フジテレビでは、8月1日(日)~29日(日)まで、5週に渡って『ちびまる子ちゃん』「~まるちゃん大好き!8月のゲスト声優まつり~」が放送される。
8月1日(日)は、既報の通り、ゆりやんレトリィバァが登場。このたび、2週目となる8月8日(日)の放送に、かまいたち(山内健司、濱家隆一)が、3週目となる8月15日(日)に、井上清華(フジテレビアナウンサー)、4週目となる8月22日(日)の放送に、ロバート(秋山竜次、馬場裕之、山本博)、最終週となる8月29日(日)に、上白石萌音の登場が発表された。
今回は、かまいたち、井上アナのアフレコの模様、コメントを紹介する。
お笑いモード封印のかまいたち
かまいたちが演じるのは「まる子、青春高校生に会う」の高校生2人組。好きな女性がいるが、どのようにアプローチして良いかわからないという純な高校生Aを濱家、そしてそんな濱家を応援している友人の高校生Bを山内が演じる。
笑いと甘酸っぱさ、最後には思いがけない展開が待っているお話で、今回が初めてのアフレコ体験だという2人は、いつものお笑いモードは封印。緊張の面持ちで、監督の要求に応えようと真剣な様子で収録に挑んだ。最初こそ戸惑った様子も見せたが、勘の良い2人はすぐにコツをつかんだ様子で、最後にはのびのびと演じていた。
井上アナの流ちょうな博多弁
井上が演じるのは、「まる子、町をパトロールする」に登場する小学3年生の女の子のせい子。福岡から引っ越してきたばかりのため、どうしても博多弁が出てしまうことで、なかなか友達をつくることができないでいた。
そんなある日、偶然遊んでいたまる子たちと出会い、遊びを通して打ち解けていく。
初体験だというアフレコ収録では、監督のアドバイスを一つひとつ真剣に聞き、小学生のころの自身のことを思い出しながら演じたという。見どころは何より、福岡出身の井上の流ちょうな博多弁だ。
「まる子、青春高校生に会う」(8月8日放送)
本屋さんでまる子とたまちゃんは、2人組の男子高校生に話しかけられる。どの恋愛の本を選べばいいかアドバイスを求められて、ぽかーんとするまる子とたまちゃん。
公園で、男子高校生の話を聞くと、気になる女性にどうやって思いを伝えればいいのか悩んでいるのだという。そして、男子高校生は…。
「まる子、町をパトロールする」(8月15日放送)
警察官ごっこをしていたまる子たちは、せい子ちゃんという女の子に出会う。
ほとんどしゃべらないせい子ちゃんだが、はまじのおじいちゃんの話で爆笑し、打ち解ける。そして、まる子たちと一緒に警察官ごっこを始めたせい子ちゃんは…。
<かまいたち コメント>
――『ちびまる子ちゃん』に出演すると決まったときの気持ちは?
濱家隆一:僕は『ちびまる子ちゃん』がホンマに好きで、コミックスももちろん持っていて、映画も全部観ているんです。そこに出られるっていうのが、まだウソみたいですね。もう録り終わったけど、まだしっくりきてないというかピンときてないです。
山内健司:濱家まではいかないですけど、ずっと『ちびまる子ちゃん』を見て育ってきた世代なので、まず親が喜ぶ仕事だなと思いますね。ついに『ちびまる子ちゃん』に出させてもらったのかと。いろんなテレビ番組に出させていただいていますけど、『ちびまる子ちゃん』に出られるってなかなかないので、頑張ってきてよかったなって思います。
濱家:お笑いやっていて本当によかったなって思います。
――実際に演じてみて、手応えは?
濱家:体感ですけど、40%くらいしかできていないなと思います。こんなに難しいのかと思いましたね。ボクらが先に声を録らせてもらったんですけど、今からその声を聞く声優のみなさん、びっくりするんちゃうかなと思います。
山内:(ほかの声優さんたちと)一緒に録るとかじゃなくてよかったよな。とんでもなく足を引っ張ってたよな。先にやらせていただいて、迷惑も最小限にできたかなと思います。
――ご自身の高校生時代の恋のエピソードは?
濱家:体育祭があって、各クラスの応援団長を出すんです。その応援団長を僕がやってたんですけど、団長の衣装を作るんです。その衣装の背中に、当時の彼女の名前をでっかく書いて、それがいまだに卒業アルバムに載っているのがめっちゃ恥ずかしいですね。青春してたなって思います。
山内:僕は、当時彼女が初めてできて、自転車通学だったんですけど、好きすぎて、毎日彼女の家まで自転車で迎えに行って、帰りも送ってから家に帰ってたんです。僕の家から学校までが7kmで、彼女の家から学校までが7kmで、ちょうど真ん中に学校があるみたいな距離だったんで、大人になってから計算してみたら、毎日学校行くまでに片道21km、帰りも21km。毎日42km自転車通学していたんですね。いまだったら考えられないですね。当時は、高校生だからできたことやなと思います。
――演じる上で気をつけたことは?
濱家:ボリュームとか感情の感じとかが、台本を見ていてもつかめなかったんで、ホンマに難しかったですね。
山内:ウワサには聞いてたんですけど、セリフのない所でも「あ~」とか「う~」とか、あんなんしたことない。
濱家:一応読んでやってたんですけど、自分のイメージしていたのとは全然違う、(声優さんは)こんな難しいお仕事されてるんだなと思いましたね。一番むずいかも、これまでの経歴の中で。
山内:一発目の、一番気合入れてやったところで監督からカットがかかって、「棒読みだね」って言われましたね。
濱家:肛門がきゅっと締まりました。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
濱家:夢がかなったっていう言い方は違うかもしれないけど、まさかこんなハッピーなことが起こると思っていなかったので、全力でやりました。楽しんでいただけたらなと思います。だいぶ甘めに見てください。
山内:全力でやらせていただいて、仕上がりがめちゃくちゃ楽しみです。本当に必死で食らいついてんなっていうのを見ていただきたいです。
<井上清華 コメント>
――『ちびまる子ちゃん』に出演すると決まったときの気持ちは?
驚きと同時にとてもうれしくて、夢のようでした。アナウンス室の先輩が、以前声優に挑戦しているのを見て、「うわ~、ステキだな、まる子ちゃんと共演できるなんてうらやましいな」と思っていました。
まさか私が挑戦できる日が来るとは夢にも思っていなかったので、このお話を聞いたときは喜びで、本当に飛び上がりました!
――演じたキャラクター・せい子の印象は?
どんなキャラクターになるのかドキドキして待っていたのですが、まるちゃんと同年代の本当にかわいらしい女の子に描いてくださってありがたかったです。
母にアニメの映像を見せたら、そっくりだと驚いていました。ちょっといじけてふくれるところとか、性格も幼いころの私にそっくりだそうです。あと泣き顔も(笑)。
自分に似ているキャラクターなので、とても愛着が湧きましたね。
――実際に演じてみて、いかがでしたか?
声優さんたちの技術が、どれだけ素晴らしいのかを改めて感じました。声だけで演じることは、想像以上に難しかったです。「きゃー」というセリフ一つでも、自分がイメージしているまるちゃんたちの世界に溶け込めなくて。でも、たくさんご指導していただき、楽しむことができました。
――視聴者のみなさんに、博多弁を交えたメッセージをお願いします。
夢みたいっちゃけど、『ちびまる子ちゃん』にゲスト声優として出演することになったと。バリうれしいです。もう本当に不慣れながら頑張ってアフレコしたけん、ぜひ見てください!
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