1月12日からスタートする藤原竜也主演の『青のSP(スクールポリス)-学校内警察・嶋田隆平-』。
学校内に警察が試験的に導入されたという設定のもと、東京都の公立中学校にスクールポリスとして配属された警視庁捜査一課の敏腕刑事・嶋田隆平(藤原)が、校外内で起こるさまざまな問題に立ち向かう学園エンターテインメント。
本作で、嶋田の後輩刑事・三枝弘樹を演じるのが、華々しい活躍を見せる俳優・山田裕貴。三枝は、住浜署生活安全課少年係の刑事で、嶋田から舎弟のように便利屋扱いされているという役柄だ。
ドラマは、すでにクランクアップ。「竜也さんについていけなかったら、この役は務まらないと思った」と心情を明かした山田に、役作りへのこだわり、藤原との共演、作品のテーマについてなどを聞いた。
<山田裕貴インタビュー>
──三枝弘樹という役柄をどのように作っていきましたか?
最近、刑事役を演じることが多いので、たとえ一人にでも「同じような警察官だね」と言われないように、三枝ならではの雰囲気を出すために、まずはビジュアルにこだわりました。
実は今、どの現場でもかつらを使って演じ分けをしていて、本作も新たなかつらを用意していただきました。衣装もスーツではなく、少年課の刑事は私服警官もいるので、普段は私服でいる刑事にしてほしいとお願いしました。
衣装とかつらが決まったら、あとはお芝居で違いをつけるわけですが、そこがもっとも気にしていたところでした。
でも、現場に入ると、嶋田隆平さん(藤原)という芯となるキャラクターがあり、現場の空気感や雰囲気もほかの作品とは違うので、やっていくうちに台本を読んだだけでは想像がつかない発見がたくさんあって、そういうところから三枝の立ち位置や役割を見つけていきました。
──演じる上で心掛けたことはありますか?
少年課の刑事になったのは、三枝自身がかつてはやんちゃしていたからこそ、道を踏み外した子供たちにとって、“地元のいいお兄ちゃん”みたいな存在になりたかったからなのかなと思ったんです。だから、しゃべり方も「~なんスかぁ?」みたいな(笑)。
そういうバックグラウンドが透けてくると同時に、「嶋田さんに、そんな口の利き方できるんだ!?」と思われて、そこから信頼関係が見えたらいいなと思いました。
──三枝は、嶋田から「所轄の下っ端」とさげすまされながら、いいように使われて、振り回されますね。
無理難題を押しつけられていますね(笑)。「これ調べておいてくれ」「あれ探しに行ってくれ」って、本当なら持ってきたらダメですよというものまで頼まれていますからね。捜査のためなので協力していますけど。
それは、「嶋田さんはちゃんと仕事をする人」という信頼感があるからだと思います。警察は、事件の真相を明かしたり、問題を解決することが一番大事なので、「嶋田さんだったらやってくれる」という絶対的な信頼感ですね。
それと、いつも自分にばっかり頼んでくるところに、ちょっとうれしさを感じているのでしょうね(笑)。嶋田さんも自分を信頼してくれているんだって。
──まさに相棒ですね。そんな藤原竜也さんとの共演はいかがでしたか?
僕がこの仕事をする前から、竜也さんの作品をいろいろ見ていたので、ご一緒するのがうれしいのと同時に緊張していました。でも、最初から「裕貴、裕貴」って話しかけてくださって、誕生日にプレゼントまでいただきました。
映画「DEATH NOTE」の撮影時のことを質問した時も、「いやぁ、普通だったよ」って。でも、その“普通だった”の中にさえ深みを感じるくらい、魅力的な先輩だなぁと思いました。
それに、すごく家族思いなんですよ。めちゃくちゃそれがかっこよくて、「どうやったら結婚できます?竜也さん」って聞いたら、「早く(相手を)探せ!」って(笑)。
プライベートな話もしてくださいますし、俳優としてもリスペクトする部分がたくさんあったので、収録はすごく楽しかったです。あっという間に終わっちゃいました。
──お芝居については相談したのですか?
竜也さんについていかれなかったら、この役は務まらないと思って、相談せずにその場で芝居を合わせるという感覚で臨みました。
僕の主観でしかないので視聴者の方にどう映るかわかりませんが、嶋田さんの“後輩刑事”から“相棒”に昇格できたのではないかな、と(笑)。
──三枝もアクションはあったのですか?
もちろん嶋田さんはハードなアクションがあるのですが、三枝も活躍するので見どころの一つだと思います。アクションで嶋田さんと背中合わせのシーンもあって、“刑事もの×アクション×背中合わせ”、これはもう相棒でしょ、という(笑)。
──「スクールポリス」という制度についてどう思いましたか?
この作品に関わるまで知りませんでした。僕としては、この世のどの分野や組織にも、まったくクリーンということは存在しないと思っているので、場合によっては学校に警察官がいる制度があってもいいんじゃないかと思います。
正義と悪というものを見極める必要はあるけど、悪いことをしていないと思っていても、それが悪になってしまうこともあるじゃないですか。特に中学生くらいだとまだ自分の行動をうまく判断できないから、いろんな勧誘や事件に巻き込まれてしまうこともあります。
そういった状況にぶち当たった時に、逆に、自分で考える力がつくのではないかとも思います。だから、「スクールポリスに怒られそうだから止めておこう」というのも抑止力になるわけです。
人としてやってはいけないラインを越えてしまう子供たちを作り出しているのは、大人や社会、地域性だったりすることもあります。そういう子供たちを見てくれる人がいれば、はみ出す前に防ぐことができるかもしれない。本来は、自分で気づけるといいのですが、そういう存在なのであれば、スクールポリスは成立するのかなと思います。
──最後に、メッセージをお願いします。
最近、僕が口癖のように言っているのが、「報われたい」ということ。では、何をもって報われるかというと、僕らのお仕事の一番の願いは、作品を見てもらうことなんです。見てもらえないと、やっていないのと一緒なので、たくさんの人に見てもらって、さらに、「山田裕貴が出ているから見てみよう」と思ってもらえるような俳優になりたいと思っています。
『青のSP(スクールポリス)-学校内警察・嶋田隆平-』に続いて、今年、僕が出演する映画やドラマが続々と控えています。ぜひ、見ていただけたらうれしいです。
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