純烈・酒井、ヒーロー映画の構想を話すも、白川裕二郎「ギャグかなと思いました（笑）」

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8月26日（木）、映画「スーパー戦闘 純烈ジャー」の完成披露舞台挨拶が行われ、純烈（後上翔太、白川裕二郎、小田井涼平、酒井一圭）、佛田洋監督が登壇した。

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映画を観終えたばかりのお客さんに向け、純レッド役の白川は「コロナ禍でなかなかコンサートができない中、主演映画という形で、ファンの皆さんとよろこびを分かち合うことができたことをうれしく思います」と、会場を見渡しながら笑顔。純グリーン役の後上は「（舞台挨拶は上映後ということで）映画を観た皆さんが、何かしらのジャッジを下した後かと思うと、緊張感が高まります」とキリッとした表情を見せた。

純ブルー役の小田井は「最近、ちょこちょこコンサートやライブをする中で、映画の話題に触れるのですが、（まだ公開前なので）言えないこともたくさんあります。やっと今日は内容を踏まえて話ができるということで、とても楽しみです！」とニッコリ。続けて「コンサートのほうに足を運んでいただければ、映画秘話が聞けるかもしれません」とちゃっかりコンサートへの参加を促し、笑いを誘っていた。

純バイオレット役の酒井は「健康センター、キャバレー回りを経て、紅白にも参加することができた純烈ですが、紅白出場が叶った頃に“紅白の向こう側”として思い描いていた構想が映画『純烈ジャー』です」としみじみ。「純烈が映画初主演を飾ります。（今日の完成披露の舞台挨拶は）僕の夢でもあった映画が出来上がったことに感謝する日になりました。皆さんが『もう1回観たいな』と思ってくれればありがたいです」と思いを述べると、大きな拍手に包まれた。

佛田監督は「だいぶ前、スーパー戦隊、仮面ライダーだった後上くん以外のメンバーのみんなが、やっと（東映の戦隊作品に）帰ってきてくれました。感無量です」と、うれしそうな表情を浮かべていた。

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「ネガティブをポジティブに変える」という、純烈らしい内容が描かれる今作。制作の経緯について酒井は「20年前に、『百獣戦隊ガオレンジャー』、『忍風戦隊ハリケンジャー』、『仮面ライダー龍騎』で地球の仲間を守っていた我々は、ヒーローが大好きな方たちに支えてきてもらいました。その場で出会ったヒーローが大好きな仲間たちと純烈が組んで出来上がった作品です」とファンへの感謝を述べた。

「マダムの皆さん、カラオケファンの皆さんに応援していただいて、がんばってきた僕たちが、コロナ禍もあり、グループの存続もどうすべきかと考えたときに、『負けてたまるか！』という気持ちで立ち上がりました。コロナ禍でスケジュールが空いたのをきっかけに、昨年3月に以前からの夢だったヒーロー映画の構想を仲間に話したのが始まりです」と経緯を明かした。

酒井から今作の構想を聞いた白川は、「いつものギャグかなと思いました（笑）。（純烈は）嘘から出たグループなのでギャグってこともあるだろうなと。でも、変身後のスーツアクターの映像を見て『これは、本当なんだな』と思いました（笑）。さらに一流のスタッフが集まっていたので、『気合を入れて挑まないとバチが当たるぞ』と意気込みました」と振り返った。

また、後上について「演技経験がないので、演技ができないとは聞いていた」という佛田監督が、「笑うこともできないということだったのですが、相手役の小林綾子さんにリードしてもらって、（劇中では）いい演技をしていました」とコメントし、「いかがでしたか？」と会場に問いかけると、お客さんから大きな拍手が起こった。すると小田井が「今日のお客様は『いかがでしたか？』と問いかけたら、拍手をするというスイッチでもついているんですか？」と客いじりを見せ、会場を盛り上げていた。

ムード歌謡グループ「純烈」の4人は、今日もスーパー銭湯アイドルとして温浴施設でマダムたちを歓喜させていた。そんな中、浴場で不審死が発生。警察による捜査の結果「事件性はない」と判断されるも、巷では「連続イケメン温泉失踪事件」が多発していた。温浴施設を守るヒーロー・純烈ジャーでもある、酒井一圭（純バイオレット）、白川裕二郎（純レッド）、小田井涼平（純ブルー）の3人は、純烈ジャーではない後上翔太には秘密で事件の調査を始める。そして、ついに「温泉の向こう側」で女王として君臨するフローデワルサ（小林幸子）の仕業だと突き止めるが、彼女の圧倒的なパワーに3人は太刀打ちできない。一方、なぜ自分だけが蚊帳の外なのかと思い悩む後上…。硬い結束で結ばれた純烈に危機が訪れる――。彼らは本当のヒーローになれるのか？

映画「スーパー戦闘 純烈ジャー」は、9月10日（金）より全国ロードショー。
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