風間俊介 倉科カナらにダンス指導「外に行くと“踊れんじゃん”ってなる（笑）」

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4月6日（火）、舞台「パークビューライフ」の開幕直前取材会が行われ、風間俊介、倉科カナ、中川翔子、前田亜季が参加した。

本作は、孤独な人生を送っていた男性が、職を失ったさえないアラサーシングル女性3人と共同生活を送ることになる物語。怒涛の会話劇で、性格の全く違う4人が、互いの欠点も含めて共に生きていく、ほろ苦くも心温まるエピソードが綴られる。

出演者は4人だけの会話劇ということで、セリフ量も多く、風間は「始まったときは覚えられるのか、全く自信がなかった」という。だが「3人と一緒に、実際のキャラクターとなって対峙していくと、徐々に体になじんで来て今日を迎えられています。3人に助けられて、なんとか覚えることができました」と感謝。

女性3人の中に男性1人という形だが、前田は風間を「（女性陣に）なじみ倒してます（笑）」と言い、風間も「4人でやっていて楽しい」と同意。中川は「みんな大人だからすごく健やか。誰も気を使ってない（笑）」と仲の良さをアピールした。

それでも、風間はやはり女性3人の中に入れない瞬間もあったようで「うらやましそうに見ている、というパターンもあった」と告白。ただ、物語の設定として、幼なじみ3人の女性に、ある日、突然出会う役でもあったため「3対1というのも大事な構図なので、それはそれで楽しんでいた」と明かした。

4人の仲は深まったものの、稽古中はコロナ対策のため、一緒に食事に行くことは断念。中川は「（本番を無事に終えたときの）ご褒美のためにすでにいろんなお店をリサーチしています。夢と希望とご褒美を頭の中に用意しています」とにっこり。

倉科は、女性陣3人は一緒の楽屋で、そこでYouTubeを観ながら痩せるダンスを行っていることを明かすと、「それも受け入れてくださる、家族みたいな感じになってきた」と笑顔を見せた。

また劇中にちょっとしたダンスシーンがあるということで、4人はその裏話も披露。中川は「風間さんは“踊らないジャニーズ”って言うんですけど、（ダンスが）キレキレなんですよ」と言い、3人にダンスの指導もしてくれているとのこと。

風間は「その集団（ジャニーズ）の中では落ちこぼれなんだけど、ちょっと外に行くと“踊れんじゃん”ってなる（笑）」と照れつつ、「あのころの自分を呼び起こす瞬間はあります」と語った。

一方、前田はダンスが苦手で「カウントがなかなか取れない」と苦笑い。「いつも風間さんに背中を押してもらったりとか、『ここだよ』というタイミングを教えてもらったりとか、支えてもらっています」とお礼を伝えた。

最後に風間は「今、劇場に来てくださるということは、本当に物語を愛して、物語を求めてくださる皆さんだと思うんです。よく演劇は“不要不急”と言われますが、人によってだと思うんです。自分に物語が必要な、今、豊かな時間が必要だと感じた方は、ぜひ、この物語を受け取っていただけたらと思います。今いる世界をいとおしく思って、今後、コロナ禍が明けた後に、多くの人たちと話してみたいとか、一歩踏み出してみたい、そんな何か優しい気持ちを持って帰っていただけると思います」とメッセージを送った。

最新情報は、舞台「パークビューライフ」公式サイトまで。