2月8日(月)21時より、フジテレビでは、上野樹里主演『監察医 朝顔』第13話が放送される。
第12話では、朝顔(上野樹里)たちのもとに、薬物中毒で亡くなった20歳の松野紗英(依田ゆい)の遺体が運ばれてきた。薬物を常習していた紗英の顔はクマがひどく、簡単に毛が抜け落ちてしまい、その毛も薬物の影響で白髪になってしまっていた。紗英は、白髪を隠すために黒く髪を染めていたようだ。薬物の悲惨さをこれでもかと物語る遺体に、ショックを受ける朝顔たち。
紗英は、2年前に家出をしており、久方ぶりの対面となった母親の松野翠(黒沢あすか)は、娘のあまりの変わりように、涙すら流れず茫然(ぼうぜん)自失。
胸を痛めた朝顔は、薬物を使用する前の姿に紗英を戻せないかと、法医学教室で相談をする。すると、あくる日、大学を辞めた夏目茶子(山口智子)と、若林昭信(大谷亮平)が法医学教室にあらわれた。
若林の正体は、特殊な処置で遺体を生前の姿に戻す“エンバーミング”のプロ、“エンバーマー”であった。エンバーマーとして最高の技術を有し、アメリカで活躍をしていた若林は、まだまだエンバーマーという存在が一般的ではない日本で、エンバーミングを普及させ、総合的に遺族の“グリーフ=悲しみ”に寄り添いたいという思いから「グリーフケアアンドサポート」という名の会社を設立。茶子と会っていたのは、日本で新設する「グリーフケアアンドサポート」に、茶子をヘッドハンティングするためだった。
若林の姿勢に共感し、大学を辞めアシスタントエンバーマーとして日々、勉強中の茶子。そうした茶子の活動を偶然、安岡光子(志田未来)が知り、茶子に連絡したのだった。
茶子と若林の登場に、紗英を生前の姿に戻してあげられるのでは、と色めき立つ朝顔たち。朝顔と茶子はエンバーミングの話をするため、翠ら紗英の両親のもとを訪れる。さらに、検査技師の高橋涼介(中尾明慶)が思いを寄せる、パン店のアルバイト、北村愛菜(矢作穂香)が、紗英の薬物中毒に関連している疑惑が上がり…。
第4話より登場し、謎の男として、たびたび人目を忍んで茶子と会っていた若林。子どもを亡くした親の、胸が張り裂けそうな思いを受け取ってエンバーミングを行う。
そんな大谷からコメントが到着した。
<大谷亮平 コメント>
――『監察医 朝顔』の出演に関して、改めて感想をお願いします。
作品同様、とても温かみのある現場でした。初めて演じる役でしたが、学ぶことも多く貴重な経験をさせていただいたなと、参加できたことに喜びを感じています。
――これまで謎に包まれてきた若林ですが、エンバーマーであることが明らかになりました。ご自身初の役どころとなりますが、演じていかがでしたか?
エンバーマーの役を演じているうちに、最後の別れを迎えるにあたり、ご遺族の気持ちを汲(く)み取り、少しでも生前の姿に戻してあげたい、それにより微力ながらもご遺族の気持ちに寄り添うことができればなと、そんな雰囲気に包まれながら撮影が進んでいったように思います。
――視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。
エンバーミングそのもののことや、その選択をすることにより別れを迎えるご遺族の気持ちに何をもたらすのか。ドラマを通して、多くの方に知ってもらう機会になればうれしいです。