現在、 CS放送フジテレビTWO ドラマ・アニメ/フジテレビTWOsmartで放送・配信されているグルメガイド的オリジナルドラマ『純喫茶に恋をして』。

売れない漫画家の烏山純平(戸塚純貴)が自らの才能の枯渇に愕然(がくぜん)とする中、毎度、何かに導かれるように迷い込む純喫茶。本作は、そこで起こる出来事から妄想を膨らませ、やがて創作意欲を取り戻していく純平の姿を描く。

4月24日(土)に放送された第3シーズンの初回、第15話の舞台となったのは、三河島の喫茶店「ウィーン」。

店名は、オーストリア・ウィーンをイメージしてつけられたといい、店内には大きな宮殿の写真が飾られている。それでいて、レトロゲームの筐体(きょうたい)がテーブルになっている座席もあり、日本的な懐かしさも感じられる純喫茶だ。

漫画の新作を担当編集・赤堀(佐古井隆之)に見せた純平。いつもなら漫画の出来の悪さに必ず罵声が飛んでくるが、この日は違った。「お疲れさん」という、労いの言葉をかけられたのみだったのだ。

今回は手を抜いていた実感もあっただけに、赤堀の言動が腑に落ちず、頭を悩ませながら三河島にたどり着いた純平。

「ウィーン」の前で「もしかして、ついに俺の才能に気づいちゃった?」とポジティブな妄想を繰り広げているところを、お店のママと思しき女性(安達祐実)に「あんた何やってんの?入るなら入る!」と声をかけられ、期せずして入店を決める。

食事メニューには、ハンバーグ(1100円)やポークジンジャー(1100円)といった定番から、冷麺(1100円)や生醤油ラーメン(1100円)という喫茶店では異色なものまで、ズラリと並ぶ。

その中から、純平はピビンパ・コーヒー・味噌汁のセット(1100円)を注文。「ウィーン」という店名、喫茶店という場所で食べることになるとは想像していなかったのか、「本当に来た」と思わず心の中でつぶやく。

コチュジャンを入れ、ご飯と具材をしっかりと混ぜひと口。「このピビンパ、抜群だな。ナムルってこんなに味濃かったっけ?」と疑問を感じる純平だが、「なんかもう全部混ざってうまい!」と、スプーンが止まらない。

おいしそうにピビンパを口に運ぶ純平を遠目で見ていたお店のママも、思わず笑みをこぼすほどの食べっぷりだ。

食後には、コーヒーを。「(コーヒーの)苦いのと、(ピビンパの)辛いのとめちゃくちゃだけど、なんかいい」と、ミスマッチを楽しむ純平だった。

<店舗情報>

店名:ウィーン
住所:東京都荒川区荒川3-61-7
定休日:第2・第4水曜
営業時間:9:00~21:00
※2021年3月時点の情報です

次回の放送、これまでのシーズンを含めた再放送の詳細は、『純喫茶に恋をして』公式サイトをチェック。