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【ほぼ全文起こし】「劇場版BEM」 完成披露試写会イベントレポート

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9月19日(土)、映画「劇場版BEM 〜BECOME HUMAN〜」(10月2日(金)公開)の完成披露試写会が行われ、声優の小西克幸、M・A・O、小野賢章、さらに劇場版オリジナルキャラクター・バージェスの声を務めた宮田俊哉(Kis-My-Ft2)が登壇した。

この作品は、「妖怪人間ベム」生誕50周年を記念し、原作の持つ設定やメッセージ性を残しつつも全く新しい解釈を施したテレビアニメ『BEM』(2019年制作・放送)の劇場版だ。

ここでは、キャスト陣のやりとりをほぼ全文起こしで紹介する。

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――それでは、まずはキャストの皆さんにご挨拶をいただきたいと思います。

小西:こういう情勢の中ですけれども、劇場まで足を運んでいただきましてありがとうございます。ベム役をやらせていただいております、小西克幸です。短い時間ですがよろしくお願いします。

M・A・O:今日は足をお運びいただきありがとうございます。ベラ役のM・A・Oです、よろしくお願いします。

小野:皆さん本日ありがとうございます、ベロ役の小野賢章です。短い時間ですが、いっぱい語れたらと思います、よろしくお願いします。

宮田:宮田俊哉です。自分がここにいていいのかわからないような状況ではあるんですけど、僕も楽しみたいなと思うので皆さんも楽しんでください。

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――劇場版公開に至った心境を教えてください。

小西:こういうのはM・A・Oちゃんが得意ですので、ぜひM・A・Oちゃんから語っていただきたいと思いますが…(笑)、えっと、アフレコしたのが去年の12月ぐらいですかね。今は、率直に無事に公開することができてよかったと思っています。会場の皆さんにも足を運んでいただきありがとうございます。皆さんに見ていただかないとね、作品としては完成しないので、こういう場ができたのは非常にうれしいです。

M・A・O:劇場で無事に公開していただけるということが本当にうれしいですし、こんな中足を運んでいただいて見てくださる方がたくさんいらっしゃるということをお聞きしましたので、それもすごくうれしいなーって思っております。

小野:小西さんもおっしゃっていましたが、本当にこういう状況下で公開できたことがとてもうれしいですね。あの作品自体もすごく面白いものになっているので、本当にたくさんの方に見ていただきたいですし、今日来てくださった皆さんには、もう早く見ていただきたいなというのが率直に思っている気持ちです。

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――宮田さんは、今回が声優初挑戦ですが、今の心境は?

宮田:小西さん、小野さん、M・A・Oさん。僕が散々アニメを見て聞いてきた声の方々と一緒に並んでるっていうことがプレッシャーでしかないですね!

小西:逆!逆!逆!

小野:いやいや、なんか今日も(ジャケットの)色も被って本当にすみません(笑)。脱ごうかな?、申し訳ない。

宮田:裏でも、みなさん優しく話しかけたりしてくれて、BEMの一員になれたのかな、なんて思ってうれしい気持ちではありますね。

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――声優の仕事にあたって準備したことはありますか?

宮田:僕、本当にすごく昔からアニメが好きで、このお話の時に「ちょっとできないよ、さすがに無理です」と。でもお話いただいたことがすごくうれしいことだったので、でもやるからにはちゃんとレッスンとか、指導をしてもらえる環境を作ってもらえないと、自分が好きなアニメを台無しにしてしまうんじゃないかなっていうすごいプレッシャーがあって、何か出来ないか、なんて思ったんですけど、マネージャーさんとか事務所の方に相談したら教えてくださる方を紹介していただいて。レッスンを受けさせていただけたので、気持ちよく全力でぶつかれたかなと思いますね。

――諸手をあげて、というわけではなかったんですね?

宮田:いや無理ですよ、(声優って)難しいですもんね。

小西:いや、すごいですよ。もう声優さんですよ!俺ら商売あがったりだよね?

小野:思います、本当に。

小西:レッスンされてたんですね。好きだからこそ、ということですよね。

宮田:作品を壊したくなかったという思いがあって。

小西:逆にうれしいです!我々としては。

――声優として初めて体験したことはありますか?

宮田:最初に教えてもらいに行ったときに、台本をペラっとめくったら、「それだと紙の音がマイクに入っちゃうからダメだよ」って。本当に何も知らない状態だったのでそこから教えてもらった感じでしたね。

――これは声優あるあるなのでしょうか?

小西:はい。これもM・A・Oちゃんに行ってもらいたいですね。

M・A・O:お返しします(笑)。

小西:声優さんのアフレコって、今はちょっと減ってきたんですけども、マイクが例えば3本あったら3本を全員で共有して同時にアフレコするんですよ。その時にNGとなるのが音を出してしまうこと。どんなにいいお芝居しても音を出してしまうと、そのテイクはNGになって使えなくなってしまうので、台本をめくる音もそうだし、音が鳴るような服は着れないですし。椅子とか音が鳴るものも結構あったりするので。エアコンも切らなきゃいけないとか、色々あるんですよ。セリフを言いながら台本をめくって画面のキャラクターの口パクを見て、っていうのはやっぱり難しい仕事だと思います。

宮田:完成した映画を先に見させていただいたんですけど、アニメから自分の声がするっていうことになんかまだ違和感というか。なんか、恥ずかしいなーみたいな。

――完成した映像を見て、声優陣の皆さんは、宮田さんの演技はいかがでしたか?

宮田:それ聞きます!?(笑)恥ずかしい…(笑)。

小西:せっかくだからM・A・Oちゃんに。

M・A・O:すごかったです!初挑戦って思えないくらいでいいなあって。自分の初期の頃を思い出して、あ、すごいなって。

小西:自分が1番最初にアフレコした時ってこんなに上手にできたかな?ってやっぱ思いますよね。

小野:振り返りたくないですね。自分の最初の頃の作品は、もう恥ずかしくて見れなかった。

小西:本当に声のお仕事された方がいいですよ。

宮田:本当ですか?

小西:あと、声が良く通りますよね。

小野:確かに確かに!それ、すごく思いました。

宮田:嬉しいな。え、なんか、恥ずかしいですね(笑)。

小西:上手いなと思ったのが、ちょっと距離があるところから話しかけられるシーンでの距離感のつかみ方。アニメ自体が平面なので、SEを足しもらったりして場面の立体感を出していくんですけど、距離感も何もないところから距離感をつかんでお芝居をされているところがすごいなーと思っています。(宮田の)第一声のシーンからビックリしました。

小野:「おーい」ってね。距離感がバッチリで。すごく上手いって思いました。

宮田:いや、マジッすか?

小西:絶対、ジャニーズさんは宮田さんを声優業界に入れた方がいいよね、本当に。

小野:バンバンやった方がいい(笑)。

宮田:距離感に関しては本当に分からなくて。ドラマとか舞台とかだったら、自分の中で実際に相手がいてしゃべるじゃないですか。でもアニメは本当にわからなくて、監督さんに「これってベムとの距離は何メートルくらいですか?」って結構聞いちゃいましたね。

小西:あ、僕らも聞きますよ。うるさいとこだと声は張らなきゃいけないし、家の中だったら相手と離れててもボソボソ喋るだけで聞こえるしとか。

宮田:そうなんですね!?面白い!

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――今作は「妖怪人間ベム」の最終章ということもあり、プレッシャーはありましたか?

小西:50年続いてきている作品なので、僕たちが作ると新しい「BEM」という作品もまたさらに50年皆様に見ていただけるように…と思っていましたけど、キャラクターもリニューアルされてスタイリッシュな感じになってますし、みんなでこれから始まるまた新しい「BEM」を作れればいいかなという気分です。すごいプレッシャーを感じている、というのはなかったですね。

M・A・O:最初にお話をいただいた時は、あの「妖怪人間ベム」をですか?と思っていたのですけど、今回のベラちゃんだったから私にも演技させていただけるご縁があったのかなと思って。いい緊張感で作品に携わらせていただくことができました。

小野:「妖怪人間ベロ、ベラ、ベロ、ベム」は…

小西:大丈夫(笑)?

小野:(笑)。「妖怪人間ベム」はもちろん知ってました。「早く人間になりたい」という名言もありますし、なのでオーディションを受けて「決まりました」ってお知らせが来た時は、(偉大な作品過ぎて逆に)ピンと来なかったんですよね。(「妖怪人間ベム」劇場版の)「BEM」か…って思ったのが1番最初だったんですけど。自分が思うベロを一から作っていこうというのがあったので、プレッシャーに感じずに楽しく、あまりテンションも高くないキャラだったので、わりと力を抜いて楽に演技させていただいた感じです。

宮田:子供の頃に再放送で拝見したことがあって、あと去年テレビシリーズも見ていて。ベムって子供の頃には怖いなとしか思わなかったのですが、大人になって改めて見たらすごくメッセージがあって。世代によって捉え方も違う作品だなあとも思っていて、そこに自分が入るってこれは「どうしよう?」っていう気持ちしかなかったんですけど。前に僕の先輩の亀梨くんが実写のドラマで「妖怪人間ベム」をやられていたので、ジャニーズとも何かつながりのある作品なのかなと。ここは頑張らなきゃっていう思いでした。

――テレビシリーズ「BEM」から2年後を描いた今回の劇場版では、何か違いはありますか?

小西:これはM・A・Oちゃんが代表して…。

M・A・O:ハイ!(笑)。ベム、ベロ、ベラ3人に人間味が増したなと思っていて。ベラちゃん自身は、テレビシリーズの時よりも明るくなったなあと思っていて。ちょっと吹っ切れた感じであのお芝居させていただきました。いかがでしたでしょうか?

小西:完璧です。ベムに関しては、冒頭からテレビシリーズと違った感じで登場します。この話をはじめるとネタバレになっちゃうんですけど、皆さんがビックリされるかなと思ってます。かなりの変化があります(笑)。物語の核心の話をしていかなきゃいけなくなっちゃうので、このへんで…。

小野:2年間が全く語られないままスタートしているので、まあその中でベロもいろいろなことを思ったり自分が何をしているかというのを割と決めて行動しています。ベロの雰囲気が変わったところは、結構意識的にお芝居をさせていただきました。

――宮田さんが演じる劇場版オリジナルキャラクター「バージェス」は、宮田さん史上、最も軽薄な役と伺っていますが。

宮田:「裏の一面もある」って予告で出ていたと思うんですけど、何せ僕裏でも表でもずっとこの調子なんで。「裏のある人間ってどういう人なんだろう?」ということをまず考えました。一方で、愉快な部分もすごくたくさんあるキャラクターなので、自分を重ねることってどうなのかちょっとわからないんですけど、自分の中でバージェスの「軽薄さ」ってなんだ?「裏がある」ってなんだ?ということを1つずつノートに書いていました。

現場で監督さんにバージェスのことを聞いたら「深夜の通販番組のノリで」と言われて、全然ピンとこなかったんですよね(笑)。要は「怪しい感じなのかな?」ってやってるうちになんかだんだんそんな気持ちになってきて、これを伝えようとしてくださっていたのかなとわかってきた感じでしたね。

――そろそろフォトセッションの時間ですが、その前に、宮田さんへこんなものをご用意させていただきました。お願いします。

宮田:なんだ?

――先日お誕生日を迎えられたということで、サプライズでケーキをご用意させていただきました!

宮田:え〜!マジッすか!可愛い!

――今のお気持ちをお願いします。

宮田:そうですね。まさか(観客とは)リモート中継での会見とはいえ、実際すごく近い距離でお祝いしてもらえるっていうのは、今年は無理だろうなと思っていたんですけど、お祝いしてもらえてすごくうれしいことです。僕32歳になったんですけど、去年は「日本一かわいい31ちゃいです」ってずっと言ったんですよ。なんで、今年は日本一かわいい32ちゃいで頑張りたいと思います!

――ケーキを見た感想はいかがですか?

宮田:めっちゃ可愛いですね!え、皆さん写真撮ってくださってますけど、現像したら僕にください(笑)。

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――最後に、小西さんから締めくくりの挨拶をお願いします。

小西:ついに劇場版「BEM」公開になります。キャッチコピーにも書いてある通り、「ついに願いを叶えられる」なんですけども、どういう願いが叶うのか、確認していただければと思います。そして、最後にかかる主題歌がすごく良くて。本編を楽しんだ後にその主題歌を聴いてると、もう1回楽しめますんで、ぜひとも最後まで楽しんでいただければうれしいです。また、キャラクターの見方が全然変わるので、なかなかこういうご時世で難しいとは思うんですけども、もしよろしければ、劇場に足を運んでいただいて見ていただけると嬉しいです。本日はどうもありがとうございました。

映画の詳細は、公式サイトまで。

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