小西遼生「咲良のピーターパンは、マジでキラキラしてる」フック船長として一層気合い
青山メインランドグループファンタジースペシャル ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」【東京公演】7月22日(木・祝)~8月1日(日)/めぐろパーシモンホール 大ホール【神奈川公演】8月7日(土)~8日(日)/相模女子大学グリーンホール 大ホール
世界中で愛され続けている普及の名作「ピーターパン」。アニメとともにミュージカルとしても多数の公演を重ねているが、日本では1981年に榊原郁恵(※)主演で初演されて以来、40年にわたり上演されている。
※榊原郁恵の「榊」は、正しくは木へんに神
日本公演40周年となる今年は、潤色・訳詞をフジノサツコ、演出を森新太郎が務め、新たなステージを作り上げている。
夢の国“ネバーランド”で少年・ピーターパン(吉柳咲良)が対決するフック船長と、ピーターパンが出会うウェンディ(美山加恋)らの父親・ダーリング氏の二役を演じる小西遼生に、フジテレビュー!!がインタビュー。
小西は、特撮テレビドラマ『牙狼<GARO>』シリーズ(テレビ東京系)への出演で話題に。近年は、「レ・ミゼラブル」「ガラスの仮面」「オリエント急行殺人事件」「ポーの一族」「GOYA」など、舞台やミュージカル作品でその存在感を発揮している。
物語最大の見せ場、ピーターパンとフック船長の対決シーンの稽古直後に直撃すると、「今日はマスクをつけて激しいシーンをやったから、もう息苦しい!」と冗談交じりに、気さくに答えてくれた小西。稽古場の様子や、「ピーターパン」の内容にちなみ小西が作りたい“ネバーランド”について聞いた。
<小西遼生 インタビュー>
──まずは、「ピーターパン」への出演が決まったときの心境をお聞かせください。
僕は以前から、子どもも見られる舞台に興味がありました。子どもも大人も楽しめる作品の最高峰の一つとも言える「ピーターパン」に出られるというのは、すごくうれしかったです。
──今回演じるフック船長は、どんな役でしょうか?
森(新太郎)さんとつくろうとしているフック船長は、とてもチャーミングでエネルギッシュなキャラクターです。だから、演じていてすごく楽しいですね。ただ、カロリーはすごく使う(笑)。
今回演じるために、原作者のジェームス・マシュー・バリーのことも含め、「ピーターパン」に関する昔の文献をいろいろと調べました。その中で、この作品の初演当初「フック船長は、いわゆる儲け役であり、人の共感を得られる役だと上演してから気づいた」と書いてある本があって。その点は自分で演じながら実感していますね。
ピーターパンの敵ではあるけど間抜けだったり、お客さんにとってワクワクする場面を見せることができたり、感情をたくさん動かすことができる役なんですよね、フック船長って。今は、ある意味“愛されキャラ”になるように、抜け感のあるフック船長を作ろうとしています。
──先ほど見学させていただいた稽古では、吉柳咲良さん演じるピーターパンとのアクションがありましたが、かなりハードそうでしたね…。
マスクが、とにかくしんどくて!何度もアクションシーンをやると、高山トレーニングをしている感覚になります(笑)。でも、咲良はフライングもあるし、もっと大変だと思ので、僕はできる限りどっしりと、負けないようにと思いながら対峙していますね。
──その吉柳さんの印象は?
すごくしっかりしてる。でも人懐っこくて、自由でやんちゃなピーターパンみたいな部分もありますね。咲良のその性格もあって、このカンパニーはすごくいい関係性ができているし、「あのシーンはこうじゃない?」というちょっとした話も気兼ねなくできていますね。
──稽古の合間には子役の子どもたちと談笑していたりして、本当に和気あいあいとしているなと感じました。稽古場で印象的だったエピソードをお聞かせください。
森さんが現場を一番楽しんでいますね。自分で出したアイデアがハマると誰よりも笑っているし、子どもたちのお芝居をすごく微笑ましく見ていらして。その幸せそうな表情を見て、演じている僕らも幸せを感じて…という稽古場です(笑)。
──「ピーターパン」と言えば“ネバーランド”が舞台ですが、小西さんが今作りたい“ネバーランド”、「こんな国があったらいいな」と思う国はありますか?
舞台に立っていること自体が、普段では絶対行けない場所に連れて行ってもらえるので、すごく夢があるというか…そこに立っていること自体が“ネバーランド”にいるような感じがしますね。自分ではない別の人生を生きられますし。
作品によってはその人の一生を演じることもあるのですが、誰かと出会って、何かを感じて…ということが短い時間の中に詰め込まれているので、かなりの勢いで心を動かすことになるんです。
それに感情だけではなく、ち密に計算された表現をお客さんにお届けするので、日常よりも激動で。そんな場所に立てていることはすごく幸せで、これが僕の“ネバーランド”ですかね(笑)。
──今は毎日稽古で忙しいと思いますが、癒しの存在はありますか?
今回出演している子どもたちの存在が、今の癒しですね。ただ、子どもに限らず、毎回、どの作品でも共演者に癒されている気がします。みんなと出会って、お芝居をしながらたわいもない会話をしているときがすごく癒されるんです。
──先ほどの“ネバーランド”の話も含めて、仕事場にいることが、小西さんにとっては一番幸せなことなのかもしれませんね?
たしかに、プライベートで欲しいものってそんなにないですね(笑)。例えば音楽とか、好きなことはだいたい仕事にもなっているので。勉強するのは好きで、何かを新しく勉強しているときはいつもワクワクしています。
──次に習得したいなと思っているものはありますか?
絵を描けるようになりたいなと思っています。目で見たもの、感じたものを絵で表現できたら楽しいだろうなぁ。
あとは、チェロが弾けるようになりたい。音色がもともと好きで、最近弾いてみたいと思っているのですが、地面に直接楽器をたてたりして、演奏するには場所を選ぶ楽器なので練習するのも大変じゃないですか。音が響いちゃうし。でも、近々始められたらいいなと思っています。
──最後に「ピーターパン」の見どころ、ご自身の見てほしいポイントをお願いします。
今回は、東京公演に限ってではありますが、生のオーケストラが入ります。録音と生では感じるものが違うと思いますし、今回の大きな見どころだと思います。生オーケストラで素敵な「ピーターパン」の世界をお届けできるのがすごく楽しみです。
そして、今回の「ピーターパン」は、セットを人力で動かすなど、原作者のジェームス・マシュー・バリーが戯曲を書いて、初演した当時の舞台が蘇るんじゃないかと思うくらいアナログな演出で作られています。ステージに次々現れる個性豊かなキャラクターのエネルギーや、空を飛ぶことの驚き、ちょっとハチャメチャなくらいの想像力あふれる舞台をお届けできる作品になっていると思います。
40周年の歴史の中で、この戯曲の面白さを一番ストレートに感じていただける作品になっているんのではと思いますので、たくさんの方に見ていただきたいですね。
あとは、4回目になる咲良のピーターパンは、マジでキラキラしています。本物のピーターパンが目の前にいると思えるので、それに相対するフック船長も負けないように、思いっきり頑張ろうと思います。
最新情報は、青山メインランドグループファンタジースペシャル ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」公式サイトまで。
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