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木村拓哉と長澤まさみが、9月23日、都内で開催された映画「マスカレード・ナイト」大ヒット御礼舞台挨拶に、鈴木雅之監督とともに登壇。2人が事前に公式SNSで募集した質問に、答えていく一幕があった。

本作は、ベストセラー作家・東野圭吾の累計発行部数470万部を突破した「マスカレード」シリーズ（集英社刊）実写化の第2弾。前作に続き、ホテル・コルテシア東京に再潜入した破天荒な刑事・新田浩介（木村）と、新田の相棒となる真面目過ぎるホテルマン・山岸尚美（長澤）が難事件に挑む姿を描く。本イベントは、全国108館の映画館で生中継された。

イベントでは、SNSで募集した質問が入った質問状BOXがステージに登場。木村と長澤が交互にBOXから紙を引き、読み上げる形で質問に答えていった。

まずは、木村が引いた「コルテシア東京に宿泊して、コンシェルジュに何か1つお願いできるなら何をしたい？」という質問が。

長澤が演じた山岸をイメージした木村は、作品の内容にかけて「一緒に飯を食べてほしい」と照れ笑いを浮かべながらリクエスト。それに合わせて、長澤は「ホテルの周りのおいしいご飯屋さんを教えてほしいです」と答え、「私自身、ご飯は1日のうちで大事な時間なので。山岸はすごく丁寧に教えてくれそうですね」とニッコリ。

鈴木監督も山岸をイメージし、「次の映画のオファーをしたい。セクシーなやつ」と長澤自身にまさかのお願いすると、長澤が「ヤダ、そんなの」と返し、会場の笑いを誘った。

長澤が引いた次の質問は「ホテルに宿泊した時、枕は硬い方と柔らかい方、どちらを使いますか？」というもの。木村は「割と柔らかい方かな。硬いのは膝のあたりにおいて、必要な時は挟んでいます」と明かすと、長澤も「木村さんと同じです。柔らかい方を使って、固い方を足で挟みます」と同意。また、2人とも家でもそうしていると打ち明けた。

「これがないと落ち着かないものは？」という質問が飛ぶと、悩む木村に長澤が「リップクリーム？木村さん、塗り方、独特じゃないですか？」とぶっちゃけ、会場からは笑いが。

長澤が、木村は口をつむり「上下同時に塗る」とその塗り方を報告すると、木村は「はさんだ状態で1、2って塗れば終わりでしょ？」と説明。長澤が「時短ですね」とニヤリ顔で受けると、木村は「わりとめんどくさがりやなんで」と苦笑いした。

また、木村は「今はマスクですね」と言い、「撮影していても、本番中にマスクを外し忘れてNGを出すっていうことが、結構多いんです」とエピソードを披露。

この流れで、長澤が「（これがないと落ち着かないものは）木村さんにもらったマスクです」とはにかみながら答えると、木村はすかさず「嘘つけ！」とツッコミ。だが、長澤は「使ってますよ。『マスカレード・ナイト』のマークがついてるんですけど、家で使ってます。みんな今でも使ってますよ」と笑顔で明かしていた。

潜入捜査する新田にかけ、「潜入してみたい職業は？」という質問も。すると、長澤が「職業じゃないけど、木村さんに潜入したい。機械で木村さんになっちゃうとか？」と提案すると、木村は「B’zの歌の世界観みたいですね。“例えば、どうにかして君の中に入ってみたい”なことですよね？」と照れ笑い。

また、長澤が「AIとか技術を駆使して、木村さんという存在に潜入して、木村さんを体験したい」と口にすると、木村は「それを言えるんだったら、まさみちゃんに入りたい。どういう普段を過ごしてるのかなと思う」と返答。

「すごい地味ですよ」いう長澤に、木村は「自分では地味だと思ってかもしれないですけど、僕が車で運転するとき、道をすごい笑顔で歩いてるまさみちゃんにたまたま会って」とぶっちゃけ。

長澤は「頭がおかしい人みたいじゃないですか！？」と反論し、「私、走ってるときに『笑いながら走ってる』と言われるくらい、広角が上がってて。だから笑ってるように見えるのかも」と苦笑いしていた。

また、司会の山崎夕貴フジテレビアナウンサーから「木村さんになって、どんなシーンを体験してみたい？」と聞かれた長澤は、「『キャー！』って言われてみたい」と言い、「『木村さんの日常』っていうドラマを作ってほしいですね。木村さんは木村さんの役で」と提案。

鈴木監督は「面白そうですね」と言いつつも、「木村拓哉になったら、大変だと思うよ」と明かし、木村の笑いを誘った。

「長髪と短髪どちらが好きですか？」という質問には、木村は「こだわりはないですね。髪が長いときは寝ぐせがつかないので、それはラクだなと思いますけど。短髪は短髪でラク。次の作品で切ってくださいと言われたら切りますけど、なければそのままですね」と回答。

長澤も仕事で伸ばしたり、切ったりしてるといい、「どっちでもいいんです。今は『伸ばして』と言われて伸ばしていて。監督に言われるんです」と明かすと、木村も「人の髪だと思って平気で言うんだよね」と同意。鈴木監督は「ノーコメントで」と返し、2人を笑わせていた。

そしてラストには「今まで演じてきた役の中で、自分に向いてる職業は？」との質問が。長澤は「ホテルマンがいいですね」と答え、木村は「シェフか外科医。やることは全然違いますけど、すごく魅力を感じますね。警察も捨てたもんじゃないですよ」と語った。

木村は、「今、いろいろなストレスを誰もが抱えている状況だと思いますが、必ず一緒に乗り越えていきたいですし、この映画を劇場で味わっていただいてる間は、そのストレスは忘れられるんじゃないかと勝手に思っているので、ぜひ楽しんでいただけたら」と、熱のこもったトーンで締めくくった。

映画「マスカレード・ナイト」は、全国東宝系で公開中。

©️2021 東野圭吾／集英社・映画「マスカレード・ナイト」製作委員会
配給：東宝

最新情報は、映画「マスカレード・ナイト」公式サイトまで。