8月14日(金)のフジテレビ『ダウンタウンなう』に、木村昴が登場。今回も夏休み中の坂上忍に代わり、ウエンツ瑛士が進行を担当した。

2005年、当時14歳の若さで国民的アニメ『ドラえもん』のジャイアン役の声優に抜擢された木村。

お店に登場すると早速、ジャイアンの声で「浜田!松本!会えてうれしいぜ、心の友よ!俺が木村昴だぜ!みんなよろしく!」と自己紹介。松本に「(今日)これが一番盛り上がるところ。ピークでしょ」とジョークを言われて、ハシゴ酒がスタートした。

音楽一家で育った木村少年はバイオリンケースを開いて気絶!?

ドイツで生まれた木村は、7歳で来日。父がドイツ人のオペラ歌手、母が日本人の声楽家という音楽一家で、演奏会に同行してヨーロッパを周り、常にクラシックに触れて育ったという。

幼少期からバイオリンを弾いていた木村は「僕がコンサートマスターになって、そのオーケストラで歌うことが、母の夢だった」と語る。

この日の“飲み仲間“山﨑夕貴アナウンサーから「今でもバイオリンを?」と聞かれた木村は、「今はやってないんです。やっぱり両親がこうだと、むちゃくちゃクラシック嫌いになるんですよ」と吐露。

木村:中学1年生の時、演奏会でバイオリン弾いてたら、イヤすぎて、ステージの上で気を失って倒れちゃったんです。

松本:笑ろていいのかアレやけど…。イヤすぎて!?

木村:はい。イヤすぎて。「メヌエット」弾きながら…。

松本:(驚いた表情で無言に)

木村:しまいには、レッスンのときにバイオリンケース開いただけで気を失っちゃったんです。

松本: 今も、バイオリンケース開いたら気絶するんですか?

木村:すぐイクと思います!

つらい過去を笑いに変えて話す木村に、浜田は「ほんまかい!」とツッコみ、松本はスタッフに「(バイオリンケース)用意しとけよ」と一言。一同は、大ウケとなった。

ジャイアン合格後はスキャンダルに怯える日々…

14歳で『ドラえもん』のオーディションに合格し、国民的キャラクターを引き継いだ木村に、声優仲間からのタレコミが寄せられた。

まずは、関智一が 「松本、浜田のくせに生意気だぞ!」というスネ夫の声で、VTRに登場。「木村くんは、スキャンダルを相当気にしてるから、(僕は)プライベートの情報は何も知らないんですよ」とコメント。

続いて「キャー!!浜田さんのエッチ~!」と、しずか役のかかずゆみも登場し、同じく「(木村は)女性関係は本当に言わない。もう実は結婚してたらどうしよう~」と言って笑った。

木村:合格した瞬間に言われたんですよ。「とにかく気をつけてくれ」と。「これからの人生を『ドラえもん』中心に生きてほしい」と…。

プレッシャーを感じた木村は、警戒心がエスカレート。「ずっと、どこかで誰かに見られてるんじゃないかという気分になっていくんですよね」と言い、スキャンダルの恐怖に怯えているという。

木村:中学生の時、通っていた塾に自転車を停めていて。サドルにタバコが置いてあったんです。箱で。「俺、これ試されてるな」と思って。

松本:怖い怖い怖い。

浜田:君がカバンに入れ忘れたんじゃなくて?

木村:僕のではないです。いや、本当に危ない、危ない。

一同:(爆笑)

木村:想像をブワーッって膨らまして、「このタバコを手に取った時に写真撮られたら、俺が吸ってるみたいに見えるな」って。

松本:はいはいはい。

結局、木村は「自転車、ガッシャーンって」足で蹴って難を逃れたという話に一同、大笑い。

さらに木村が「自転車のカゴに“鬼ころし(日本酒)”入ってたときもあって」と言うと、浜田は「アッハッハッハ」と手を叩いて笑い、松本は「えぇー!?わざと誰か仕組んでるなぁ」と目を丸くした。

そんなことがあってから「絶対、誰かに監視されてる」気分になってくるという木村。彼女ができても周囲には言わなかったというが、「俺だって、路上のど真ん中でディープキスとかしてみたいですよ」と冗談交じりに本音をもらした。

「いっちょカマすぜぇー!」木村VSウエンツの即興ラップバトルが勃発

木村は、大人気の男性声優による“音楽原作キャラクターラッププロジェクト” 「ヒプノシスマイク」のメインキャラとしても活躍中。

木村が「フリースタイルで戦うんですけど、即興がバトルの醍醐味なんですよね」と説明していると、松本がウエンツに向かって「ラップできないの?」と話を振る。

急なパスにも関わらず、ウエンツは表情を変えずに「いやいや、だって(僕)イギリス行ってましたからね」と平然。木村に「うおぉー!」と煽られても、「だって、言葉を生業にしている職業ですよ」と自信満々。

木村:テテテテテーン!

ウエンツ:チューンチューンチューン!

2人はラップバトルの効果音を口で真似し合うと、木村が「オッケイ!そんじゃ、いっちょカマすぜぇー!」と叫んで、木村VSウエンツの即興ラップバトルが勃発した。

木村: YO!ドイツうまれ、どこのどいつ、俺だ!こいつの名前ウエンツ瑛士!俺らでやってやるぜ、ラップバトル!バトルされどバトル…俺はやってやるぜ、おまえのこめかみにブチ込むフリースタイル、YO!かかってこい、ウエンツ瑛士!カモンyeah!

ウエンツ:…。

木村の流暢なラップに圧倒され、ウエンツはニヤつくだけで何も言えなくなってしまう。浜田が「ないんかい!」とツッコみ、松本は「行け!行け!」というジェスチャーで応援するが…。

ウエンツ:まず、いつ入るの?これ…。

一同:(爆笑)

松本:長いもんな!

ウエンツ:攻守交代のタイミングがわからなさすぎて(笑)。

応戦しようにも入り方がわからず泣きそうなウエンツだったが、意を決して「YO!YO!YO!」とラップをスタート。

ウエンツ:昴!はるか昴ぅ!おまえのルーツ、デーツにしてぐちゃっとしてやるぜ!これだけは言わせてくれぇ!この物語の結末、全然見えねぇ!どうしたら終わるかぁ!ヤバイぜ!イギリス帰り、一番汗かいてる!ありがとうぅ!!

ウエンツは渾身のラップで逆襲をしたものの、松本は「(今の)ラップなんかなぁ」と首を傾げていた。