YouTuber芸人・フワちゃんが自身に課す“セブンルール”「毎日遊んでるみたいだから、全然大変じゃない」
12月29日(火)放送『セブンルール』
視聴者が“今最も見たい女性”に密着し、自身が課す“7つのルール=こだわり”を手がかりに、その女性の強さ、弱さ、美しさ、人生観を映し出すドキュメントバラエティ『7RULES(セブンルール)』。
12月29日(火)放送回では、YouTuber芸人・フワちゃんに密着。YouTube「フワちゃんTV」で一躍脚光を浴び、チャンネル登録者数は75万人。
バラエティ番組を中心に、2020年、330本を超えるテレビ番組に出演し、「ネイルクイーン」、「ギャラクシー賞」など数々の賞を授賞したほか、ユーキャン「新語・流行語」トップ10入りを果たした。2020年のエンタメ業界を席巻した、彼女のセブンルールとは。
ルール①:おしゃれは足し算
ある日、バラエティ番組の収録のためスタジオ入りしたフワちゃん。楽屋に入ると、スタイリストが用意した衣装を確認し、「下を単色か銀にするんだったら、何か1個柄のやつ“積みたい”かも」と要望を出しながら、自分好みのコーディネートを探る。
「冬用フワちゃん衣裳。この間、和田アキ子にも『フワちゃん、ホンマ冬どうするん?』ってめっちゃ心配されたから、これ見せに行ってあげよう」と、ビビッドピンクのボア素材のプルオーバーを着用してみせた。
仕事ごとに、毎回違うコーディネートを徹底する彼女。1日に10ポーズ以上の組み合わせを考えることも。アクセサリーや小物使いもフワちゃんならではだ。
ヘアピンは、「パッて見たときに、あんまり足りない色がないでほしい」と、5本つけるのがお決まり。まとめた髪には靴紐を巻き、さらにシールを貼り付けることも。
思いついた“かわいい”を全部入れるのが、コーディネートをするときのルール。「これもかわいい、あれもかわいいってやつは欲張って全部付けちゃう。それでも可愛くまとめるのが自分の実力だし、自分のセンスだと思ってるから」と話す。
「ガンバレルーヤにそのまま挑んでもあんな面白いの勝てないし、近藤春菜さんと真正面で戦ったら今こうやってテレビに出られていない。その人たちが捨ててきた要素を逆に武器にして戦っている」。独自のおしゃれを追求する彼女には、そんな思いがあった。
ルール②:移動は原付
1日に何本もの収録をこなし、撮影現場を駆け巡っているフワちゃん。連日、タイトなスケジュールに追われ、現場入りはいつも遅刻ギリギリだ。しかし、どれだけ多忙でも、楽屋挨拶は欠かさない。
デーブ・スペクターの楽屋を訪れ挨拶をすると、「そこに座って、お茶入れる」と引き止める彼をよそに、いそいそと引き上げた。クリス松村の楽屋へ挨拶に行くと、「ちゃんとつま先まで伸ばさなきゃ」とエアロビクス指南をするクリスをあしらって、その場をあとに。
「今みたいなやつを本当に真剣に付き合ってたら、マジで1日が150時間あっても足りないでしょ?時間効率化のために、クリス松村とデーブ・スペクターは“いなす”ことが大事」と笑った。
そんな多忙を極める彼女の移動手段は、いつも原付。タクシーを呼ぶ時間さえもったいないと、各現場を原付で移動している。
「これから有田(哲平)の番組だから。有田を待たせるわけにはいかない。(バイきんぐ)小峠だったら待たせてもいいけど、有田は待たせるわけにはいかない」と愛車に乗り込み、颯爽と走り出した。
ルール③:自分の出演番組は必ず観る
東京・八王子に生まれ、子どもの頃から人を笑わせるのが好きだった。「幼稚園の女子の中で唯一私が『ちんちん』って言えたの。女の子みんな恥ずかしがって言えなかったりするのに、私だけ言えて。だから幼稚園中からカリスマ的な人気を誇ってた」という彼女。
小学生の時には、父の仕事の関係でアメリカで暮らしていたことも。中学3年生のときに芸能界に興味を持ち始め、進路相談では「ベッキーみたいになって芸能人になりたいから高校行きません」と話したという。しかし教師から「ベッキー大卒だぞ」と言われて大学に進学し、お笑い養成所に入所した。
そこでコンビを結成するも、「私もその人のこと面白いと思って、その人もフワちゃんのこと面白いって思ったから組んだのに、なんか上手くいかなかった」と話す。
「面白いのベクトルが違ったから、その人が作ったコントを上手に演じるってことがあんまり私にはできなくて。コント上手にできないし、漫才も覚えられないし、大喜利だって思いつかないし、エピソードトークもできない。でも『絶対何か面白いのになんでだろう』って思ってすごいもどかしかったの。『どうやったら売れるんだろう』って」と、当時を振り返る。
コンビを解散しピン芸人になるも、鳴かず飛ばずの日々を送っていたある日、友人の放送作家・長崎周成さんに誘われ、YouTubeチャンネル「フワちゃんTV」を開設。独創的なキャラクターで一気に話題となり、3ヵ月でチャンネル登録者数は1万人を達成した。
「YouTubeって誰でもできるから、私がネタをやってさらにもっと認知されて、バラエティ番組で初めてスタジオ行って…とか、そういう段階を踏まなくても、私が一番見せたい自分の面白い形を見せることができた」と語る彼女。
テレビに引っ張りだことなった今、自分が出た番組を観るのが自宅での日課だ。
「私はめちゃくちゃフワちゃんのことが好きなの。楽しいし面白いしかわいいし、大好きだから観るし。テレビの中に自分が映っていたらどんなに素敵だろうなって昔から思っていて。今、夢が叶ってそれが日常になってきたけど、慣れたくないの。こんな楽しい時間ない」と、笑顔を見せた。
ルール④:友達と仕事をする
YouTubeの撮影の日、ゲストに芸人友達を迎え、共にYouTubeを立ち上げた、親友の長崎さんが撮影を担当する。「フワちゃんTV」のほか、サブチャンネルも開設し、週に3回、動画をアップしている。
「『売れそう』とか『これきっかけで爆発しそう』とかいろいろあったけど、一番は楽しいから」と、YouTubeを始めたきっかけを語る。フワちゃんが「いてくれなきゃ困る」と話す長崎さんは、彼女の魅力を聞かれ、「ハラハラするところ。ずっと腰あげていないと、何起きるかわからない感じが楽しいっすよね。5秒後にハプニング起きてそうで」と笑った。
2人の関係を「ただの放送作家と、ただの芸人の関係じゃないなっていうのは、めっちゃ思う。不思議な不思議な親友の関係なの」と分析する彼女が大切にしているルールが、友達と仕事するということ。
「『仕事だから、ちゃんとせなあかんのちゃうの』とかそういうんじゃなくて、楽しいの延長線上でやる」、それが彼女にとって重要な仕事の価値観だという。
友達と仕事をすれば、必ず面白いものが生まれる。だからこそ、仕事で会う人と、すぐ友達になってしまう。そんな彼女と親交の深いアンミカも、「裏表もないし、自分も周りも楽しくさせる天才だし、大物のすごい人から若い子まで、誰とでも友達になれる天才」と彼女を称している。
そしてフワちゃん本人も「『フワちゃん毎日忙しくて大変でしょ?』みたいな感じで、みんなすごい心配してくれることが多いけど、全然大変じゃないのね。なんでかっていうと、毎日遊んでるみたいだから」と明かした。
ルール⑤:動画には毎秒“楽しい”をぶち込む
「フワちゃんTV」の動画は、テロップ入れや効果音に至るまで、編集のすべてを彼女が行なっている。それは、スキップされない動画を目指す彼女の、強いこだわりのためだという。
「普通に見ていたら見逃しちゃうくらい、すごい細かいところまで、ずーっと忙しい動画にしたいの。毎秒毎秒“楽しい”をぶち込んでる。1秒も面白くない瞬間がないように、効果音をうるさいくらい入れるの。ただでさえ楽しいフワちゃんに、さらに上から楽しいものを足しちゃうから、めちゃくちゃ楽しいよ」と話す彼女。
「何回も何回も見てほしいから、1回目見て分からなくても、2回目で『こんな秘密があったんだ』とか、3回目で『ここまで工夫してるの?』って、そういうのが伝わったらうれしいな」と、自らのこだわりを明らかにした。
ルール⑥:流行語は使わない
取材を受けた「Yahoo! JAPAN」のインタビュー取材の原稿が上がると、自ら真剣にチェックをするフワちゃん。「ちょっと言い回しが違っただけで、私の言葉じゃないっぽく聞こえたりするから」と、「ちゃんと私がしゃべってる風にする」ため、毎回必ず行う作業だという。
言葉を大切にする彼女は、流行語を使わないことを心掛けているという。
「人が考えた言葉で自分の笑いを取るのは避けてる」と話す彼女。「みんなで旅行してきたよっていう投稿で、『またこのメンツに会いたい“ぴえん”』とか言えば、それで楽しかったってことは表せるし、別にそれでもいいんだけど。自分が思ってる独特な表現で『一生このメンツで過ごしていい法律できろ』とか。純度100%自分の言葉で伝えられるところだから、自分の言葉で仕掛けたいよね」と、その理由を語った。
ルール⑦:人生丸ごとエンタメに
12月1日、ユーキャンが開催する「新語・流行語大賞」の授賞式に、フワちゃんの姿はあった。新型コロナ関連のワードが並ぶ中、トップ10候補に「フワちゃん」の名前がノミネートされていた。
「(ノミネートされたのが)『爪かわいい』とか『おはぴよ』とかじゃなくて、『フワちゃん』だったっていうことって、フワちゃんの人生がすごい楽しいんだと思う。ネタとかコントとかそういうのじゃなくて、ちゃんとフワちゃん自身が面白いって思われたいの」と、喜びを口にした。
ネタやコントが苦手だった芸人を経て、彼女が見出したのは“体当たりのお笑い”。
「いろんなことが上手くいったり上手くいかなかったり、結果出したり結果出さなかったりするけど。私の人生を丸ごとエンタメにして、みんなにこれからもずっと楽しんでもらえたらいいなって、いっぱい思う」と思いを語る。
授賞式で名前を呼ばれると「どうしよう、マジ何も考えてないんだけど私、どうしよう」と戸惑いを見せる彼女。しかし壇上に上がると、「2020年はフワちゃんとみんなの年でした。2021年もフワちゃんとみんなの年にしようね!」と感想を述べ、いつもの通りマイペースに振る舞ってみせた。
授賞式後、受け取った盾を掲げ喜ぶ彼女に、「スピーチ大丈夫でした?」とスタッフが問いかけると、「スピーチ?大丈夫だったよ」と答え、続けて「あのね、(MCの)おじさんがちょっとキレてた」と笑った。
次回、1月5日(火)の『7RULES(セブンルール)』は、屋久島高校演劇部顧問・上田美和に密着。廃部寸前から全国2位に導いた実績を持つ顧問と、屋久島の高校生たちが挑む演劇の甲子園。「一番大事にするのは生徒の心」と話す彼女の7つのルールとは。
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