毎週木曜22時より、フジテレビで放送中のドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』。9月3日(木)に放送される第8話に田中幸太朗、東根作寿英のゲスト出演が決定した。
本作は、日本の連ドラ初となる病院薬剤師が主人公の新・医療ドラマ。石原さとみ演じる葵(あおい)みどりが、新人の相原(あいはら)くるみ(西野七瀬)と、先輩の瀬野章吾(せの・しょうご/田中圭)ら薬剤部の面々とともに、患者の“当たり前の毎日”を取り戻すために奮闘する姿を描いていく。
田中が演じるのはアレルギー性鼻炎に悩み、萬津総合病院で薬をもらっている増田航平(ますだ・こうへい)。増田の調剤を担当するくるみは、増田が高い頻度で薬をもらいにくることを不思議に思い、「薬はまだ残っているはずだ」と言うも、増田は「もうないです」と冷たく答え、そそくさとその場を去ってしまう。
出産を控える妻が入院中のため、幼い息子、翔太の面倒を1人で見ている増田。そんな余裕のない増田が薬を頻繁に受け取る理由とは?薬を取りに来たある日、瀬野が増田の息子・翔太が目をかゆそうにこすっているのを気にして…。
東根作が演じるのは、「笹の葉調剤薬局」の代表・仁科敦夫(にしな・あつお)。「笹の葉調剤薬局」は在宅医療に特化した薬局で、在宅医療を学ぶためにやってきた、みどりと小野塚綾(おのづか・りょう/成田凌)を連れて、さまざまな患者の家を回りながら、仕事を説明する。
第8話では、病院薬剤部と調剤薬局の連携強化を目的とした2週間の研修にみどりが参加することに。「ナカノドラッグ」勤務の小野塚とタッグを組み、在宅医療に特化した「笹の葉薬局」で勤務する。
在宅医療の経験を積もうと積極的なみどりに対し、24時間対応の在宅医療は「俺には向いていない」と冷めた態度の小野塚。そんな正反対の2人が向き合うことになる患者は、“調剤の魔術師”の異名を持つベテラン薬剤師・荒神寛治(あらがみ・かんじ/でんでん)の妻・泰子(やすこ/大塚良重)。
泰子はがんを患い、余命いくばくもない終末期の患者だった。25年目の結婚記念日に「手品で泰子を喜ばせたい」と願う寛治のために、みどりと小野塚が取った行動とは?
<田中幸太朗 コメント>
今回台本をいただき、すごく意義のある役だなと思いました。なぜなら、自分は薬に対して恥ずかしながら少し甘い認識をしていたからです。
「薬は飲みきってくださいね〜」と言われても、風邪薬だからとっておこうとしたこともあります。ですが、それによって大切な人を危険にさらしてしまうかもしれない。思わぬ事故は身近に潜んでいるんだなぁと恐ろしくなりました。
この番組、この役を通じて皆さんと一緒に勉強できたらと思いますので、ぜひ見てください!
<東根作寿英 コメント>
『アンサング ・シンデレラ』は大好きなドラマなので出演はうれしかったです。同時にプレッシャーもありましたが、ポジティブに、ひたむきに作品と役に向き合おうと思いました。
今回演じた仁科と自分との共通点はそこにあったかなと思っています。仁科もポジティブにすべてを受け入れながら、迷ったり揺れたりしながら日々の仕事に真摯(しんし)に向き合っていたのかなと。今回も皆さまの心を揺さぶるドラマになっていると思います。
<第8話 あらすじ>
葵みどり(石原さとみ)たちが“調剤の魔術師”と称える荒神寛治(でんでん)が、休暇を取ることになった。手品を練習するためと言う販田聡子(真矢ミキ)に、みどりたちは納得出来ない。ただでさえ忙しい薬剤部に人員の余裕はないのだ。
販田は荒神の仕事は自分が兼務すると言うが、薬剤部から1名を調剤薬局の研修に出すことになったとも伝える。みどりが名乗り出るが、刈谷奈緒子(桜井ユキ)は猛反対。だが、みどりの代わりに瀬野章吾(田中圭)が薬剤部に張り付き、救急センターへは必要な時に行くよう販田は手配していた。
みどりが研修するのは在宅医療に特化した笹の葉薬局。みどりが笹の葉薬局を探していると小野塚綾(成田凌)に声をかけられる。小野塚も在宅医療を学ぶようナカノドラッグの店長に指示されていた。
2人が薬局を見つけると、店から代表の仁科敦夫(東根作寿英)が飛び出して来て、挨拶もそこそこに2人を患者の家へと連れて行く。仁科はさまざまな患者の家を回りながら、みどりたちに仕事を説明。高齢者の患者が多いため、仁科たちは薬の管理の他に、食べ物や副作用のチェックなども行っていた。
そんな時、末期がん患者の家へ行ったみどりたちを荒神が出迎える。患者は荒神の妻、泰子(大塚良重)だった。
一方、相原くるみ(西野七瀬)はアレルギー性鼻炎の増田航平(田中幸太朗)に服薬指導。くるみは服薬量が多いことが気になるが、増田は意に介さず帰ってしまう。そんなやり取りを見ていた瀬野は、航平と一緒に来ていた息子の翔太(川原瑛都)が気にかかる。