、「ああ…!整が現実にいたらこんな感じなんだ!」ってもう整にしか見えず、どれほどの努力を重ね思考をめぐらせ、大量のセリフに向き合い髪の毛をもふもふにし(!)、真摯(しんし)な役作りをしてくださったんだろうと、その素晴らしさと放たれる輝きに震える思いでした。本当にその存在感たるや…!
スタッフのみなさんも強力で最高です。作品をとても大切に扱ってくださってます。原作を応援してくださる方にぜひ見ていただきたいですし、原作をご存じない菅田さんのファンの方にも楽しんでいただけると思います。待ち遠しいです。
作品にとって整にとって、これ以上はない幸運に恵まれました。このコロナ禍に厳重装備で日々制作に携わっておられるすべての方に感謝いたします。よろしくお願いいたします!
【毎週更新】松本若菜主演!木10ドラマ『わたしの宝物』あらすじ完全版まとめ
2024年11月21日 |
23:19
「栞の父親は誰?」宏樹(田中圭)の問いに答えられない美羽(松本若菜)が隠し持つ“覚悟”<『わたしの宝物』第6話完全版>
2024年11月21日 |
23:00
「まじくそ!」「お前のせい」美羽(松本若菜)らをかき乱す真琴(恒松祐里)にSNS絶叫『わたしの宝物』
2024年11月21日 |
22:56
家を追い出された美羽(松本若菜)一方、宏樹(田中圭)は仕事を通し冬月(深澤辰哉)の人柄を知っていく『わたしの宝物』第7話予告
2024年11月21日 |
22:54
【毎週更新】反町隆史&杉野遥亮W主演!火9ドラマ『オクラ~迷宮入り事件捜査~』あらすじ完全版まとめ
2024年11月21日 |
19:00
千寿(反町隆史)が真一(平山祐介)を殺した!?その裏にある2人の思いと娘・倫子(白石麻衣)の覚悟<『オクラ』第7話完全版>
2024年11月21日 |
18:00